秋川滝美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
装画のオレンジ色の灯りを見ると、思わず訪れたくなる気持ちがわかる気がしました。
カフェ・ポラリス。
北極星という意味の名前の深夜カフェ。
店主の朱里は、訪れる客が必要とする食べ物を的確に出してくれる明るい女性。出される料理の描写が細かくて、とてもおいしそうでした。しかも彼女と話していると、いつの間にか悩みが前向きな方向に向かいます。
深夜に少しほっとしたいなと、この場所にたどり着いた人達がどんどん元気をもらっていく様子は、読んでいて心地よかったです。たった一度このカフェで食事をし、話をするうちに、悩みの解決の糸口をもらったり、励まされたり、癒されたり···と、羨ましいばかりでした。
実は北極星はちょっとずつ動いているそうです。北極星と同じように、少しぶれても悩みがあったとしても、人には明るく「大丈夫」と言えるポラリスの店主の朱里。読後、彼女のことをもっと知りたいと思いました。
〈目次〉
夜更けのぬくもり
開けない夜
妻の決断
通院患者の迷い
医師の悩み
-
ネタバレ 購入済み
うーん
不穏な展開。
ただ店主の心遣いとおいしい料理で良かったね、で終わらないのはこの作品の魅力だけど、
気心の知れた常連しかいないようなこの店でweb口コミなんていかほどの意味が・・・。 -
Posted by ブクログ
ひとり旅日和からハマった作家さん。
旅ものをずっと読んでたので、そんな作家さんが不動産の話を出したと言うことで、読んでみた。
主人公は36歳の真琴。ま、あまり年齢を強調するのも何だけど、新卒で不動産会社に入って、14年。
それなりのベテランと言うことを強調するには必要なのだろう。
どうしても一軒家に住みたい50代夫婦。子供の出産を控え、引っ越しを考える夫婦。マウントの為に駅前の高層マンションの上階に住みたいと言う夫婦。
引っ越しの理由、条件などは人それぞれ。真琴は悩みながらも、幼馴染の恵やバーの店長に支えられ、お客様一人一人に向き合っていく。
全体的に悪い話ではないのだけど、不動産パート短くない?
恵のお店やバーのシーンが長くて、いつも読んでるひとり旅日和を読んでる感覚になってしまう。
もちろん主人公の性格は全然違うけど…
あと長年付き合ってた恋人の存在も、ただ貶されるだけで、ちょっと可哀想だった。
もう少し不動産業界の裏側を濃密に書いて欲しかった。