成田良悟のレビュー一覧
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ネタバレ初めらへんはこの巻のもとを築くようなストーリーが展開されます。
ほとんどイザヤ関係です。イザヤの今の状況を挟みつつ、中学時代を振り返ったり。セルティや新羅もちょこっとだけ出てきたり。
…とまあ始めから中盤にかけては比較的穏やかな話が続きますが、最後らへんに進むとおもしろくなります。
それこそ新幹線が進むような速さで、今まで築いてきたもとをひっくり返すような展開が連続されます!
心のなかがぐるぐるかき混ぜられるような感覚に襲われますので覚悟してください(笑
あちこちに張り巡らせた伏線をあっという間にてきぱきと回収する作業は素晴らしいものです!
最終的に、ページをめくる手が止まらないような -
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面白い!!外伝というよりも、本編の一部と言っていいかも。一護が力を失っている時期の物語なので、本編には成り得ないのですが、かなり本編に近いテイストで、登場人物達に対する深い愛情と敬意が感じられます。後編を読んだ後ですが、読んで良かった、かなり感動しました。
後編の後書きにありましたが、成田先生の書かれた描写が、久保先生が書こうと思っていた伏線であったということなのです。更木剣八についての話ですが、ああそうなのかと納得。
物語のメインになるのは、謎の破面の女性と、彼女を救おうとする英雄、ドン・観音寺。女性を狙うザエルアポロそっくりな男と、封印されていた大逆犯・痣城剣八。そして、現役十一番隊長の更 -
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Posted by ブクログ
バッカーノ!のクライマックスに向けた三部作の序章にあたるストーリー。
ラブロがいつも通り好き勝手自分勝手に色々やらかしてますが、ラストではちょっとした『仕返し』というか、ラブロの思い通りにいかないことがちょっとずつ浮き彫りになって
また壮大でカオスな《馬鹿騒ぎ》の予感。
成田先生の文章は読みやすいですし(ただちょっと話が込み入ってるけど…)、エナミカツミ先生のイラストも素晴らしいです。
成田先生自身、数多の人気シリーズを抱えてる作家さんなので次の《馬鹿騒ぎ》が見れるのはいつになるか分かりませんが、気長に待ちたいと思います!
ヒューイとモニカには幸せになってもらいたい…! -
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この年代のヒューイはとことん主人公だなぁと思ってたけど、出番少ない今巻もまだまだ熱かった。エルマーといる時だけ昔ヒューイに戻るのは半分くらい意識的なのかな、とか。忘れないように。繋ぎ止めておくために。今までの実験が全てモニカに会うために繋がるのだったらそう変わってないのかもしれないけれど。表面どクールなのに内面熱いとかシャーネの父ちゃんだなぁなんてしみじみ。そういやモニカとの子供どうなった。こっそりフェルメが船に乗せてたりしたんだろうか。ルーキーが奴の手のひら上にある以上監視下にあったと思われるわけだがいかに。つーかそもそもヒューイ自分に子供いること知らないよな?愛した人との子供を手に抱けない
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“「その頼みを聞くと……」
エルマーの望みは解りきっている為、ヒューイは先に答えを告げた。
「すぐには笑えないかもしれない。だが、俺が目的を果たしたら……一年前の約束を果たす」
一年前の約束。
——「君は、モニカを助けると嬉しいかい?」
——「……あたりまえだ」
——「モニカとまた会えたら、笑うかい?」
そうしたやり取りの後、ヒューイは、力強くエルマーと約束したのだ。
——「人生最高の笑顔を見せてやる」
過去のやりとりを思い出し、エルマーは確信した。
ヒューイが何を望んでいるのかを。
詳細は解らないが——確かに、彼はモニカにもう一度会うつもりなのだと。
降霊術でも学ぶつもりなのか、あるいは死者 -
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ネタバレ余章Bのインパクトが強すぎて・・・!!
チェスがかわいそうだけどかわいい萌える。
1931でミリアの「もう笑ってもいいんだよ」に救われて、2001でエルマーのおかげで(本人の前ではツンデレ発揮して笑わなかったけど)素直に笑えるようになって・・・と、ここまできての2002Bラストですか。
「嬉しいですか?笑っても良いんですよ?」って、よりにもよってその言葉でチェスを追い詰めるフェルメートさんまじ外道(褒め言葉)
きっと2003でエルマーが救ってハッピーエンドなんでしょってわかってるから、安心してフェルメートの悪党ぶりとチェスのかわいさに萌えられますね。フェルさんいいぞもっとやr(強制終了)
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Posted by ブクログ
“エルマー、グラハム、シャフトの三人で構成されたこのチームにおいて、唯一の常識人であるシャフトは先刻から狂った会話を聞かされて何度も溜息をついている。
そんな中、ようやく『何故その少年を捜すのか』という確信に迫った事に、シャフトはようやく話が進むのかと顔をあげたのだが——
返ってきたのは、奇妙な答えだった。
「うん......俺はね、あの子が幸せになれるかどうか知りたいんだ」
「なに?どういう事だ」
レンチを頬に当てて首を傾げるグラハムに、エルマーは口を開き——
「そうだね、これから先は俺の推測も混じるから、誰にも言わないで欲しいんだけど」
淡々とした調子で、一つの『答え』を吐き出した。”
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