成田良悟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本編以降の臨也の話。
静雄との死闘のあと、体はぼろぼろになったが作者曰く「池袋という呪縛から解き放たれた」臨也がリハビリと称してやりたい放題やってる。
とはいえ、車椅子であるという設定が心憎い。
呪縛から解き放たれたとはいえ、肉体は縛られている。だからこそ、彼は人を使う。
池袋では、<情報>を使っていたけれど、ここでは明確に<人>を使っている。そして<人>は、誘蛾灯の誘惑に抗えないように臨也のもとに集まってしまう。
結局のところ、臨也の魅力とは何なのか、という点を追及しようとして、別次元に飛ばされた。そういう物語なのだと思う。
池袋の面々が臨也について語ってる幕間が、味わ -
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Posted by ブクログ
「デュラララ!!」シリーズ作者の成田良悟が書くFateシリーズの新しい偽典。解説の奈須きのこの気合いの入りようから分かるように、これは成田良悟がタイプムーンという惑星で自由自在に筆を振るって遊び尽くした物語だ。時は第五次聖杯戦争のあと、時計塔のロード・エルメロイⅡ世が弟子育てという才能を開花したのち。アメリカ西海岸の一都市で偽物の聖杯戦争が開かれる。1巻は物語のプロローグ。聖杯戦争に参加するマスターの紹介と黒幕らしきものが登場する。あのギルガメッシュとエルキドゥが共にサーヴァントとして参加するというだけでもわくわくするのに、マスターが銀狼だったり吸血主だったり、ロード・エルメロイⅡ世を悩ませる
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Posted by ブクログ
大人買い、一気読みをお勧めする、私は
何と評価したもんかな・・・何っつーか、残念な漫画なんだよな
いや、内容は絶好に面白い
正統派のファンタジーのようでいて、読み手の心を掻き毟るダークなシーンもあるので読み応えはバッチリ。成田先生の作品を読んだ事がない私には参考かつ読む前の気概ができた
それだけに全3巻ってのは残念と言うより、ファンとしては悔しい訳で
成田先生と天野先生、こんだけの強力なタッグなのに、それでも、WJの連載陣の椅子に座り続けるのは難しいんですね(そういう意味では、私が唯一、現在のWJで大嫌いなあの漫画も凄い、と思い直すべきなのか?)
話間、巻末、カバー下、どこもオマケが充実してい -
Posted by ブクログ
ネタバレモニカの死後から船出港まで。
姿をくらませていたヒューイの出番は少ないぶん、女性貴族の襲来、仮面職人の復活、セラードやヴィクター参戦と、みるみる役者が揃っていくばか騒ぎは目が話せません。
アニメでは悲劇のカップルとして眩しく描れていた弟グレットですが、原作では案外小者担当…
フェルメートの暗躍やヒューイの目的、爆発事件の真相など伏線も良く機能し、最後まで読めない展開。完成度高いです。
個人的には伯爵の活躍に期待していたのですが、思ったよりも展開に噛んでこないまま、島編終了してしまったなという印象。あの貴族が不死身になっているのなら、もしかしたら伯爵も…?ともう少し期待しておきます。
あとがき後