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「俺は、人間を観察する為に最低限の技術と知識さえあればいいさ」折原臨也という男は、名探偵というわけじゃない。寧ろ、その全く逆の存在だ。あいつは自分の目の前で起こった事を、大抵の事は躊躇い無く受け入れる。目と鼻の先で実の家族が撃ち殺されようが、臨也はその殺人犯に対して笑顔で語りかける。──『今、どんな気分だい?』ってな。だから、折原臨也は倫理的に褒められるような行動はしないし、論理的な推理もしない。目の前で起こった事を淡々と受け入れて、さも『全部自分の予想通りだ』って面をする。あいつは犯人や被害者を追い詰める道化師だ。恨みも怒りも無いのに、ただ、自分の楽しみの為に追い詰めて追い詰めて……そのまま相手が崖から落ちたのを観て笑う嫌なピエロだ。折原臨也は名探偵じゃない。どこまでも強気なピエロで、関わった奴をみんな沼に引きずり込む疫病神だ──。
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Posted by ブクログ
珍しく、臨也が巻き込まれる話。
っても、切っ掛けは巻き込まれなんだけど、最終的には彼がかき混ぜまくるというやっぱりな展開。
舞台は、スタジアムで野球の観戦にきている臨也一行。
似合わねぇ、って。と思ったけど、人間観察的観点だと、十分面白いらしい。確かに。
で、臨也の存在が推測を生み、それが回って回ってぶっとぶ展開になるのである。
さすが。
こちらの想像の斜め上をいきます。
とはいえ、相変わらず臨也は車椅子なので、行動範囲が狭い。
なので、周りが行動を起こす。どうしても地味になるよね。
まぁ、それでもきちんとラスボスの体を保ち続けるのだから、彼の存在感はすごい。
で、なんとなく最終的に<いい話>な感じになったのが、不思議ww
このまま、黄門さま御一行のようになっていくのか?って思うぐらいだよ。
最後のおまけにくすっと笑ってしまった。
渋谷の臨也は、ちゃんと彼の中に残っているんですね。
いやあ、楽しかった。
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