感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年12月27日
アドウェナ・アウィス号に錬金術師達が乗り込むまでに何があったか…
シルヴィがエルマーに出会い
ヴィクターがナイル、ザンク、田九郎と出会う
姿を消していたヒューイが街に戻り、度重なる爆発事件でドンメルテル家と一般市民が錬金術師を疑う
不老不死となってもヒューイとエルマーは何も変わらず、エルマー...続きを読むの不気味さをフェルメートはようやく知る
Posted by ブクログ 2014年08月27日
モニカの死後から船出港まで。
姿をくらませていたヒューイの出番は少ないぶん、女性貴族の襲来、仮面職人の復活、セラードやヴィクター参戦と、みるみる役者が揃っていくばか騒ぎは目が話せません。
アニメでは悲劇のカップルとして眩しく描れていた弟グレットですが、原作では案外小者担当…
フェルメートの暗躍やヒュ...続きを読むーイの目的、爆発事件の真相など伏線も良く機能し、最後まで読めない展開。完成度高いです。
個人的には伯爵の活躍に期待していたのですが、思ったよりも展開に噛んでこないまま、島編終了してしまったなという印象。あの貴族が不死身になっているのなら、もしかしたら伯爵も…?ともう少し期待しておきます。
あとがき後のお話がとてもよかった。不死身になり船を降りた錬金術師
釣に興じるヒューイとエルマーがフェルメートと交わす会話もさることながら、親友ふたりが約束を手に別れるところ。物語の始まりを感じさせます。
Posted by ブクログ 2012年02月01日
バッカーノ!のクライマックスに向けた三部作の序章にあたるストーリー。
ラブロがいつも通り好き勝手自分勝手に色々やらかしてますが、ラストではちょっとした『仕返し』というか、ラブロの思い通りにいかないことがちょっとずつ浮き彫りになって
また壮大でカオスな《馬鹿騒ぎ》の予感。
成田先生の文章は読みやす...続きを読むいですし(ただちょっと話が込み入ってるけど…)、エナミカツミ先生のイラストも素晴らしいです。
成田先生自身、数多の人気シリーズを抱えてる作家さんなので次の《馬鹿騒ぎ》が見れるのはいつになるか分かりませんが、気長に待ちたいと思います!
ヒューイとモニカには幸せになってもらいたい…!
Posted by ブクログ 2011年12月21日
この年代のヒューイはとことん主人公だなぁと思ってたけど、出番少ない今巻もまだまだ熱かった。エルマーといる時だけ昔ヒューイに戻るのは半分くらい意識的なのかな、とか。忘れないように。繋ぎ止めておくために。今までの実験が全てモニカに会うために繋がるのだったらそう変わってないのかもしれないけれど。表面どクー...続きを読むルなのに内面熱いとかシャーネの父ちゃんだなぁなんてしみじみ。そういやモニカとの子供どうなった。こっそりフェルメが船に乗せてたりしたんだろうか。ルーキーが奴の手のひら上にある以上監視下にあったと思われるわけだがいかに。つーかそもそもヒューイ自分に子供いること知らないよな?愛した人との子供を手に抱けないどころか存在すら知らないなんて悲しすぎる。知ってたら死にものぐるいで探しただろうか。
Posted by ブクログ 2011年12月18日
“「その頼みを聞くと……」
エルマーの望みは解りきっている為、ヒューイは先に答えを告げた。
「すぐには笑えないかもしれない。だが、俺が目的を果たしたら……一年前の約束を果たす」
一年前の約束。
——「君は、モニカを助けると嬉しいかい?」
——「……あたりまえだ」
——「モニカとまた会えたら、笑うかい...続きを読む?」
そうしたやり取りの後、ヒューイは、力強くエルマーと約束したのだ。
——「人生最高の笑顔を見せてやる」
過去のやりとりを思い出し、エルマーは確信した。
ヒューイが何を望んでいるのかを。
詳細は解らないが——確かに、彼はモニカにもう一度会うつもりなのだと。
降霊術でも学ぶつもりなのか、あるいは死者を生き返らせる科学が生まれるのを待つのか、黒魔術で死者を蘇らせるつもりなのか、具体的な方法は解らない。
だが、彼は確かに、モニカが最後に呟いた「また会おうね」という言葉を果たそうとしている。モニカにとっては死に際の別れの挨拶か、あるいは朦朧とした妄言だったかもしれないが——ヒューイ・ラフォレットにとっては、確かにそれは『約束』なのだ。
エルマーはヒューイの言葉の奥にある明確な決意を感じ取り、ニヤリと笑う。
「そう言われたら……俺が断れないの知ってるだろ?」”
ヒューイとエルマーの仲が凄く好きになった。
1934年辺りを読んでいた頃にヒューイに対するイメージがこの1700年代でがらりと変わった。
今までの本でのヒューイとエルマーがお互いに相手のことを語ってる場面とか読み返してみるとなんというかもう。ううう。
シルヴィの過去も意外だったー。
ただ、前の本でシルヴィ、錬金術師になった理由がちゃんとあったような気がしたんだけど…船に乗ってから決めたのか?
2003年がとても楽しみ。だって女性二人もちゃっかり不死者になっちゃってるし。
ヒューイとエルマーってまだ会ってないんだっけ?
楽しみ楽しみ。
“ヒューイはそれに頷くも、続けて小さく首を振った。
「モニカが良くても、俺が嫌なんだ。だから、これは、俺の個人的な我が儘だ」
そして、改めてエルマーに顔を向け、友人としての願いを告げる。
「だから、俺がどれだけ変わってしまっても……エルマー、お前は変わらないでくれ。残酷で、途方も無い願いをしているというのは解っているが……お前が変わらないでくれていたら、俺は、お前の存在を頼りに、モニカと愛し合っていた頃の俺に帰れるかもしれない」
対するエルマーの答えは、単純だった。
「一年前の約束、ちゃんと護れよ」
「ああ」
「モニカとまた会えたら……モニカと二人で、俺に最高の笑顔を見せに来てくれよ」
それを聞いて、ヒューイが苦笑する。
「条件が厳しくなってるぞ」
「そのぐらい、いいだろ?70年ぐらいの人生が永遠になっちゃったんだからね。永遠に変わらないようにするのって、きっと凄く大変だろうし」
「お前なら、できるさ」
ヒューイの微笑みを見て、エルマーは満足そうに頷いた。”
Posted by ブクログ 2017年06月01日
年代別に読むバッカーノ三冊目。初読。1700年代をもっと読みたいなと思ったけど、タイトルとしてはもうなかったかな? 読んだことない巻結構あるから、今後も楽しみ。
Posted by ブクログ 2014年05月26日
バッカーノの17冊目。
1700年代ラストでアドウェナ・アウィス号の出港前を描く作品。
エピローグで、えっこの人!って人が出てきて、2000年代での波乱を感じる。
Posted by ブクログ 2013年04月12日
一気に読み終えました。それぞれの内情が知れて面白かったです。
中世編もこの巻で完結という訳で、今後1935年編や2003年編に繋がるらしくワクワクしています。
シリーズの背景を知りたいなら一読することをお勧めしたい一冊です。
Posted by ブクログ 2012年08月26日
1700年代完結編です。
伏線が入り交じった構造は相変わらず刺激的で、鳥肌ものでした。
注目すべきキャラはやはりヒューイ・ラフォレット。
確かに彼の行動は世間を騒がすものでしかありません。
しかしその奥に感じるのは「愛」という純粋な原動力。
どんな異形をとっていても憎めない存在・・・・・・
そうい...続きを読むう彼だからこそ、三百年の間色んな信者を抱えていられたし、エルマーみたいな輩をずっと親友として見る事が出来る。
そこが彼とフェルメートの根本的な違いではないでしょうか。
なにがともあれ、ヒューイとその仲間達が積み重ねた様々なものが遠い未来に訪れるバカ騒ぎを明るい方向へ導いてくれるはずだと、今はそう信じていたいです。無敵の婿さんがついている事ですし(笑)1935がとても楽しみです!
Posted by ブクログ 2012年02月23日
やっぱり成田良悟はいいわ~
これが本当のはじまりの物語。
ヒューイは結局どうなっていくんだろう?
一気にまとめてバッカーノ読みたいなぁ~
笑顔中毒と言うのは不特定多数の人間に向けられるのは恐ろしいことなんだね。
僕も今、笑顔にしたい人がいるけれど誰も彼もってわけじゃない。
そんなことできない...続きを読む。
エルマーみたいに残酷なまでに笑顔を追求できないよ。
ヒューイの頼みで変わらずに笑顔中毒者を貫くエルマー。
果たしてエルマーは幸せなのかな?
Posted by ブクログ 2012年01月06日
ふおぉーーー!!面白かった!前回の1710はだいぶ前に読んだきりだったので忘れかけてて、最初のほうはモニカの最期について思い出すのに苦労しましたが・・・。エルマーは相変わらずだし、フェルメートはだんだん本性が見えてきて、今後を考えると怖くなるし。スペランの女性好きに癒された。ヴィクターの性格がすきだ...続きを読むなあ。それにしても・・・、ザンクて現代に出てこないキャラだっけ?記憶に自信がない。マイザーの弟は頼りない男で少しがっかり。セラードの爺様は意外とまともだね。ヒューイは・・・悟りきったようになってたけど、そこがなんか悲しい。ヒューイの心情の変化は改めて追いかけたいなあ。
フェルメートとエルマーで今後どんな作用を生み出すのか、楽しみです。
最後に騙されて、最後の最後に驚かされた。そんなお話でした。ルクレツィアが好きだわ。今後も出てくるのかな。そして、ニキは・・・。
次回が楽しみだ♪
Posted by ブクログ 2012年01月04日
シリーズの根幹に関わる部分がだいぶ明らかにされて、終わりが近いのかなと感じる。これまでは謎めいた存在だったヒューイもだいぶ肉付けされた感じ。このシリーズ最強キャラはやっぱりエルマーかな?
Posted by ブクログ 2012年01月03日
アドウェナ・アウィス号はついに海にでる。
不死者誕生秘話の最終章。
船に乗ることになった面々が、それぞれ思惑があり、偶然があって、という展開はまさにエンターテイメント。
が、しかし、全体を悪意が覆っている感がいなめない。
それも、ねじれて歪んだ悪意たちだ。
恋人を失ったヒューイの悪...続きを読む意が、一番直球のように感じるのだからどれだけねじれているんだ。そもそも、そのヒューイの悪意ですら、歪んだ形でしか表にでていないのに。
おかげで、エルマーの「笑顔が見たい」という、異様ではあるけれど悪意はないはずの気持ちですら、結局は悪意から発生しているのではないかと思ったぐらいだ。
そして、今まで名前はでてきても存在が薄かったフェルメートが、明確な悪意として姿を現す。
のちにチェスに喰われたはずなのに、そうでもないらしいので、この先の展開の重要人物なんだろうなぁ。
にしても、この1700年代の話と1930年代の話で、変った人間もいれば変わらずにいる人間もいて、結局人は<個>では成り立たないのだろうなと思うのである。
変らずにいるということもまた、<他者>の影響を受けずにはいられない、影響を受けてなおかつ揺るがずにいる強さというか頑固さが決意であり、異様さなのだと思うのである。
…しかし、結局不死者ってすごい多いんですけど。
大丈夫なんすかねww
Posted by ブクログ 2011年12月17日
ラスボスはエルマーで決まりですね。
過去編が壮絶だったので、ヒューイが実験マニアになったのがわかる気がします。愛の物語と言っても過言ではないと思います。
シリーズ完結に向けてみんながどう集まるのか楽しみです。
Posted by ブクログ 2011年12月16日
【ネタバレあり】
相変わらずのバッカーノ。
鬼畜外道野郎がヒィヒィ言ってるのには、やったねエルマー! さすが魔王! と思ったけど、
フェルメートにも人間的な面があると知ると、なんか拍子抜け。
もっとひでぇ取り返しのつかない奴かと…うんこれから何百年でそうなっていくのかもしれないけど。
こいつが大ボ...続きを読むスとして2003に君臨するのかぁ…何をやらかしてくれんのかなぁ。
ヒューイといえば、やっぱりホムンクルスはモニカのためだったの?
ルネ先生の「実験台」は結果シャーネってことでいいのかしら。
お嬢様がネブラ関係だったらどうしよう。
そろそろマルティージョが恋しい。
Posted by ブクログ 2011年12月13日
久方ぶりのバッカーノ。成田良悟はやっぱりこれが一番好き。題名がもう彼の作風そのままだし。
相も変わらず、キャラが多すぎる故の騒がしい話。しかしそのキャラクタが皆魅力的なため退屈せずに読める。今回はヴィクターへの愛が深まった。フェルメートが最低で嬉しい。エルマーが好きすぎる。
どうやら長かったバッカ...続きを読むーノもそろそろ終わりが見えているようで寂しい限りです。最終巻は今までのキャラ総出の勢いでやって欲しい。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
なんだかんだで楽しめた一冊。
不死者増えすぎだし、登場人物多すぎで正直わけわからんところもあるけど。
いろいろいクライマックスにむけての序章、ということで、終わるのか、このシリーズ!と驚愕。
どっちかっていうとそっちの驚きのほうが先行だな。