あらすじ
その夏、死を恐れる新聞記者は殺人鬼と出会い────死にたがりの少年は、不死者と出会った。 1932年、NYの街を恐怖に陥れていたのは、『アイスピック・トンプソン』という奇妙な事件だった。『アイスピック・トンプソン』が現れるのは決まって雨の日。アイスピックを凶器に何度も何度も突き刺され、雨が血を流していく──。 DD新聞社をはじめ、連続殺人鬼の記事や話題で持ちきりな中、警察はグラハム・スペクターという不良少年に疑いをかける。一方、NYを訪れていたエルマーも殺人鬼にあたりを付け始め、グラハムと出会うことに。そして、自分達の関係者たちが殺されていくガンドールたちも、徐々に事件の中心へと近づいていき……。
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Posted by ブクログ
“エルマー、グラハム、シャフトの三人で構成されたこのチームにおいて、唯一の常識人であるシャフトは先刻から狂った会話を聞かされて何度も溜息をついている。
そんな中、ようやく『何故その少年を捜すのか』という確信に迫った事に、シャフトはようやく話が進むのかと顔をあげたのだが——
返ってきたのは、奇妙な答えだった。
「うん......俺はね、あの子が幸せになれるかどうか知りたいんだ」
「なに?どういう事だ」
レンチを頬に当てて首を傾げるグラハムに、エルマーは口を開き——
「そうだね、これから先は俺の推測も混じるから、誰にも言わないで欲しいんだけど」
淡々とした調子で、一つの『答え』を吐き出した。”
エルマー!!
狂気を感じるけど好きだよエルマー。
グラハムも大好きだからこの二人の絡みとかもう楽しすぎた。
展開がまた、毎回のごとく思わぬ方向へと進むし。
150ページの「エリータ」というのは伏線ですか違いますか。
“「そうだなって......」
「ラッドの兄貴と一緒にいた頃は、こんなの日常茶飯事だったろ?」
「その血塗れな日常が終わりを告げて喜んでた俺の気持ちを汲んでくれませんかねえ......?」
「解った、汲もう!」
言うが早いか、グラハムは雨に濡れた手をポンとシャフトの肩に置き、哀れむような目で、
「......大変だと思うが、まあ、なんだ、死ぬな」
と、ただそれだけを口にした。
「よし、行くか!」
「なんで俺、この人の舎弟なんかやってるんだろう」
傘を持たない方の手で頭を押さえるシャフト。
その肩に、今度はエルマーが手を乗せた。
「悩み事かい?じゃあ、とりあえず笑おう!笑顔ってのはジャンケンで言えば後出しなんだ。どんな悲しみも怒りも、後から笑顔になれば打ち消せるんだよ!笑顔は魔法さ。どれだけ不幸な生涯を送ってきても、最期の数秒、首切り役人の刃が振り上げられて落ちるまでの間に幸せに笑う事ができれば、その人の存在は祝福そのものさ」
「それができれば苦労しませんけどね?」
「苦労してでもやる価値はあるよ?」
自信満々に頷く男に、シャフトは不気味なものから目を逸らすように視線を動かし、呟く。
「......エルマーさん、会ったばかりでこんな事言うのもなんですけどねえ......。貴方のその底抜けに楽天的な人生観が、今はちょっと羨ましいです」
「はは、そんなに羨ましがられるようなもんじゃないよ」”
Posted by ブクログ
書き下ろし部分のバカップルとフィーロとチェスに和む。チェスにまだ壁がある時期なのがちょっと淋しいが。そういえばチェスが壁をとっぱらうきっかけになったのがエルマーだっけか。改めて見てもエルマーとグラハムのコンビは凄まじい。シャフトお疲れさまでした。しかしあと3作で一区切りとか寂しすぎる…!!これはもう1935を5冊分くらいやって貰わねばなるまいよ。他2作も刊行速度遅くていいから、できればきっちしやって欲しいなぁ…。2002みたく3冊が2冊になったりとかしませんように!
Posted by ブクログ
NYを恐怖に陥れる連続殺人鬼アイスピック•トンプソン
自殺志願者の少年マークをいつものように救おうとするエルマー
退院後初仕事に向かう殺し屋ラズ•スミス
アイスピック•トンプソン唯一の目撃者として名乗り出た新聞記者レスター
エルマーと妙に意気投合するグラハム
無自覚に事件との関わりを深めていくグラハムとエルマー
Posted by ブクログ
普段ライトノベルは嫌厭してしまうのですが、アニメがあまりにすばらしかったので、思わず読み始めたシーリーズ。スマイルジャンキー・エルマーの本領発揮です。意気投合するグラハムかわいい!主要とみられるメンバーが影を潜める本作ですが、ちょっとミステリーの雰囲気も強くて本筋の意外性的にも展開が楽しめる作品でした。
Posted by ブクログ
単純に面白かった。グラハムとエルマーの掛け合いはとても愉快で楽しませてもらった。
マークもスミスも1935編に無事登場して欲しいと思う。それだけ魅力的なキャラクター象であった。
Posted by ブクログ
いつもながら、感じのいいバーで
おいしい料理とお酒を嗜み
いつの間にか時が過ぎ
心地よく外界へつづく扉を開ける
そんなお話。いい時間を過ごせたなと思える作品。
ラノベとは思えないしっかりした文体でとても読みやすいんだ。
彼の作品を初めて読んだ時
「ら、ラノベなのに中身が日本語だ!」
と感動したのはここだけの話。てへ。
あと3シーズンで終わってしまうのは惜しいなあ。
Posted by ブクログ
NYに連続殺人鬼が現れる。
死にたがる少年は不死者に出会い、死を恐れる新聞記者は殺人鬼にであう。
少年が出会ったのが不死者でも、スマイルジャンキーのエルマーなので思わず「気の毒に」とつぶやいてしまった。
案の定、エルマーに振り回され振り回され、結局連続殺人の一件も振り回され、目が回って、気が付いたら全てが終わっていたって感じの作品。
結構、ミステリーっぽいです。
うん、犯人は誰なのかっていう謎解きも楽しめる。
…作者は、エルマーにどういう役目をさせるつもりなんだろうか?
ただの傍観者という域は超えてしまっている。かといって、物語を引っ張っていく人物でもないし、ラスボスでもなさそう。
うむ。
リバーシーの最大のコマなんだろうか。ラスボスでもないけど、いざという時に全てを反転させる、そういう力を秘めてる、持たされているような気がしてならない。
にしても、随分前に読んだんだけど、なぜ感想あげるの忘れてたんだろう??
なぞだ…
Posted by ブクログ
もうすぐ終わりってマジか……
エナミカツミさんの絵がすごく好きで
アニメから入って原作読んで
バラバラだった話が繋がっていく様にぞくぞくした
大好きなシリーズ
Posted by ブクログ
様々な主人公たちの多軸のお話。
そこが魅力的で好きだなあとあらためて実感です。
ひとつの殺人鬼のお話ですが、個人的にはエルマーが最後の方にひとりで話した言葉に胸をうたれました。
Posted by ブクログ
やっぱりいいね!!
成田良悟は面白いww
ハチャメチャな設定であり得ないことが前提だけど
それでも真実が書いてある。
エルマーがだんだん主役になりつつあるのが楽しい☆
確かに不気味で魅力的で信念があって作家としては描きたい対象なんだろうなぁ~
僕も知りたくてたまんないww
後3作で終わりなのは寂しいけどエルマーがどういう決着をつけるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
ストーリーは普通におもしろいですが、元がDVDの特典だったせいかやや章ごとにぶつ切り感があって、スピード感にはかける印象を受けました。ただ、特典として発表された作品を、こういう形で文庫化してくれるのには賛成です。
Posted by ブクログ
デュラより素直に頭おかしいキャラが頭おかしいから好き。あと成田さんの最初のシリーズ作品だけあって成田さんが作家になるまでに考えてた良キャラストック一番多く使ってる気がする。
Posted by ブクログ
普通に暗い話だった。
グラハムやエルマー、マリアが登場するのにあまり明るくならない。スミスのキャラが深ぼられたという意味では良かった回だとは思う。
というか、振り返ると基本エルマーが出てくる話は重い話が多いな。
Posted by ブクログ
1932年だけど、作品順としては最近みたいだ。登場人物も今までのメインは脇で番外編的内容。マフィアとチンピラと殺人鬼、不死者のドタバタ劇なのは一緒だな。まぁ、今までより登場人物が少ないだけ読みやすかったかも(笑)最後は上手くまとまり、ほのぼのとまではいかないけど、ニヤリはあったかな。まぁ、気分転換レベル。
Posted by ブクログ
DVD特典として一度読んだプロットですが、改めてイラスト付きの一冊になると違うまとまり感があって良かったです。とはいえ、今までの1930年代ものに比べて少々インパクトが薄いお話だったので、評価はいつもより低めです。
Posted by ブクログ
DVD特典の加筆修正された本だったのか。最後には不死者についてもっと核心に迫ってくるのかと思っていたら、ただ楽しい話で終わったのでちょっと拍子抜けしました。
グラハムとシャフトの会話は楽しいね!シャフトのツッコミは命がけな感じだが、そこがグラハムのぶっ飛び具合を強調してくれてる。そしてグラハムとエルマーの会話もすごいなー。
カールが予想していたアイスピック・トンプソンは誰だったの?そこがわからない・・・。そして、エルマーが最後に会った少女は誰?1932―Drug & The Dominosを読み返せばいいの?1回読んだだけだから覚えてないー。
Posted by ブクログ
この作者の書く作品の登場人物ってどっかおかしいのしかいないのだけれども、それでもこのシリーズはおちついて読める。
現代を舞台にした作品は背景になじみがあるだけに気持ち悪さが先行するが、さすがに外国の、過去の話であれば、といったところか。
バカ騒ぎにはかわらないが、何気に黒い部分もあるし、深い業のようなものを彷彿とさせる話でもある。
Posted by ブクログ
このシリーズを読み始めたのは弟がアニメちらっと見たら面白かったって言ってたからなのですが、
私が全巻買ってます。
ラノベらしい話でそれなりにえぐくそれなりにハッピーなシリーズ。
歴史も若干絡めてるからBBBとか少し彷彿とさせるようなしないような…
というようなシリーズ概要を説明するには巻数多すぎますでしょうか。
デュラララの作者さんの日本が舞台じゃないやつです。
今巻はいつも通り感が強かったので星3にしましたが、
グラハム君がいっぱい出てくるので嬉しいです。
彼の台詞回しだけ見てると、ワンピースのバギーみたいな姿や中尾さんのような声が浮かぶのに、
イケメン設定だからビビる。
アニメに出てるのかな、見てみたいです。