成田良悟のレビュー一覧
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ファンタジー。マフィアもの。
不死の酒にからむ騒動。
主人公フィーロと殺人鬼のラッドはまだ監獄に。
アイザックはミリアと合流しようとしているところから始る。
今回のキィワードは「シャム」。そして「パズルピース」。
まあなんとかあるべき形に落ち着いて、最悪な不死者ヒューイが脱獄完了。
人は少しずつ変わってゆき。
アイザックだけは変わらない。この人、本当は……すべて悟りきっているのかも。
シャムからしかけられる、人間が「蝶が綺麗だから、蜘蛛の巣にかかった蝶を助ける」のは、人間の自己満足ではというたとえ話に、
「蜘蛛は運が悪かった」。
……こうはっきり言える彼 -
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「獄中編」と「娑婆編」を一気にレビュー
ファンタジー。マフィアもの。
不死の酒にからむ騒動。
主人公フィーロとアイザックは監獄に。
無敵の化け物クレアは婚約者とデート中。
とある不死者は頭が固くて法律規律が大好きなので、FBI(まだ名前変わってないのでこのときは『司法省捜査局』。来年から変わるらしい)にいて、フィーロを監獄に送り込む。・・・この彼、元凶の悪魔の顔を覚えてなかったので、悪魔はめちゃくちゃ気にする。「次の召喚はインパクトを大事にしよう」と。
影の主役のバカップルが引き離されてしまいました。
その片割れ、アイザックはいつも通り。……無夜は彼を尊敬し -
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ネタバレ多大なるネタバレです
臨也がどうして電柱を殴ったのか?今までの言動、行動から私個人が勝手に考えた推測です(妄想と言った方が的確かも)
本の紹介では全くないです。ごめんなさい。
やっぱり臨也は普通の人間で、人並みの幸せを感じたいでも人間を愛したい。どちらかを天秤にかけて臨也がとったのは人間を愛すること。自分できめたことだから。誰を恨むことも出来ないそしてもう引きかえれない。何かを得るためには何かを犠牲にしなければいけない。新羅は臨也にとって多分やっぱり友達で、そして臨也を変えてしまった人物。あの中学のときに生まれた初めての嫉妬。自分が一番人間を観察している、自分は自分の意思でこの場所に居る。
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Posted by ブクログ
やっぱりバッカーノ!の面白さは終盤、事件や人物が一ヶ所に集約されていくその時だな、と思い知らされました。
ただ、危ない連中が危ない武器を振りまわしているにも拘わらず、大体の奴は雑魚に至るまで不死だったりして、その辺りは少し面白くなかったです。
グラハムやラミアの面々などの主要キャラは不死ではないけれど、死にそうにもないですし(笑)
今回はシャムがすごく印象に残るキャラクターでした。
存在自体がまともじゃないのに、思考回路が一番まともだったので。
バルトロ・ルノラータやカル会長、そしてベリアム議員といった老年(?)の大物たちも今後絡んでくるのでしょうか? 楽しみです。 -
Posted by ブクログ
この本を読む前と読んだ後ではヒューイを見る目が100%変わるはず・・・。
ようやく全ての元凶が、悪意の源が明らかになる巻です。
(以下、あらすじ引用)
全ての事の発端は1707年。劇作家でもあるジャンピエールが、友人のマイザーを通してフェルメートという錬金術師に出会ってしまったことがきっかけだった。『不老不死』という言葉に釣られ、マイザーはベグやチェスと知り合い錬金術に魅入られていき、ジャンピエールは自分のファンというフェルメートに魅入られていった。そして二年後の1709年。未だ錬金術を学ぶヒューイは、過去に囚われつつも徐々にモニカとエルマーに心を開き始めていた。だが、この街の異物を探ろ -