畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.05.04
この作者自身のエッセイかと思い込んで読み始めたため、主人公の名前が出た時にあれ?となってそれで小説なことを知った。エッセイじゃないなら読むのをやめようかなと思って50ページくらい読んだところで主人公の妹汐里が出てきてその名前に親近感があったのでそのままいっきに読んでしまった。
主人公とヨシくんの関係、わかるようなわからないような。要は現実から目を背けたり大事なことを考えずに後回しにするのにお互いに都合のいい人だったんだよね。主人公は美人で自立しているのにとても自己肯定感が低いから慕ってくれる相手を受け入れてしまったのと、ヨシくんはクリエイターで作品にこだわりがあって、主 -
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ネタバレ百貨店勤務経験があるので、その当たりの細かな描写は懐かしさを感じた。
よその売場に仲の良い人ができる人間関係は羨ましい。
今思っていることをもう少しお客様に伝えないと
理由がわからないと納得いくものもいかないのではなかろうか。
正しいことを言っていても相手が受け入れる気がないと意味がなくて
結局合わない安い枕を買って本人が納得するなら
接客業として微妙なところだなと思う。
謝罪の席でパフェは頼まないにしろ、飲めなくて一切飲まないものを
頼むのは勿体ないし、お店にも悪いと思うのだが。
同じ接客業をしているのにそういうところは気にならないのかな。
女性でもっている職場なのに何故か男性が軽視し -
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ネタバレ14歳の少年少女たちの犯罪についてのお話。
自分が学生の頃もあったな、と思うような、一言で何かが崩れる感覚とか自分の行動がずれたらそれだけで仲間はずれにされそうな感覚、自分が周りから見られたい感覚、表面上は仲良くしてるけど本当は仲良くない感覚、あの人と仲良くしたいけどそうしたら自分の今の関係が壊れる感覚。今思えばなんでそんなことを気にしていたんだろう、と感じるが、中学生だった当時はそれだけで自分の居場所がなくなるように感じられて。この本はなんとも言えないむず痒い感覚を言語化するのが上手いなと感じた。悪いことでもその時は楽しくてやってしまう、そのあとから後悔してモヤモヤするけどまたやってしまう。 -
Posted by ブクログ
恋人を事故でなくした女性が寝具売り場で働くお話。
いわゆるお仕事小説に、死別した恋人へのこだわりと決別があり、恋愛未満のような恋愛のようなものもあり、社会における女性の立場の低さを訴える要素も含んでいて、なんていうかこう「AIに生成させたらこうなるかもなってくらい、絵に描いたような”女性向け小説”やな」と思いました。
文章はとても読みやすく飽きることはない。話の進展もするすると心地よかったです。結末に近づくにつれ「おいおい主人公、眠いこと言い出したなあ」と私は冷めていきましたが、感情移入して読めた人にとっては割と爽やかでいい感じだったのかもなと思います。私は「なんのかんの言ってゆるいな -
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大学時代に友人から性暴力に遭ったスミレ。
その後社会人として過ごしていたが、あるきっかけで心のケアをするために行政が作り上げた街で暮らすことに。
虐待やいじめなど暴力を受けてきた人々と関わりながら生き方を模索していく…。
タイトルの「アサイラム」は避難所、保護、亡命という意味だそうです。
あらすじから重たい内容だと覚悟していましたが、主人公に共感出来ない部分もあって全体的に水面を浮いている様な息苦しさがありました。
加害行為に遭った人は普通の生活を送ることさえ努力しなければならず、十分なケアを受けることも被害を忘れることもできない。それが今の日本の社会なんだと身につまされました。
どう生きて -
Posted by ブクログ
みんな何かを抱えて生きている。
どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
どの作品も作家の特徴がよく出ている。
「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。
「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。
「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。
「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。
「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子