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夏休み直前の登校中、高校一年生の涼太は女の子にトマトを投げつけられる。その女の子・久野ちゃんが気になるが、仙台からきた彼女には複雑な事情があるらしい上、涼太と因縁のある野球部の西澤と付き合っているという噂。一方、元カノは湿っぽい視線を向けてくるし、親友カップルはぎくしゃくしているし、世界は今年で終わるみたいだし――。どうする、どうなる、涼太の夏!? 胸キュン青春小説!
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Posted by ブクログ
2021/01/31 高校生の青春話というと簡単すぎるかもしれないけど、だいたいそんな感じ。読んでいて気分が丸くなるようなそんな感じ。 中高一貫で内部進学により高校に進学した涼ちゃんと、クラブの野球チームで小さい時から何かと因縁のある西沢、いきなりトマトを投げつけてきた久野さんとか、幼なじみの望月、...続きを読む普段からつるむ仲間の青野…。それぞれの出会い方はなんじゃこりゃ…って感じだけど、それぞれがそれぞれのペースで親密になっていく様子が読んでてとっても面白かったです。 シリアスな場面でもすごいシリアスにしないかのように終わりの場面でひとボケ入れてくるあたりが話にオチがあるって感覚で楽しく読めました。
高一の夏を切り取った青春小説。普通の高校生の話。多少、種になる非日常的な背景はあるけども、描かれる日常は極めて現実的。その中で久野ちゃんが際立つ。
夏になると読みたくなって今年もまた読み始めました。 学生のときの夏休み直前〜夏休みの期間って本当に魔法のような特別な時間で、大人になればなるほど恋しくて。あの時の感情にまた出逢いたくなります。
ずっと気になっていた作家、畑野智美さん。 夏に文庫化されて買ったものの積読。 夏が終わる前には……と思いつつ、もう秋になってしまった。 第一文の赤い色が印象的。 赤と言えば、「久野ちゃんの赤い傘が見つけられない。」も好きだ。 見つけられなのだから視界に赤はないはずだが、赤い傘がどこかにある映像を...続きを読む想像してしまう。 読みやすく、イメージの湧きやすい文章だ。 とはいえ、裏表紙の内容紹介からわかる通り、人間関係はとても複雑な話だ。 現実でここまでごちゃごちゃすることはそうないと思うが、その複雑さの中で主人公・涼太の姿はどこかリアルに映る。 どんな人間にだって仲のいい人・悪い人、好きな人・嫌いな人はいる。 そして、他人から信頼してもらえるような人でも、知らぬ間に誰かを傷つけてしまうこともある。 さらには、傷つけたことに気づいてもどうしようもないことだってある。 ましてや涼太は高校生なのだから、大人のようにうまく立ち回ることは難しい。 青臭く、ぶれることもあるけれど、それでも好きな子のためには一生懸命になってしまう涼太が微笑ましい。 屋上から動き出すラストシーンは爽やかさ抜群。 少し頼りない涼太ではあるが、この夏がきっかけで覚悟を決めて、大人になっていくのではないかと思う。 一週間に満たない話だというのには驚きだが、高校生の頃の一日は濃密だったなぁと思い返した。
等身大の高校一年生が、みごとに描かれていて、想像以上に面白かった。 人を見下したり、いじめに加担してたり意識化に無いところで心無い行動をしてることは確かにあり、この主人公は誰にでもどこかあてはまるんじゃないかな。 でも、最後は心を偽らない行動を涼太と久野ちゃんがとってくれたので嬉しかった。
「夏休みまで、あと5日。 トマトを投げて来たあの子は誰だ!?」 じりじりと暑くなる予感を秘めた夏の朝、 僕の右肩にトマトが飛んできた。 夏。空。プール。制服。白。トマト。赤。目の前の女の子。 何かが始まる予感と 何かが壊れる予感。 泳げない僕と 泳げるあの子。 あの子もその子もみんな一直...続きを読む線。一方通行。 それぞれの道が交差して。 どう頑張ってもぶつかってしまうなら 駆け抜けて可能性を捉まえたい。 感想が抽象的になってしまうけど、 細かく伏線とかその後とか言わずに 登場人物の不器用さに触れてほしい一冊です。
突き抜けた爽やか青春小説かと思ったら、全然そんなことなかった。ちょっと思っていたのとは違ったけど、普段読んでるのには近い感じかな。文庫の方の装丁の方がしっくりくる。
中学生による甘酸っぱい青春ものであると共に時に厳しい人間関係の複雑さがとても丁寧に描かれていて引き込まれた。夏におすすめの作品。
主人公の涼太がすごく思春期男子という感じで他人の感情に鈍く都合のいい解釈をするところがリアルでウッ、となってしまう場面も何度かありましたが、そういう青さが突き刺さるのは青春小説の醍醐味だよなー、とも思いました。久野ちゃん視点でこのお話を読んだらどうなるんだろう?全然違う雰囲気になりそう。最後のセリフ...続きを読むはグッときました。
面白かった。この年代って、こんなに大人だったっけ。自分の過去を考えると恥ずかしくなるくらいに大人でした。このくらいのスピードで成長できてたら、もっと楽しかっただろうなと、今さらながら思う。
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畑野智美
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