畑野智美のレビュー一覧

  • 国道沿いのファミレス

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    主人公の佐藤義幸は大学卒業後、東京に本社がある外食チェーンの会社に就職し、都内のファミリーレストランで働いていた。あと半年も経てば本社勤務になるはずだったが、ネットに書き込まれたデマが原因となり、転勤の辞令が下る。左遷先は、六年半一度も帰らなかった故郷にある店舗だった。
    淡々と過ごそうとする義幸、物語も当然淡々としているが、職場、家族、恋人、親友、色々あってハッピーエンド。
    25歳男の人が主人公の小説って初めて読んだかも。

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    2016年08月01日
  • 南部芸能事務所

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    芸人を目指す一組の若手の話かと思っていたけど、南部芸能事務所に所属する人たちやファンの連作短編で、とても良かった。
    もちろんその一組の若手が物語の軸なんだけど、それを中心としつつも、皆が個性があり読みやすかった。なにより社長が良い味を出していてキャラがいい。
    次巻ももうすぐ文庫化されるので楽しみ。

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    2016年04月08日
  • 国道沿いのファミレス

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    1602 初著者作品。読みやすく、登場人物も味わい深い人が多かったです。狭い世界でくっつき過ぎな感じもあるけど、大団円なのが良かった!読後感すっきり!
    第23回小説すばる新人賞受賞作。

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    2016年02月21日
  • 国道沿いのファミレス

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    どんだけ狭い街なんだと頭の中で突っ込み苦笑い。でもそれは些細なこと。内容は若者らしさ全開でとても面白かった。性描写に少し違和感を覚えたけど、なるほど女性作家さんということで納得。男性が女性に対して誤った固定概念があるように、逆も然りなのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり…。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生を書い

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    2016年01月05日
  • 国道沿いのファミレス

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    ちょいと駄目な感じだけれども一応社会に順応している雰囲気イケメンが、いわれの無い女性問題の中傷書き込みで本社を追われ、生まれ故郷のファミレスに配属になるところから始まります。
    都落ちの上に生まれ故郷に配属という事で、少々腐り気味となりますが、6年ぶりに会う親友や、父親以外の家族との触れ合いで次第に心がほどけて行きます。
    この父親以外という所が味噌で 、女好きで家に寄りつかないくせに息子の事が大好きで、そんな父親の女癖の悪さが自分に遺伝しているんではないかと嫌悪感がありまして、しかもそんな父親の女性問題が善幸に直接の大問題を起こす事となるのであります。

    この善幸くん基本的に年上好きで、今まで付

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    2015年09月21日
  • 夏のバスプール

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    「夏休みまで、あと5日。
     トマトを投げて来たあの子は誰だ!?」

    じりじりと暑くなる予感を秘めた夏の朝、
    僕の右肩にトマトが飛んできた。

    夏。空。プール。制服。白。トマト。赤。目の前の女の子。

    何かが始まる予感と
    何かが壊れる予感。

    泳げない僕と
    泳げるあの子。

    あの子もその子もみんな一直線。一方通行。
    それぞれの道が交差して。
    どう頑張ってもぶつかってしまうなら
    駆け抜けて可能性を捉まえたい。

    感想が抽象的になってしまうけど、
    細かく伏線とかその後とか言わずに
    登場人物の不器用さに触れてほしい一冊です。

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    2015年07月05日
  • 夏のバスプール

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    突き抜けた爽やか青春小説かと思ったら、全然そんなことなかった。ちょっと思っていたのとは違ったけど、普段読んでるのには近い感じかな。文庫の方の装丁の方がしっくりくる。

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    2015年07月02日
  • 国道沿いのファミレス

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    お仕事の話かと思って読み始めたけど、恋愛の要素が強かった。でも、恋愛小説という感じではないなぁ。。。
    言っても言わなくても後悔するなら言わない方が良い。っていう言葉が印象的だった〜

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    2015年02月18日
  • 国道沿いのファミレス

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    微妙に違うけど他人事とは言えないシチュエーションですいすい読み進めてしまった。あんまり大団円みたいなの好きじゃないんだけど、この話はなんか好き。

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    2014年11月28日
  • 国道沿いのファミレス

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    私が父のことをあまり良く思わないのは、きっと自分と似てるからなんだろうな、特に自分の嫌なところが。
    歳を取って、鏡に映る顔の形やちょっとした仕草や口調が似てくるのを自覚すると、益々そう思うようようになった。
    だけども、ほんとは自分の嫌なところは、多少の遺伝はあったとしても、自分の人生の、自分の責任なんだよね。
    息子を持って、二人とも独立した今となって、もっとこう接してあげていたら良かったとか、こう育てていれば良かったとか思うけど、彼らの人生には、私はまた間接的にしか関与できなくて、彼らの人生は自分で作り上げるものなんだよ。今度の次男の就活でつくづく思った。
    ずっと長い、父と私、私と息子たちとの

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    2015年10月03日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    漫画家エッセイを描く30代後半で独身のひとり暮らし、とあるけど絶対に結婚して子供が欲しいとか今とは全然違う環境を望むなら不満や悩みも膨らむだろう。でも好きな仕事に就き(望む形ではないにしろ)彼氏がいて2年は仕事がなくても生きていけるだけの貯金があり、自分や家族に何かあった時の急な出費の為の蓄えもあり、親に頼ってほしいと思えるだけの余裕があるとなると何か違うなぁと思えてしまう。妹や両親や彼氏の性格や生き方にもちょっとイラっとする部分はあるけどそれは付き合い方を変えればいいだけのような。今回はあまり刺さらず。

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    2026年04月25日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    中学生の娘がいる為、気になって手に取りました。
    読後、一体何を読まされていたんだろう…という気持ちになってしまいました。
    いじめや万引きなど、ありがたいことに私の人生では身近にはなかったので、その気軽さにゾッとしました。
    人間関係のあれこれはあるあるだよなーと思いつつ、主人公の子がさっぱりとした性格でうじうじ悩まないところに好感を覚えました。
    思春期の面倒くさいところが思う存分に描かれています。

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    2026年04月25日
  • アサイラム

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    大学時代に友人から性暴力に遭ったスミレ。
    その後社会人として過ごしていたが、あるきっかけで心のケアをするために行政が作り上げた街で暮らすことに。
    虐待やいじめなど暴力を受けてきた人々と関わりながら生き方を模索していく…。

    タイトルの「アサイラム」は避難所、保護、亡命という意味だそうです。
    あらすじから重たい内容だと覚悟していましたが、主人公に共感出来ない部分もあって全体的に水面を浮いている様な息苦しさがありました。
    加害行為に遭った人は普通の生活を送ることさえ努力しなければならず、十分なケアを受けることも被害を忘れることもできない。それが今の日本の社会なんだと身につまされました。
    どう生きて

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    2026年04月24日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやの「ファースト・アンド・オンリー」好きです。このくらいの恋愛が素敵です。これ以外は普通のお話でした。

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    2026年04月19日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具を新調したくなるお話し。話全体としてはいい意味で刺激的な抑揚には欠けるのだけれど、人の心の繊細な部分を捉える描写は流石畑野さん。

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    2026年04月17日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人生は選択の連続だ。

    主人公は、そこそこ人気のある漫画家・藤波夏帆。
    38歳を目前に彼女も人生の岐路に立っている。

    一歳年上の彼氏はいるが結婚の予定はなし。
    正直、このヨシくんという男性に私は全く魅力を感じなかった。

    美貌も人気も貯蓄もある夏帆が、食欲と性欲を満たすだけの男と付き合い続ける理由が理解できない。
    更に妹・汐里の図々しさにも閉口。

    登場人物はみな癖があって共感出来なかったが貝塚さんだけは好感が持てた。

    年代を問わず悩みは尽きない。

    とくに結婚、妊娠、出産、子育てを考える世代のリアルな日常が、物語に息づいていた。

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    2026年04月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    「ファースト・アンド・オンリー」が良かった。なでし子物語のスピンオフ「ストロベリーの歌」に出会えてラッキー!

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    2026年04月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    落ち込んだ気持ちにおやつがご褒美となる、そんな6人の作家さんのアンソロジー。
    おやつっていいよね!と思わされる。
    淡々とした同級生と踊り場で食べるおやつの話、
    両親を亡くした中学生の女の子がマーマレードジャムに癒される話がとても良かった!

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    2026年04月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    みんな何かを抱えて生きている。
    どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
    そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
    どの作品も作家の特徴がよく出ている。

    「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。

    「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。

    「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。

    「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。

    「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子

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    2026年04月08日
  • 14歳までの犯罪

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    中学生のとき私は万引きもいじめも暴力もしていないが、この小説を読むと、なぜか懐かしいと感じてしまった。うまく言い表せないけれど、私が中学生の頃に感じていたモヤモヤと、似ている気がした。物語に入り込んで、読後もずっとモヤモヤしてしまった。

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    2026年03月31日