【感想・ネタバレ】宇宙の片すみで眠る方法のレビュー

あらすじ

大学時代から8年半付き合った婚約者を突然のバス事故で亡くして以来眠れなくなった依里は、デパートの寝具売り場で働くことに。そこには眠りについての悩みを抱える人々が訪れる。夫に言われるままあわない寝具を使う老婦人。愛着ある毛布を手放したことで寝付けなくなった会社員。家族を優先し自分は後回しの母親。そんな折、婚約者と共に亡くなった女性の夫が店を訪れて――元寝具店店員の著者が贈る眠れない夜に寄り添う物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

婚約者の死。非正規社員で働く大変さ。
そんな中でも前向きに生きて行こうとする主人公…。
関わる人々の日常を垣間見ることにより、なによりも自分自身を大切にすることを教えてくれる物語です。
波風が立たないように振る舞い、人に合わせて生きていることを自分の幸せと勘違いしたり、私は正しい道を歩んでいる!と無理矢理思い込んで生きる事もあると思います。
時がくれば、本当にしたかった事、自分の進むべき方向が見えてくるのかもしれません。その時は思う存分自分自身を大切にし、楽しみたい!そう思わせてくれるお話でした。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

睡眠がすごく大事だってわかってるつもりなのに、寝具を気にすることってあまりない。話の中でもあるけど、やっぱり寝具店のものとなると、高くて手が出ない。自分に合ったものを使った方がいいのにね。私も沢村さんみたいな店員さんがいたら相談したい。
睡眠のことも寝具のことも知らないことがたくさんあって、勉強にもなった。働き始めてからの私の睡眠は気絶だったのかな…。最初は沢村さんは優柔不断なように感じていたけれど、じっくり考えて答えを出す人なんだなって。静かで穏やかな読後感でした。

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2025年12月29日

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主人公・依里は、婚約していた彼・直樹をが突然事故死する。その事故で直樹が見知らぬ女性と一緒に亡くなった。将来への展望を失った依里は、デパートの寝具売り場で「休息」を扱う仕事に就きながらも、自分自身が心から安らげる場所を見つけられずにいる。そんな依里の前に現れるのが、事故で亡くなった女性の夫・髙橋。数回会ううちに、依里は自分の中にある「喪失感」と「誰かに依存したい」という揺れる感情を、なぜか髙橋が理解してくれるように感じる。読後にカタルシスはなく、静かな宙ぶらりん感だけが残った。久々に物語に入り込んだ。⑤

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2025年12月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

婚約者が事故で亡くなった。それも、他の既婚女性と一緒に…

婚約者が亡くなった事でストレスを感じ眠れなくなった依里は親身になってくれたデパートの寝具売り場の店員に救われた。それが縁で寝具売り場で働く事に。

婚約者の直樹はなぜ既婚者と出張と偽り東北の温泉へ行ったのか。ただの婚約者故の身内に入れず法事にも参列できないなど、モヤモヤはありましたが、既婚女性の主人・高橋と出会い、少しずつ前を向き始めた依里。そのまま付き合うかと思いましたが、誰かに頼る人生よりも自分の足で進もうとする依里は強くなったと思います。個人的には付き合って欲しかったなぁ。

寝具売り場で自分のやりたい事を見つけ、それに一生懸命取り組む依里にお客さんがつき始めたのも嬉しかったです。

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2025年11月26日

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それってモラハラなんじゃない?
というセリフに、ドキッとした。
最近別居した友人にも、そんなセリフがあったよと伝えたら、私もそうだったかも、と言っていた。
いろいろな人間関係が、自分から望んでそうなっていることに、突然気付くこともある、と思った。

それとは別に、寝具店に行きたくなった。

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2026年02月11日

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ずっと枕難民な私が、フムフムと参考にしながら読み終えました。
寝具売り場がメインの視点が新鮮でしたし、高橋さんとのこれからも気になりました。

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2026年02月08日

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ふわーっと読めて、さらっと大事なことが書かれている。
他人軸で生きている時って、自分では他人軸になっているなんて気付けない。よくある話なのだけれど、よくある話だからこそ気付くチャンスがないから、ある意味一番危険だと思う。
たとえばパワハラを受けているとか、暴力を受けているとか、明らかな事実があれば周囲が気付いて助言ができるが(その人が受け入れるかは別として)、日常に馴染んでしまっている小さな抑制、抑圧ほど、目には見えないから他人も本人もスルーしがち。
そのまま一生を終えてしまうこともあるけれど、気付いて人生に変化がもたらされる時は、結局人との出会いと自分で“気付くこと“であると感じた。

ずーっと枕を変えたいと思っていて行動に移せず。この本を読んで、いかに自分に合う寝具が睡眠の質を上げてくれるか痛感した。
ケチらずに良い枕買おう。

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2026年02月06日

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すっごく弱い女を書くのが上手い!!
直樹じゃなくて高橋さんと先に会っていた方が主人公は幸せだったと思う。直樹はずっと好きになれなかったな、田島さんのご主人と同じタイプの人。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

自分を大切にして、自分らしく生きること。女性にとっては特に難しいことなのかも。主人公の依里、その周りの人々を見ると、そう思ってしまう。
私も周囲から求められている役回りを、知らず知らずのうちに演じてしまうことがあるなと。
婚約者直樹の死をきっかけに、自分の生き方を見つめ直す依里を自然と応援したくなる物語だった。
そして、要所要所に盛り込まれている「寝具の選び方」や「快眠のコツ」がとても参考になった。
読んでいるうちに寝具専門店で、自分に合った枕を買いたくなってウズウズしてしまって…
近々、見に行ってみよう。
好みの本だったけど直樹の死に関する部分だけは、やっぱり納得いかず不完全燃焼。

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2026年01月26日

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高級寝具店の内情や商品など新しい世界が見れて楽しかった。ムートンシーツいいなぁ。
男女平等社会とはいえど、給与の男女差や偏見、たまに職場の異性から受けるじめっとした嫌な気持ち、そういったものは改善されているが全くゼロになったわけではない。共感しつつ、現実社会が本と同様にそうであることに対してもやっとしてしまった。
あと、相手がモラハラだとか悪いわけではないが、誰といても保てるだけの自分というのがなくて近しくなった相手の言うことを聞くようになってしまうというのも共感した。
ただ楽しかった、だけで終わるなく、自分のことも周りのことも考えてしまう物語だった。

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2026年01月21日

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ストーリーも寝具の話も秀悦。読み終えた後、寝具店に行きたくなる。しかし、本当に良い物は高くて手が出せない。

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2026年01月07日

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婚約者を亡くした女性が、寝具店のパートをしながら日々を過ごしている。ある日婚約者と一緒に亡くなった女性の旦那さんが偶然来店して…
そんなシチュエーションなかなかないけど、話の展開が面白くて、じっくり読んだ。また、それとは別に寝具の話も興味深い。

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2026年01月02日

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主人公の依里が今まで知らなかった自分を知り、過去を抱えながらも自分の気持ちを優先して生きていく道を探す物語。
少し暗い。
でも、静かで深々とした夜中を過ごしているようだった雰囲気が少しずつ太陽が昇るように光量が増していき、音が重なっていくように物語が進んでいった。
これからもし傷付くことがあっても、人生を憂うことがあってもそれでも何とか生きていけるかもと根拠のない安心感が得られた。
寝具の知識もすごくためになった。
高いものは買えないけれどもっと真剣に選んでみたいなと思った。

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2025年12月31日

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生きていくために人は眠る。婚約者を亡くし、寝具販売店で働く主人公。彼女のお客さんと真摯に向き合い接客する様子に、わたしも彼女に寝具の相談をしたいと思いました。
婚約者と付き合っていた時は、自分のことで選択ができず相手に合わせていたけど、婚約者を亡くし自分の好きなように選択して生きることの大切さに気付くことが出来た主人公。彼女の生き方に応援したくなりました。 この本を読み終えた時、自分に合った寝具でよりよい睡眠を得たいって思いました。

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2025年12月07日

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婚約中の彼を事故で喪い、しかも彼が年上の既婚女性と共にいたということで眠れなくなった女性が、デパートの寝具売場で働くことになります。

読んでいくうちに、自分に合った枕、マットレス、掛布団って、熟睡するために大切なんだなと改めて思いました。著者が以前寝具店店員だったこともあって、寝具の選択はその人の頭の大きさや体型などと関わりがあることなど、詳しく書かれていました。

小説では、わかりやすいセクハラとパワハラ、そしてわかりにくいモラハラについても書かれていました。人を愛することは、その人の気に入るようにすることではないと気づかされました。

悲しみと共に過ごし、語り合い、向き合い、そして自分を生きようと変わってきた女性。卵焼きを、しょっぱいのから甘いのへ変えた場面が印象的でした。選ばれるのではなく、自分で選ぶ生き方が、やはりいいですね。

小説の内容とは別に、言われてみれば確かに宇宙の片すみで眠っているなぁと思うと、読者の私はちょっと楽しくなりました。

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2025年12月03日

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真相不明の恋人の死。体調や仕事のことも書かれている中で、ミステリ要素もあり。性別による雇用や役割分担のことも。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

引き込まれて2日で読み終えた。辛くをも大好きな人に出会えて、大切にしてもらえたと主人公依里が深く思うシーンがよかった。亡くなった婚約者と住んでいた部屋で、亡霊のように婚約者が出てくる描写がなんかリアルで切ない。だんだん、婚約者が亡くなった時の様子が分かっていく構成が面白く、状況が分かった時は悲しかった…かつ結局本当のところの真相は分からないまま、それでも一緒に死ぬなら自分がよかったと依里が言うところは悲しい。自分だったら立ち直れない。
寝具店で一生懸命働く姿もよい。最後、モラハラ云々でてくるのはなんか違和感があったけれど、全体的に静かで、描写が綺麗で、悲しいんだけど悲しくなりすぎないところが良かった。
結局最後はどうなったかが気になる。

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2025年11月17日

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10年も付き合って結婚準備中の彼氏が事故で亡くなるというだけでも相当ショックなのに、さらに浮気相手と温泉に行った帰りに事故死ってそれは精神が崩壊する。その影響で眠れなくなりその解消になった寝具会社のパートとして社会復帰。布団って大事なんだと感心したけど、多分お布団の残り香を無くしたことでリセットできたんだなと。でも、人生の三分の一から四分の一を過ごす寝具は快適にするべき。だけど意識がない時がほとんどだからオーダーメイドの枕とかいいんだろうけどなかなかね〜。
恋人にハラスメントを感じていなかったけど知らず知らず抑圧されていたかも?と気づく。真逆の立場の高橋さんに惹かれるってこれこそ運命だね。

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2025年11月16日

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静かに読める本で今の私にピッタリだった。なんとも複雑で難しい状況におかれた男女。不謹慎だとは思うが、男性はこの先自分の人生を取り戻せると思った。女性の方は、お気の毒としか思えないが、良い方向に進んでいくと良いなぁ。この2人、どうにかなるのだろうか?

来年は絶対にマットレスと枕を新調しよう!ついでにムートンシーツも、できれば。こんなアドバイザーが居るお店を見付けねば。

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2025年11月09日

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大切な人を、それこそ自分の半身のように思っている人を亡くした痛みや喪失から立ち直るには、一体何年必要なのだろう。
1人の女性が顔を上げて自分の意思をもって一歩踏み出すストーリーではあるけれど、今の私にとっては、かさぶたを剥がされるような鈍い痛みが感じられた。切なかった。

起きたことは変えられない。本当は何があったのか、そこにどんな気持ちがあるのか、知る由もない。だからこの先をどう選び取って生きていくかという“自分らしさを守る”ということの大切さを感じた。

睡眠の質というところは非常に楽しく知識としても吸収できて、自分にあった枕を買って安眠を手に入れたいと思った!

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2025年11月06日

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絶望の中から自分の足で生きていこうとする主人公の姿は共感出来るし、応援したくなった。
あと、寝具の選び方がとても勉強になった!とりあえず枕から自分に合ったものに変えてみようかな。

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2025年11月02日

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寝具のこと、勉強になった。
寝具の心もしっかりと自分の身体の形や心のクセを知り、ぴったり合うものを選ぶことが大事。
枕ももう3年使ってるからそろそろ買い替えようかな?
依里さんにアドバイスお願いしたい

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2025年10月30日

Posted by ブクログ

寝具店でパートをする女性、依里。
彼女は恋人を数年前にバスの事故で失い。

さらに恋人が浮気をしていた…⁉︎

とかなり辛い経験をしている。

そんな彼女をある日恋人の浮気相手の女性の夫が
お店に尋ねてきて…

寝具店の知識の豊富さは実際に作者が
寝具店で働いた経験が元になっているので
ちょっとした枕や毛布の知識も知れて
お得でした♪
(まさか枕の寿命が3年とか衝撃∑(゚Д゚))

依里は喪失感を抱えながらも
少しずつ自分と向き合い、他人じゃなくて
自分のため生きていく姿が良かったです。
ただ、自分は依里のように誰かのために
やりたかったことを諦めたりという経験は
ないので、それだけ好きな人や愛している人が
いれば、自分のより相手を優先しちゃうのかなと
考えてしまいました。

私たちは無意識にも誰かや他人に合わせてしまい
本当にしたいことや本音を隠してしまいます。
誰かのことを思って合わせるのも大切だけど
「私」自身の思いや考えも大切にしていきたいなと
思いました。

畑野さんの作品に登場する人たちは
さまざまな生き方や価値観を持つ人が出てくるのが魅力だなぁと思います。
傷ついたり、辛い思いをした人が少しずつ
前を向いて進む描写がどの作品も
丁寧に描かれていると改めて感じました!

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

婚約者が女性と一緒に温泉宿の帰りに事故死。あまりのショックで眠れなくなってしまった主人公の女性はデパートの寝具売り場で、寝具一式を買い替えた事をきっかけに自身もパートスタッフとしてその寝具売り場で働くことに…。

婚約者が一緒にいた女性との関係も気になり読み進めるが、寝具て自分の身体や睡眠を考えたら、もっとこだわるべき物なんだな…と少々反省。

幸いベッドに入り、読みかけの小説を読み始めるとコテッと寝てしまう私にとって、眠れない…なんて日はそんなに多くないので自分の使っている寝具に関して合っているかどうかを考えてみたこともなかった。寝てても肩がこる、腰が痛いなんて事があったら寝具の交換を考えてみようかな。

とても詳しいな…と思ったら作家さんは寝具店勤務経験者とのこと。なるほど納得。紹介されていた高級なムートンシーツの寝心地は試してみたいな〜。買えないけど…。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

連作短編集ではなく、長編

寝具店を舞台にした小説。
寝具の選び方も話に出てくるので面白い。男女格差、女性軽視や雇用問題、パワハラ、セクハラ、モラハラなど様々な問題も含まれている。

事故死した婚約者のこと、その婚約者の家族とのつながりも読んでいて切なかった。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

婚約中の恋人がバスの事故で亡くなった

恋人は女性と一緒で仕事で出張中のはずなのに山の中の旅館からの帰りのバス事故で亡くなった

恋人がなくなり眠れなくなり寝具を買いに入った店で一式買いそこでパートとして働くことにした

仕事先に彼氏と一緒に亡くなった女性の夫がやってきた

そして旦那さんと月に一度会い話をするようになった

寝具は自分の体に合ったものを

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

婚約者が事故で亡くなり、そしてまたその婚約者に裏切られてた事を知る。
そんな悲しみと苦しみで眠れなくなる。
そんな時寝具を変えてみたらちょっと救われた。
寝具の果たす役割は大きい。
恋愛ベースの話ではあるのに、少なくとも枕ぐらい自分に合ったものが欲しいと思わされた一冊 笑

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

寝具について何も考えてなかったけど布団に入ってすぐに寝、夢も見ないのは気絶しているのと同じだと知り布団に入ってすぐに眠れなくなった自分は今までが異常だったのかと安心。そして枕を使っていないので身体に負担がかかっているんだろうなぁと思うが高いんだよなぁ。ラジオやテレビで快眠と言われているマットを購入しようか検討していたけど誰もが合うのではないと知る。
寝具情報満載の話だった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

静けさを感じる作品だった。

主人公は、同棲中の婚約者・直樹をバスの事故で亡くした沢村依里。

大阪出張に出掛けたはずの直樹が、年上の女性と東北の温泉宿に泊まった帰りに事故にあった事を知りショックを受ける。

不穏な幕開けだ。

その後、デパートの寝具売場でパート社員として働き始めた依里だが、直樹と一緒に亡くなった女性の夫・高橋が登場し更に雲行きが怪しくなる。

ミステリーかと思いきや、途中で寝具の情報がたくさん盛り込まれ、物語は想像していなかった方向へと動き出す。

喪失を味わった二人が穏やかで深い眠りを得る日が来ますように。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

婚約者・直樹を亡くした依里。直樹は年上女性と
東北の温泉宿に泊まり、その帰りにバス事故に
遭ったのだ。依頼眠れなくなった依里は、デパートの
寝具売り場で働くことに…。

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2025年11月21日

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