畑野智美のレビュー一覧

  • 消えない月

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    ネタバレ

    闇、病み‥
    最後の結末をどのように受け止めれば良いのか。
    松原氏は更生できるんだろうか‥と思う。
    生涯罪と向き合うことで、彼は変われるのだろうか‥。彼は加害者でもあるけど、家庭環境や学生時代を考えるとある意味被害者的な側面もあったんだろうなと思った。

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    2025年05月28日
  • 若葉荘の暮らし

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    全体として穏やかな作品でありながら、女性の貧困、感染症による飲食店の困窮など、私たちが抱えてきた問題が赤裸々に描かれている一冊だ。主人公のミチルさんは40代・アルバイト・独身・子なしと人によっては哀れむような境遇かもしれないが、けっして人生に対して真摯じゃなかったわけじゃない。むしろ荒れ狂う世の中を頑張って生き延びてきた人物だ。そんな彼女が若葉荘と出会って、より積極的に人生を変えていこうと踏み出すその変化がステキだなと思う。私も人生を諦めたくない、そう思わせてくれる一冊だった。

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    2025年05月22日
  • アサイラム

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    ちょっとSFっていうか不思議な話だった。
    なんか心がゾワゾワする。ずっと闇って感じだった。
    留美ちゃんみたいな結末の子がこの作者さんの本にでてくることに驚いた

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    2025年05月15日
  • 感情8号線

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    予想以上に面白かった!
    環状8号線沿いの駅に住む女の人たちの恋愛やら悩みやらをクローズアップするオムニバス。
    馴染みのある駅もあり楽しかった。
    女の人たちの恋愛のドロドロさや、自分にも当てはまるような性格の黒さがものすごくリアルに描かれている。
    最後のページあたりで都度落とされる感じもなんとも…。
    出てくる男でまともなのは結城くんと貫ちゃんくらいかな。里奈のその後がとても気になる。

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    2025年05月10日
  • ヨルノヒカリ

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    恋愛という型にはまらないとしても、2人の関係はとても素敵で羨ましくさえ思った。
    恋人という関係だったにしても、この2人のような関係はなかなか築けるものではないから。

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    2025年05月08日
  • 消えない月

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    こんな急展開ってなに
    1番びっくりの結末を
    こんなサラッと書いて終わる作風が逆によかった

    ストーカーのやることはいかんよと思いながらも
    彼についてはちょっと同情もあったな…

    被害者視点とストーカー視点が
    交互にあるので同じシーンを往復するものの
    わかりやすく面白かったです

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    2025年05月06日
  • アサイラム

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    加害に遭った人たちの街が本当にあるのかと思って思わずネット検索してしまった。実在はしないよう。世の中にこういうコミュニティがあってもいいと思う反面、コミュニティ内で全てが完結してしまうのもこわい。

    当事者にならないと本当の辛さはわからないけれど、自分がニ次加害を無意識に加えないように、自分の物差しを常に疑うようにしたい。
    自分が我慢すればいいみたいな風潮はやっぱり無くなってほしいし、自分自身もやらないようにしていこうと思う。

    読みながらあっちこっち思考が飛んで、色んなことを考えさせてくれる本。というより、考えざるを得ない状態になってしまう。

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    2025年05月06日
  • 国道沿いのファミレス

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    特にこれといった事は何も起こらない。

    誰も殺されないし死なない。でも、面白いと言わざる得ない。

    畑野智美、目をつけただけの事はある。人の感情を描くのが巧い。

    この人の作品は全部読むのだ。もう決めた。

    星は4つだ。これがデビュー作品とは恐ろしい。

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    2025年04月08日
  • ヨルノヒカリ

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    感想
    お互いに何処か足りないところがある、そんな二人が偶然にも出会うことってあるんだなぁ。家族にも色々な形がある。


    あらすじ
    夜野光は、成瀬という親友の家族に支えられて生きてきた。アパートが取り壊しになるということで住み込みの仕事を探していた。

    これまで通りレストランの仕事だと思っていたが、そこは手芸店だった。手芸店は木綿子という七歳上の女性が暮らす家だった。

    木綿子は、男性と付き合ったことがなく、ひかりは普通の生活をしたことがなかった。

    二人はお互いを大事に思いつつ、恋愛には興味がない。一般常識では一緒にいるために恋人や性的な理由づけが必要なのか?二人は自分たちだけの関係を模索する

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    2025年04月06日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    主人公がタイムマシンを使い過去に行ったことで未来の世界が変わってしまう物語。あらすじだけ文字にするとよくありそうなSF物語である。けれど、日常にフォーカスされた話であるからこそ、たったひとりの人間の行動が世の中の出来事に大きく反映されているのだと納得できる。

    誰かに影響を与えていない人なんて、この世にいない。一本早い電車に乗る乗らない、コンビニで寄り道をするしない、たったひとりの選択で未来の世界が変わってくる。そう考えると、自分が生きていることにすら責任が伴うように思えてくる。

    だけど、重く考え過ぎず生きたい。というより考えなくても、どんな世界線で生きたとしても、出会うべき人とは必然的に出

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    2025年04月06日
  • ヨルノヒカリ

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    特に盛り上がりがあるわけでもないが、飽きずに最後まで読み続けることができた。文章も読みやすかった。

    多様性を認めながら、「恋」とはこういうものという一般論にこだわりすぎている気がする。しかもひかりと木綿子の2人とも。「恋」の形も人それぞれでいいじゃん、と思うのだが、他のことは「人それぞれ」と思えているのに、どうして「恋」だけはそう思えないのだろう。やはり「典型的な恋」をしてみたい気持ちが人間にはあるのかな。映画で漫画でドラマで小説で「恋とはこういうもの」と刷り込まれてしまっているから。

    岡村孝子の歌に「幸せなんて言葉があるからそれとわからずに思い出ばかり作るのね」という歌詞があるが、「恋」

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    2025年04月05日
  • 消えない月

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    ストーカーする側の視点で客観的に物事を見る機会はないので、新たな視点で物事を捉えることができた。ストーカー事件のニュースを聞くたびになぜこんな事件が起こるのだろうと思わずにはいられないけれど、彼らにとっての正解が行きすぎて、事件を起こしてしまうことを知った。だからといって正当化できるものではないので、どうしたらこのような事件が無くなるのだろうと考えずにはいられない。この小説の後味の悪さは、読者に問いを与えてる証なのかもしれない。

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    2025年03月02日
  • 海の見える街

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    少しずつ人が変化していく成長物語、変化の物語。初めは一人の人物の登場によって、日常が少しずつ歪んでいくように思えた。読み進めるうちに歪みではなく、プラスに変化していると感じるようになる。この変化って自分の日常生活でも起こっているし、人が新しい出会いを繰り返している限り、誰でも経験していることなのではないか。一見変化してないように思えても、変化していない人はいないと思った小説。

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    2025年03月01日
  • 消えない月

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    マッサージ師のさくらは過去のトラウマを抱えつつ優しいお客の松原と交際をスタートした。しかし、次第に『愛』を盾に松原の狂気的な言動がエスカレートし、さくらの希望の光は一撃で闇に飲み込まれてしまう。一瞬で暗闇に侵食され、ただ茫然としてしまった。彼女の幸せを祈る思いと隣り合わせで恐怖も側にいる。

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    2025年02月28日
  • 消えない月

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    マッサージ店に勤める女性が、お客と少しの期間交際したばかりに、ストーカー被害にあっていく…。
    被害女性視点とストーカー視点の2つで物語は進んでいくため、普段触れることのないストーカーする側の視点や、どういった思考回路でその結論に至るのかが描かれていて到底理解出来ないと思った。また1人の女性にそこまで執着できることを少し羨ましくも感じた。もしかすると、被害女性が好きなのではなく、そういった環境に身を置いている自分自身が好きなのかもしれない。

    反対に女性視点では、どれだけ逃げ続けても、ストーカーの思い通りにならない限り、何をしてくるか分からない恐怖、履き違えた愛情をひしひしと追体験できた。

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    2025年02月23日
  • 神さまを待っている

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    グロいな、と思ってしまった。
    希望が見えては失われていく過程をさまざまな状況で見せつけてくる。就活生なので「私もこうなるのか…?」とヒヤヒヤしながら読んでいた。

    けど、私にはいざという時に助けを求められる家族がいる。この物語は「頼れる人がいない状況が貧困だ」ということを伝えたいのだと思う。その視点で見ると、私が貧困になる確率は低いから安心してしまった。いや、安心していいのだと思うけれど。

    愛が夜職を軽蔑しない考え方は私は賛成できないかな。この本が執筆された頃は死なないための手段の一つとして夜職があったのだと思う。世間も夜職への批判はありつつ「生きるためには」と思っている部分もあったと思う。

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    2025年02月01日
  • 家と庭

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    畑野さんずっと気になっていた作家さんで、これが初読み作品です。
    テンポのいい会話の中に時折クスッと笑えるやりとりもあって、ホームドラマを見ているかのようにさくさく読めました。
    外から見たら仲のいい素敵な家族ですが、個々にはそれぞれの悩みもあって、特に文乃については心が痛かったです。
    でも最後にはみんな良い形で旅立っていき、一人残された望にも…

    下北沢という場所も、テレビでは見たりして何となくしか知りませんでしたが、この本を読んで、素敵なところだなと思いました。

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    2025年01月26日
  • 神さまを待っている

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    愛と同じくホームレスになっても身体は売りたくないと思っているけど、作中で愛がなかなかワリキリに踏み込まない時は「なぜこんなに躊躇っているのか」と思ってしまったので私はきっと貫き通せるものが何もないんだと思った。
    同時に身体を売ってお金を得ることの重さが分かっていないなと痛感した。
    派遣切りからホームレスに至るのが転落のピークと思っていたけど、そこから更にじわじわ追いつめられていく様子はくるしかった。

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    2025年01月20日
  • 海の見える街

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     物語は冴えない男性司書の恋愛を主に進められるのだけれど彼の周りにいる登場人物たちが、どの人も魅力的な個性を持っていることが私がこの本に感じる一番の魅力だと思う。
     章によって視点が変わるのでどの人物にも新鮮な気持ちで感情移入しまくりで終始飽きずに読めた

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    2024年12月29日
  • 神さまを待っている

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    あんまり読んだことないジャンル
    30代の貧困の話。
    仕事も家もなくて漫画喫茶で寝泊まり。色んな方法で稼ぐ。
    こういう世界もあるんだよなぁと勉強になった。何故かすごい引き込まれた。今読めてよかった。そう思う。

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    2024年11月30日