畑野智美のレビュー一覧

  • アサイラム

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    大学時代に友人から性暴力に遭ったスミレ。
    その後社会人として過ごしていたが、あるきっかけで心のケアをするために行政が作り上げた街で暮らすことに。
    虐待やいじめなど暴力を受けてきた人々と関わりながら生き方を模索していく…。

    タイトルの「アサイラム」は避難所、保護、亡命という意味だそうです。
    あらすじから重たい内容だと覚悟していましたが、主人公に共感出来ない部分もあって全体的に水面を浮いている様な息苦しさがありました。
    加害行為に遭った人は普通の生活を送ることさえ努力しなければならず、十分なケアを受けることも被害を忘れることもできない。それが今の日本の社会なんだと身につまされました。
    どう生きて

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    2026年04月24日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやの「ファースト・アンド・オンリー」好きです。このくらいの恋愛が素敵です。これ以外は普通のお話でした。

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    2026年04月19日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具を新調したくなるお話し。話全体としてはいい意味で刺激的な抑揚には欠けるのだけれど、人の心の繊細な部分を捉える描写は流石畑野さん。

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    2026年04月17日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人生は選択の連続だ。

    主人公は、そこそこ人気のある漫画家・藤波夏帆。
    38歳を目前に彼女も人生の岐路に立っている。

    一歳年上の彼氏はいるが結婚の予定はなし。
    正直、このヨシくんという男性に私は全く魅力を感じなかった。

    美貌も人気も貯蓄もある夏帆が、食欲と性欲を満たすだけの男と付き合い続ける理由が理解できない。
    更に妹・汐里の図々しさにも閉口。

    登場人物はみな癖があって共感出来なかったが貝塚さんだけは好感が持てた。

    年代を問わず悩みは尽きない。

    とくに結婚、妊娠、出産、子育てを考える世代のリアルな日常が、物語に息づいていた。

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    2026年04月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    「ファースト・アンド・オンリー」が良かった。なでし子物語のスピンオフ「ストロベリーの歌」に出会えてラッキー!

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    2026年04月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    落ち込んだ気持ちにおやつがご褒美となる、そんな6人の作家さんのアンソロジー。
    おやつっていいよね!と思わされる。
    淡々とした同級生と踊り場で食べるおやつの話、
    両親を亡くした中学生の女の子がマーマレードジャムに癒される話がとても良かった!

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    2026年04月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    みんな何かを抱えて生きている。
    どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
    そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
    どの作品も作家の特徴がよく出ている。

    「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。

    「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。

    「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。

    「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。

    「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子

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    2026年04月08日
  • 14歳までの犯罪

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    中学生のとき私は万引きもいじめも暴力もしていないが、この小説を読むと、なぜか懐かしいと感じてしまった。うまく言い表せないけれど、私が中学生の頃に感じていたモヤモヤと、似ている気がした。物語に入り込んで、読後もずっとモヤモヤしてしまった。

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    2026年03月31日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    漫画家の藤波夏帆は、節約・ライフスタイルエッセイを
    中心にそこそこの人気を保ってきた。だが38歳を前に、
    作品で伝えてきたメッセージや世間でのイメージとの
    間にズレを感じ始め…。

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    2026年04月29日
  • 若葉荘の暮らし

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    人は不安や悩みを抱えながら生きていて、それを誰かに打ち明けられる人もいれば、そうでない人もいる。ということに改めて気づいた。そんな中でも、みんなに安心できる居場所があればいいなと思う。
    自分はまだ20代で先のことを深く考えたことはないけど、登場人物が抱えている不安や悩みは身近な感じがして、共感する部分もあった。
    色んな人の人生を覗かせてもらったような1冊だった。

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    2026年03月29日
  • 世界のすべて

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    誰も一人で傷つかない、優しすぎる「多様性」の教科書。

    ​カフェ店員の鳴海くんが、店を訪れる客たちとの交流を通じて「世界の多様性」を学んでいく物語。アロマンティック、アセクシャル、ポリアモリーにフィクトセクシュアル……。今の時代、LGBTQという言葉だけでは括りきれない、グラデーション豊かな「個」の在り方が丁寧に描かれます。

    ​知らない言葉も多かったですが、それらを知識として「押し付ける」のではなく、あくまで日常に存在する「特別ではない隣人」として提示する姿勢には非常に好感が持てました。まさに令和の多様性の教科書、といった趣です。

    ​ただ、登場人物全員が「いい人」すぎて、まるで最近のテレビ

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    2026年03月29日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人生は何かの選択をして生きているようで、実は目を背けて周りに流されて生きていることもある。

    その中で自分のやりたいことに目を向けて生きていく様をみる小説は好き。

    主人公が選択した道は応援したい。

    節約に目を向けすぎず、自分でお金を増やしていくのを考えるのもいいかもしれないときっかけを貰えた。

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    2026年03月26日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    表紙の可愛さに惹かれ、さらにあらすじを見て他人事とは思えず読んでみた

    メイちゃんたちよりも10歳若いけどメイちゃんと自分を重ねて読んでいたので、ところどころ自分のコンプレックスが刺さってうるせーよ!と言いたくなるところもあったけど、逆にみっちゃんや杉本くんの自己肯定感とかそれゆえのコンプレックスとかに共感できるところもあった

    ラストは文章は美しかったけど、うーん、そうなるんだって感じ
    奇跡感が否めなくて、うまく言えないけど小説を感じてしまった

    10年後また読んでみたい
    今はメイちゃんに共感してるけど、もし独身だったら羽鳥先生に出会えたことを妬ましいと思ったりするのかな

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    2026年05月10日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    睡眠と寝具のこと、勉強になった。

    相手の気持ちを察しやすい人が陥りやすい、かつての天秤が傾いたような関係がだんだん明らかになる様子は読者への大きな問い。

    好きな人によく思われたい、好かれたいと思うのはとても自然なこと。
    かといって、一方的に相手に合わせたり、相手の希望に沿うように振る舞うのは違う。
    依里は婚約者の直樹が事故で死んだことによりそのことに思い至る。
    相手の気持ちや好みを察した上で、自分がどうしたいのかを選ぶことができるのが一番いい。

    転居して職場も変わった依里が、再び立ち上がって新しい自分で、新しい関係を作っていけるかもしれない、と感じさせる最後、よかった。

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    2026年03月25日
  • アサイラム

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    心に傷を負った人達が集まる場所、アサイラム。いじめやレイプといった主に女性の被害が目立つ。支援者との対話により少しずつ変化が見られ始める。そして、自身も支援する立場になることを決める。
    人と繋がることの大切さを感じた一冊でした。

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    2026年03月19日
  • 大人になったら、

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    恋愛や仕事や劣等感など色んな物事、感情に取り囲まれても1つ1つ着実に向き合おうとする姿がとても良かった

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    2026年03月19日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    婚約者をバス事故で亡くした主人公。
    婚約者は見知らぬ女性と温泉旅館に泊まった後事故に遭っていて…(女性も死亡)。
    そりゃ辛いよね。浮気されてショックなのに相手が亡くなっているから感情のぶつけ先がない。詳細も分からないまま。
    物語の後半で浮気相手が悪女みたいな流れになるけど、私的には旅館に出向いた時点で婚約者もアウト。
    精神的大ダメージを受けた主人公はゆっくりと少しずつですが回復していこうと努力します。こちらの期待をものすごく持たせたところで物語は終わっています。幸せになっていますように。

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    2026年03月09日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    読み終わった最初の感想は「リアルやな〜」。
    主人公は「恋人もいない、かといって仕事に励むわけでもない三十五歳の独身女性、会社員」で、物語の3/4くらいそのままで進んでいくけど、残りの1/4でぐんっと前に進んだ印象。

    世間的にはちょっと触れづらいレッテルがある主人公やけど、その人なりの人生があって、しっかり前に進んでいるのがリアルやなあと思った。

    羽鳥先生と結ばれて?よかった!

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    2026年02月27日
  • 世界のすべて

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    セクシャリティをテーマにした本。スラスラ読めて心がちょっぴり温まるような優しい話ではあったものの、どこか心に刺さる場面がないというか、綺麗にまとまりすぎて物足りなさを感じてしまいました。
    様々なセクシャリティの登場人物が出てくるのは良いのですが、どこか上辺だけに感じてしまって…。ただ、さまざまな人の「世界のすべて」を垣間見ることで視野が広がった(気がする)のは良かったですし、読後感も爽やかで良かったです。

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    2026年02月23日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具店でパートをする女性、依里。
    彼女は恋人を数年前にバスの事故で失い。

    さらに恋人が浮気をしていた…⁉︎

    とかなり辛い経験をしている。

    そんな彼女をある日恋人の浮気相手の女性の夫が
    お店に尋ねてきて…

    寝具店の知識の豊富さは実際に作者が
    寝具店で働いた経験が元になっているので
    ちょっとした枕や毛布の知識も知れて
    お得でした♪
    (まさか枕の寿命が3年とか衝撃∑(゚Д゚))

    依里は喪失感を抱えながらも
    少しずつ自分と向き合い、他人じゃなくて
    自分のため生きていく姿が良かったです。
    ただ、自分は依里のように誰かのために
    やりたかったことを諦めたりという経験は
    ないので、それだけ好きな人や

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    2026年02月21日