畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2017.2.17〜2017.3.7
軽い気持ちで本を読みたいと手に取った作品。
本自体は薄かったが、ただの恋愛小説ではなくとてもメッセージ性がある本であった。
感情8号線。環状8号線。
荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布
距離は近いのに、遠い。
東京ってそういうところ。近くにあるのに手に入らなくて、幸せとは遠い街。
すぐそこにある幸せを掴めず、遠回りしながら恋をしたり仕事をしたりして生きている。
そんな女性にとても共感した話でした。
性格も容姿も全て合わないけど、それでも
共感したのは、幸せになるための選択を私たちはしているからだと思う。 -
Posted by ブクログ
どんだけ狭い街なんだと頭の中で突っ込み苦笑い。でもそれは些細なこと。内容は若者らしさ全開でとても面白かった。性描写に少し違和感を覚えたけど、なるほど女性作家さんということで納得。男性が女性に対して誤った固定概念があるように、逆も然りなのかもしれない。
あらすじ(背表紙より)
佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり…。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生を書い -
Posted by ブクログ
ちょいと駄目な感じだけれども一応社会に順応している雰囲気イケメンが、いわれの無い女性問題の中傷書き込みで本社を追われ、生まれ故郷のファミレスに配属になるところから始まります。
都落ちの上に生まれ故郷に配属という事で、少々腐り気味となりますが、6年ぶりに会う親友や、父親以外の家族との触れ合いで次第に心がほどけて行きます。
この父親以外という所が味噌で 、女好きで家に寄りつかないくせに息子の事が大好きで、そんな父親の女癖の悪さが自分に遺伝しているんではないかと嫌悪感がありまして、しかもそんな父親の女性問題が善幸に直接の大問題を起こす事となるのであります。
この善幸くん基本的に年上好きで、今まで付 -
Posted by ブクログ
私が父のことをあまり良く思わないのは、きっと自分と似てるからなんだろうな、特に自分の嫌なところが。
歳を取って、鏡に映る顔の形やちょっとした仕草や口調が似てくるのを自覚すると、益々そう思うようようになった。
だけども、ほんとは自分の嫌なところは、多少の遺伝はあったとしても、自分の人生の、自分の責任なんだよね。
息子を持って、二人とも独立した今となって、もっとこう接してあげていたら良かったとか、こう育てていれば良かったとか思うけど、彼らの人生には、私はまた間接的にしか関与できなくて、彼らの人生は自分で作り上げるものなんだよ。今度の次男の就活でつくづく思った。
ずっと長い、父と私、私と息子たちとの -
Posted by ブクログ
人が心から安心できることは永遠にないのではないか。
結婚しても独身でも、稼いでいても稼いでいなくても。
心の持ちようとかよく聞くし、私もそう思っていたけれど、そう思いたいだけなのかもしれない。
SNSでは、独身だけど幸せだし人生満喫してます!のような投稿を見かけるけど、本当でもあり、全部が本当でもないような気がする。
だからといって全てが不幸でもない。
既婚者も独身も子持ちも子なしも、違う種類の罪悪感があって、各々気を遣いあいながら生きている気がする。
結局どんな肩書きであっても、不安はついてくるし、それを受け止めて生きていくしかない。
自分に刷り込まれてきた思い込みを、ひとつずつ解いてい -
Posted by ブクログ
14歳の子達の心の揺らぎがこと細かに描かれているお話しだと思いました。
14歳…大人でもなく子供でもない難しい年齢。
今は情報過多の時代だから普通の自分がなんかつまらなく思てしまうのかな?
このくらいの子が万引きとかのスリルを味わうということはどの時代にもあったのかもしれないけれど、最後の方で友達のお兄さんが
『オレたちの時は駅前のスーパー潰しそうになったからほどほどにしろよ』
と、笑いながら言ったのには誰もがやること…みたいなニュアンスがあって空恐ろしくなりました。
中学生、高校生が教室という狭い空間に数十人も詰め込まれて自由がない。
だから刺激を求めがちなのかもしれないね。
けれど、