畑野智美のレビュー一覧

  • 国道沿いのファミレス

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    どんだけ狭い街なんだと頭の中で突っ込み苦笑い。でもそれは些細なこと。内容は若者らしさ全開でとても面白かった。性描写に少し違和感を覚えたけど、なるほど女性作家さんということで納得。男性が女性に対して誤った固定概念があるように、逆も然りなのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり…。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生を書い

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    2016年01月05日
  • 国道沿いのファミレス

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    ちょいと駄目な感じだけれども一応社会に順応している雰囲気イケメンが、いわれの無い女性問題の中傷書き込みで本社を追われ、生まれ故郷のファミレスに配属になるところから始まります。
    都落ちの上に生まれ故郷に配属という事で、少々腐り気味となりますが、6年ぶりに会う親友や、父親以外の家族との触れ合いで次第に心がほどけて行きます。
    この父親以外という所が味噌で 、女好きで家に寄りつかないくせに息子の事が大好きで、そんな父親の女癖の悪さが自分に遺伝しているんではないかと嫌悪感がありまして、しかもそんな父親の女性問題が善幸に直接の大問題を起こす事となるのであります。

    この善幸くん基本的に年上好きで、今まで付

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    2015年09月21日
  • 夏のバスプール

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    「夏休みまで、あと5日。
     トマトを投げて来たあの子は誰だ!?」

    じりじりと暑くなる予感を秘めた夏の朝、
    僕の右肩にトマトが飛んできた。

    夏。空。プール。制服。白。トマト。赤。目の前の女の子。

    何かが始まる予感と
    何かが壊れる予感。

    泳げない僕と
    泳げるあの子。

    あの子もその子もみんな一直線。一方通行。
    それぞれの道が交差して。
    どう頑張ってもぶつかってしまうなら
    駆け抜けて可能性を捉まえたい。

    感想が抽象的になってしまうけど、
    細かく伏線とかその後とか言わずに
    登場人物の不器用さに触れてほしい一冊です。

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    2015年07月05日
  • 夏のバスプール

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    突き抜けた爽やか青春小説かと思ったら、全然そんなことなかった。ちょっと思っていたのとは違ったけど、普段読んでるのには近い感じかな。文庫の方の装丁の方がしっくりくる。

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    2015年07月02日
  • 国道沿いのファミレス

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    お仕事の話かと思って読み始めたけど、恋愛の要素が強かった。でも、恋愛小説という感じではないなぁ。。。
    言っても言わなくても後悔するなら言わない方が良い。っていう言葉が印象的だった〜

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    2015年02月18日
  • 国道沿いのファミレス

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    微妙に違うけど他人事とは言えないシチュエーションですいすい読み進めてしまった。あんまり大団円みたいなの好きじゃないんだけど、この話はなんか好き。

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    2014年11月28日
  • 国道沿いのファミレス

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    私が父のことをあまり良く思わないのは、きっと自分と似てるからなんだろうな、特に自分の嫌なところが。
    歳を取って、鏡に映る顔の形やちょっとした仕草や口調が似てくるのを自覚すると、益々そう思うようようになった。
    だけども、ほんとは自分の嫌なところは、多少の遺伝はあったとしても、自分の人生の、自分の責任なんだよね。
    息子を持って、二人とも独立した今となって、もっとこう接してあげていたら良かったとか、こう育てていれば良かったとか思うけど、彼らの人生には、私はまた間接的にしか関与できなくて、彼らの人生は自分で作り上げるものなんだよ。今度の次男の就活でつくづく思った。
    ずっと長い、父と私、私と息子たちとの

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    2015年10月03日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    畑野智美さんのエッセイかと思って借りたら違った。でも主人公はエッセイ漫画家。フリーランス、独身、美人、彼氏がちょっとどうしようもないのでズルズル付き合ってる。うーーーん勿体ないと思いながら読んでいたけれど、なんとか整って終わったので良かった。

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    2026年06月09日
  • 14歳までの犯罪

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    14歳の子達の心の揺らぎがこと細かに描かれているお話しだと思いました。

    14歳…大人でもなく子供でもない難しい年齢。
    今は情報過多の時代だから普通の自分がなんかつまらなく思てしまうのかな?

    このくらいの子が万引きとかのスリルを味わうということはどの時代にもあったのかもしれないけれど、最後の方で友達のお兄さんが
    『オレたちの時は駅前のスーパー潰しそうになったからほどほどにしろよ』
    と、笑いながら言ったのには誰もがやること…みたいなニュアンスがあって空恐ろしくなりました。

    中学生、高校生が教室という狭い空間に数十人も詰め込まれて自由がない。
    だから刺激を求めがちなのかもしれないね。
    けれど、

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    2026年06月05日
  • 大人になったら、

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    後ろのあらすじを読んで主人公が自分と同い年だったため手に取った本

    読み終わってから装丁を見返したら納得した

    消えない月の作者とは思わなかった
    消えない月が衝撃的で
    こんなほっこり系なお話も書く作家さんなんですね

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    2026年05月27日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    名取佐和子さんのドーナツ息子が特に今の私には響きました。
    私にも息子がいるのでこの先、親がこどもを思うようにこどもにも親を思う瞬間が物語の様に一瞬でもあると良いなという淡い期待をしてしまいました。
    一緒にいれる時間を大事にしないとと改めて思いました。

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    2026年05月17日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    著者のエッセイだと思い込んで読み始めてしまってて途中、物語なんだと気づいたけど、その先、物語なんだとちょくちょく自分に言い聞かせないとエッセイだと思ってしまうようなリアルっぷり。貝塚くんがいい人だったな~。

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    2026年05月15日
  • 大人になったら、

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    結婚してない、SEXのない生活、初恋が忘れられない。
    これらが普通じゃないとされる大人...。

    人には人の進む速さがある、と思うけどやっぱり周りがずっと前にいると自分が異常なのかなって思ってしまうよね。

    内容としては30代独身女性のあるあるで、大きな展開もないんだけど、最終的に、メイ改め、命の人生も歩を進めていることが分かって、よい気持ちで本を閉じることができた!

    杉本くん、良いキャラだったな〜笑

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    2026年05月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    「おやつ」をテーマにした6名の作家によるアンソロジー。

    手作りであろうと、出来合いのものであろうと、相手のためを思って食べ物を用意する行為が愛情そのものだと思った。

    クロテッドクリームをたっぷりのせたスコーンを食べたくなった。

    島本理央さんの作品は表現にドキッとするところがあったので、他の作品も読んでみたい。

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    2026年05月13日
  • 神さまを待っている

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    女性の貧困について。
    かつては貯金0、カード利用額>=収入となる生活をしていたものだが、ここまでの貧困は経験したことないのは何だかんだで恵まれていたのだと認識した。
    昨今の情勢ではとても他人事とは思えず、明日は我が身かもしれない…

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    2026年05月13日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    “美味しいおやつが食べたくなる”ようなものではなく、おやつを通して気持ちや人生の揺らぎを描いたアンソロジーだった。

    作中のおやつは、ただ甘いものではなく、それぞれの登場人物が踏ん張るための“小さな支え”や“カンフル剤”として描かれていた。

    自分らしく生きる道を見つけるきっかけになったり、本と一緒に孤独や空腹を埋める青春の思い出になったり、懐かしい味が安心へ繋がったり。

    特に4話目の子育ての話は、自分ではない誰かの人生に関わり続けることの大変さが強く伝わってきた。
    迷ったり悩んだりしながらも、その子自身を信じていくしかない。
    だからこそ、ほんの少し息をつける“おやつの時間”が必要なんだろう

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    2026年05月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    なんだかんだ言っても不倫なんてろくな
    もんじゃない、何で不倫をするんだろうと
    思っていたんですが、スリルや刺激を求める
    ためなんて言われたら勝手にしてくれと
    作品の趣旨と違う感想を持った島本理生さんの
    「楽園の代わりのカッサータ」。
    受けた恩というか優しさって相手が
    思っている以上に大きなものだし
    その優しさを自然とできる彼・・・素敵だ
    と思った織守きょうやさんの
    「ファースト・アンド・オンリー」。
    両親を亡くした悲しみから救い出してくれた
    瀬戸内の島でいっしょに暮らす叔父との
    素敵な時間とジャムに心ひかれた友井羊さんの
    「春とマーマレード」。アイドルって見た目の
    華やかさとは裏腹に大変な職業

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    2026年05月08日
  • アサイラム

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    2026/05/08(金)

    アサイラム:避難所や保護、亡命という意味。精神的に弱っている人や住む場所のない子どもたちの他に、障害のために生活に困難のある人や高齢者の保護施設こと。

    結構重い話だった。
    雪下くんの過去に関しては、環境が劣悪すぎて浮世離れしているなと感じたけれど、実際に同じような家庭はあるだろうと考えると残酷だなと思った。
    被害者が受けるダメージは自分が遭ってからでないと理解できない層が一定数いる。遭っていたとしても、理解できない人は本当に哀れだと思う。スミレの大学時代の友人の話は一理あるようなないようなという感じだった。言いたいことは分からんでもないけど、絶対に被害者を前にし

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    2026年05月08日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    30代後半、独身、ひとり暮らし。
    長く付き合っている彼はいるけれど結婚まで煮え切らない。周りは結婚どころか離婚も増えてきている年齢。
    仕事はあるけれど人気商売のため不安が募る。
    これからどうして生きていくか。
    という話をゆっくり綴ったお話で雰囲気はとても好きでした。

    少し残念なのは、会話の時に「そう」「うん」「そっか」「え?」など反応だけの節が多々あり、あまり登場人物の人となりが見えてこないことかな。
    もっと会話の中でその人の主張が分かれば、より物語を掴めた部分があるかもしれないので、もったいないと感じました。

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    2026年05月07日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ご褒美シリーズを読むのは2作目。
    美味しいおやつを大切な人と食べるひと時は幸せ。悲しいことをちょっと忘れられたり、元気をもらえたり…
    お気に入りは友井羊さんの「春とマーマレード」。物語自体も良かったし、マーマレードって柑橘類のどれを使うかで味が変わるんだと知って試してみたくなった。手作りマーマレードが美味しそう。
    そして、伊吹有喜さんの「ストロベリーの歌」は「なでしこ物語」シリーズのスピンオフだった。まさかここで読めると思っていなかったので、びっくり。

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    2026年05月06日