畑野智美のレビュー一覧

  • 神さまを待っている

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    女性の貧困について。
    かつては貯金0、カード利用額>=収入となる生活をしていたものだが、ここまでの貧困は経験したことないのは何だかんだで恵まれていたのだと認識した。
    昨今の情勢ではとても他人事とは思えず、明日は我が身かもしれない…

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    2026年05月13日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    “美味しいおやつが食べたくなる”ようなものではなく、おやつを通して気持ちや人生の揺らぎを描いたアンソロジーだった。

    作中のおやつは、ただ甘いものではなく、それぞれの登場人物が踏ん張るための“小さな支え”や“カンフル剤”として描かれていた。

    自分らしく生きる道を見つけるきっかけになったり、本と一緒に孤独や空腹を埋める青春の思い出になったり、懐かしい味が安心へ繋がったり。

    特に4話目の子育ての話は、自分ではない誰かの人生に関わり続けることの大変さが強く伝わってきた。
    迷ったり悩んだりしながらも、その子自身を信じていくしかない。
    だからこそ、ほんの少し息をつける“おやつの時間”が必要なんだろう

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    2026年05月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    なんだかんだ言っても不倫なんてろくな
    もんじゃない、何で不倫をするんだろうと
    思っていたんですが、スリルや刺激を求める
    ためなんて言われたら勝手にしてくれと
    作品の趣旨と違う感想を持った島本理生さんの
    「楽園の代わりのカッサータ」。
    受けた恩というか優しさって相手が
    思っている以上に大きなものだし
    その優しさを自然とできる彼・・・素敵だ
    と思った織守きょうやさんの
    「ファースト・アンド・オンリー」。
    両親を亡くした悲しみから救い出してくれた
    瀬戸内の島でいっしょに暮らす叔父との
    素敵な時間とジャムに心ひかれた友井羊さんの
    「春とマーマレード」。アイドルって見た目の
    華やかさとは裏腹に大変な職業

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    2026年05月08日
  • アサイラム

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    2026/05/08(金)

    アサイラム:避難所や保護、亡命という意味。精神的に弱っている人や住む場所のない子どもたちの他に、障害のために生活に困難のある人や高齢者の保護施設こと。

    結構重い話だった。
    雪下くんの過去に関しては、環境が劣悪すぎて浮世離れしているなと感じたけれど、実際に同じような家庭はあるだろうと考えると残酷だなと思った。
    被害者が受けるダメージは自分が遭ってからでないと理解できない層が一定数いる。遭っていたとしても、理解できない人は本当に哀れだと思う。スミレの大学時代の友人の話は一理あるようなないようなという感じだった。言いたいことは分からんでもないけど、絶対に被害者を前にし

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    2026年05月08日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    30代後半、独身、ひとり暮らし。
    長く付き合っている彼はいるけれど結婚まで煮え切らない。周りは結婚どころか離婚も増えてきている年齢。
    仕事はあるけれど人気商売のため不安が募る。
    これからどうして生きていくか。
    という話をゆっくり綴ったお話で雰囲気はとても好きでした。

    少し残念なのは、会話の時に「そう」「うん」「そっか」「え?」など反応だけの節が多々あり、あまり登場人物の人となりが見えてこないことかな。
    もっと会話の中でその人の主張が分かれば、より物語を掴めた部分があるかもしれないので、もったいないと感じました。

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    2026年05月07日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ご褒美シリーズを読むのは2作目。
    美味しいおやつを大切な人と食べるひと時は幸せ。悲しいことをちょっと忘れられたり、元気をもらえたり…
    お気に入りは友井羊さんの「春とマーマレード」。物語自体も良かったし、マーマレードって柑橘類のどれを使うかで味が変わるんだと知って試してみたくなった。手作りマーマレードが美味しそう。
    そして、伊吹有喜さんの「ストロベリーの歌」は「なでしこ物語」シリーズのスピンオフだった。まさかここで読めると思っていなかったので、びっくり。

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    2026年05月06日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ただなんとなく生きていてる感じは分かる部分があった。
    ただ、ダメ男好きはほんと分からん。
    一方では変化を求めているが誰に言われても付き合いは変えない、この煮え切らない感じ外から見るとイラッとするんだろうな。

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    2026年05月04日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    2026.05.04

    この作者自身のエッセイかと思い込んで読み始めたため、主人公の名前が出た時にあれ?となってそれで小説なことを知った。エッセイじゃないなら読むのをやめようかなと思って50ページくらい読んだところで主人公の妹汐里が出てきてその名前に親近感があったのでそのままいっきに読んでしまった。
    主人公とヨシくんの関係、わかるようなわからないような。要は現実から目を背けたり大事なことを考えずに後回しにするのにお互いに都合のいい人だったんだよね。主人公は美人で自立しているのにとても自己肯定感が低いから慕ってくれる相手を受け入れてしまったのと、ヨシくんはクリエイターで作品にこだわりがあって、主

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    2026年05月04日
  • 世界のすべて

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    誰しも少なからず秘密や不安を抱えて生きている。「普通」に翻弄され、焦り、不安を抱えて。理解しようなんておこがましい。でも、当たり前だと思わない感覚を大切にしたいと思える一冊。

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    2026年05月03日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    百貨店勤務経験があるので、その当たりの細かな描写は懐かしさを感じた。
    よその売場に仲の良い人ができる人間関係は羨ましい。

    今思っていることをもう少しお客様に伝えないと
    理由がわからないと納得いくものもいかないのではなかろうか。
    正しいことを言っていても相手が受け入れる気がないと意味がなくて
    結局合わない安い枕を買って本人が納得するなら
    接客業として微妙なところだなと思う。

    謝罪の席でパフェは頼まないにしろ、飲めなくて一切飲まないものを
    頼むのは勿体ないし、お店にも悪いと思うのだが。
    同じ接客業をしているのにそういうところは気にならないのかな。

    女性でもっている職場なのに何故か男性が軽視し

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    2026年05月02日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    『ファースト・アンド・オンリー』『春とマーマレード』『ストロベリーの歌』が印象に残った。
    題名と中の小説の印象が違うけどやるせない昼下がりに未来への希望を持たせるということか。

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    2026年04月30日
  • 世界のすべて

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    女装趣味、恋人が何人もいないと自分を保てない、正欲無し、恋愛不要、同性愛⋯様々な問題と一緒にどう生きていくか。
    カフェブルーを通して少しずつ視野が広がる美しさがあった。
    コトリ意外メンタルが一定してるのが印象的。

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    2026年04月29日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    14歳の少年少女たちの犯罪についてのお話。
    自分が学生の頃もあったな、と思うような、一言で何かが崩れる感覚とか自分の行動がずれたらそれだけで仲間はずれにされそうな感覚、自分が周りから見られたい感覚、表面上は仲良くしてるけど本当は仲良くない感覚、あの人と仲良くしたいけどそうしたら自分の今の関係が壊れる感覚。今思えばなんでそんなことを気にしていたんだろう、と感じるが、中学生だった当時はそれだけで自分の居場所がなくなるように感じられて。この本はなんとも言えないむず痒い感覚を言語化するのが上手いなと感じた。悪いことでもその時は楽しくてやってしまう、そのあとから後悔してモヤモヤするけどまたやってしまう。

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    2026年04月28日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    恋人を事故でなくした女性が寝具売り場で働くお話。

     いわゆるお仕事小説に、死別した恋人へのこだわりと決別があり、恋愛未満のような恋愛のようなものもあり、社会における女性の立場の低さを訴える要素も含んでいて、なんていうかこう「AIに生成させたらこうなるかもなってくらい、絵に描いたような”女性向け小説”やな」と思いました。

     文章はとても読みやすく飽きることはない。話の進展もするすると心地よかったです。結末に近づくにつれ「おいおい主人公、眠いこと言い出したなあ」と私は冷めていきましたが、感情移入して読めた人にとっては割と爽やかでいい感じだったのかもなと思います。私は「なんのかんの言ってゆるいな

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    2026年04月27日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    漫画家エッセイを描く30代後半で独身のひとり暮らし、とあるけど絶対に結婚して子供が欲しいとか今とは全然違う環境を望むなら不満や悩みも膨らむだろう。でも好きな仕事に就き(望む形ではないにしろ)彼氏がいて2年は仕事がなくても生きていけるだけの貯金があり、自分や家族に何かあった時の急な出費の為の蓄えもあり、親に頼ってほしいと思えるだけの余裕があるとなると何か違うなぁと思えてしまう。妹や両親や彼氏の性格や生き方にもちょっとイラっとする部分はあるけどそれは付き合い方を変えればいいだけのような。今回はあまり刺さらず。

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    2026年04月25日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    中学生の娘がいる為、気になって手に取りました。
    読後、一体何を読まされていたんだろう…という気持ちになってしまいました。
    いじめや万引きなど、ありがたいことに私の人生では身近にはなかったので、その気軽さにゾッとしました。
    人間関係のあれこれはあるあるだよなーと思いつつ、主人公の子がさっぱりとした性格でうじうじ悩まないところに好感を覚えました。
    思春期の面倒くさいところが思う存分に描かれています。

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    2026年04月25日
  • アサイラム

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    大学時代に友人から性暴力に遭ったスミレ。
    その後社会人として過ごしていたが、あるきっかけで心のケアをするために行政が作り上げた街で暮らすことに。
    虐待やいじめなど暴力を受けてきた人々と関わりながら生き方を模索していく…。

    タイトルの「アサイラム」は避難所、保護、亡命という意味だそうです。
    あらすじから重たい内容だと覚悟していましたが、主人公に共感出来ない部分もあって全体的に水面を浮いている様な息苦しさがありました。
    加害行為に遭った人は普通の生活を送ることさえ努力しなければならず、十分なケアを受けることも被害を忘れることもできない。それが今の日本の社会なんだと身につまされました。
    どう生きて

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    2026年04月24日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやの「ファースト・アンド・オンリー」好きです。このくらいの恋愛が素敵です。これ以外は普通のお話でした。

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    2026年04月19日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具を新調したくなるお話し。話全体としてはいい意味で刺激的な抑揚には欠けるのだけれど、人の心の繊細な部分を捉える描写は流石畑野さん。

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    2026年04月17日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人生は選択の連続だ。

    主人公は、そこそこ人気のある漫画家・藤波夏帆。
    38歳を目前に彼女も人生の岐路に立っている。

    一歳年上の彼氏はいるが結婚の予定はなし。
    正直、このヨシくんという男性に私は全く魅力を感じなかった。

    美貌も人気も貯蓄もある夏帆が、食欲と性欲を満たすだけの男と付き合い続ける理由が理解できない。
    更に妹・汐里の図々しさにも閉口。

    登場人物はみな癖があって共感出来なかったが貝塚さんだけは好感が持てた。

    年代を問わず悩みは尽きない。

    とくに結婚、妊娠、出産、子育てを考える世代のリアルな日常が、物語に息づいていた。

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    2026年04月15日