畑野智美のレビュー一覧

  • 南部芸能事務所

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    弱小芸能事務所を舞台に、所属する芸人たちの葛藤する想いを綴る連作短編集。
    明日はどうなるのか分からない芸能人。そのなかでも『笑い』を提供する芸人は、自分の実力プラス時代の需要が人気を左右する。駆け出しの若手、行き先を迷う中堅、終点地を考える大御所。それぞれの希望や苦悩が、絶妙な表現で読み手に伝わってくる。シリーズ作品ということで、今後が楽しみな群像劇である。

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    2017年03月26日
  • 感情8号線

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    2017.2.17〜2017.3.7

    軽い気持ちで本を読みたいと手に取った作品。
    本自体は薄かったが、ただの恋愛小説ではなくとてもメッセージ性がある本であった。

    感情8号線。環状8号線。

    荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布

    距離は近いのに、遠い。
    東京ってそういうところ。近くにあるのに手に入らなくて、幸せとは遠い街。
    すぐそこにある幸せを掴めず、遠回りしながら恋をしたり仕事をしたりして生きている。

    そんな女性にとても共感した話でした。
    性格も容姿も全て合わないけど、それでも
    共感したのは、幸せになるための選択を私たちはしているからだと思う。

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    2017年03月08日
  • 感情8号線

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    誰も真っ向から好きになれなくて、でもこれが女だよなって思えて面白かった。月並みだけど、隣の芝生は青く見えたって、実際どうかなんて本人しかわからない。

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    2017年02月21日
  • 国道沿いのファミレス

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    最初は主人公の善幸を好きになれなかったけど、読み進めていくと女性にはだらしないけど悪人ではないし、仕事も濡れ衣で飛ばされても腐らずちゃんとやり、ストーカーに怯える同僚の危機を聞けば走って駆け付けて退治する一面も持つ。幼馴染のシンゴとの友情は羨ましくなるくらい。お互いに相手を一番に思いあって恋人が嫉妬するのがわかる。粧子さんに子供ができてプロポーズ、これからの二人を応援したい。最後は家族全員ファミリーレストランに勢ぞろい、よかったね。

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    2017年02月14日
  • 国道沿いのファミレス

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    主人公の佐藤義幸は大学卒業後、東京に本社がある外食チェーンの会社に就職し、都内のファミリーレストランで働いていた。あと半年も経てば本社勤務になるはずだったが、ネットに書き込まれたデマが原因となり、転勤の辞令が下る。左遷先は、六年半一度も帰らなかった故郷にある店舗だった。
    淡々と過ごそうとする義幸、物語も当然淡々としているが、職場、家族、恋人、親友、色々あってハッピーエンド。
    25歳男の人が主人公の小説って初めて読んだかも。

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    2016年08月01日
  • 南部芸能事務所

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    芸人を目指す一組の若手の話かと思っていたけど、南部芸能事務所に所属する人たちやファンの連作短編で、とても良かった。
    もちろんその一組の若手が物語の軸なんだけど、それを中心としつつも、皆が個性があり読みやすかった。なにより社長が良い味を出していてキャラがいい。
    次巻ももうすぐ文庫化されるので楽しみ。

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    2016年04月08日
  • 国道沿いのファミレス

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    1602 初著者作品。読みやすく、登場人物も味わい深い人が多かったです。狭い世界でくっつき過ぎな感じもあるけど、大団円なのが良かった!読後感すっきり!
    第23回小説すばる新人賞受賞作。

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    2016年02月21日
  • 国道沿いのファミレス

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    どんだけ狭い街なんだと頭の中で突っ込み苦笑い。でもそれは些細なこと。内容は若者らしさ全開でとても面白かった。性描写に少し違和感を覚えたけど、なるほど女性作家さんということで納得。男性が女性に対して誤った固定概念があるように、逆も然りなのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店舗だった。淡々と過ごそうとする善幸だが、癖のある同僚たち、女にだらしない父親、恋人の過去、親友の結婚問題など、面倒な人間関係とトラブルが次々に降りかかり…。ちょっとひねくれた25歳男子の日常と人生を書い

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    2016年01月05日
  • 国道沿いのファミレス

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    ちょいと駄目な感じだけれども一応社会に順応している雰囲気イケメンが、いわれの無い女性問題の中傷書き込みで本社を追われ、生まれ故郷のファミレスに配属になるところから始まります。
    都落ちの上に生まれ故郷に配属という事で、少々腐り気味となりますが、6年ぶりに会う親友や、父親以外の家族との触れ合いで次第に心がほどけて行きます。
    この父親以外という所が味噌で 、女好きで家に寄りつかないくせに息子の事が大好きで、そんな父親の女癖の悪さが自分に遺伝しているんではないかと嫌悪感がありまして、しかもそんな父親の女性問題が善幸に直接の大問題を起こす事となるのであります。

    この善幸くん基本的に年上好きで、今まで付

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    2015年09月21日
  • 夏のバスプール

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    「夏休みまで、あと5日。
     トマトを投げて来たあの子は誰だ!?」

    じりじりと暑くなる予感を秘めた夏の朝、
    僕の右肩にトマトが飛んできた。

    夏。空。プール。制服。白。トマト。赤。目の前の女の子。

    何かが始まる予感と
    何かが壊れる予感。

    泳げない僕と
    泳げるあの子。

    あの子もその子もみんな一直線。一方通行。
    それぞれの道が交差して。
    どう頑張ってもぶつかってしまうなら
    駆け抜けて可能性を捉まえたい。

    感想が抽象的になってしまうけど、
    細かく伏線とかその後とか言わずに
    登場人物の不器用さに触れてほしい一冊です。

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    2015年07月05日
  • 夏のバスプール

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    突き抜けた爽やか青春小説かと思ったら、全然そんなことなかった。ちょっと思っていたのとは違ったけど、普段読んでるのには近い感じかな。文庫の方の装丁の方がしっくりくる。

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    2015年07月02日
  • 国道沿いのファミレス

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    お仕事の話かと思って読み始めたけど、恋愛の要素が強かった。でも、恋愛小説という感じではないなぁ。。。
    言っても言わなくても後悔するなら言わない方が良い。っていう言葉が印象的だった〜

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    2015年02月18日
  • 国道沿いのファミレス

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    微妙に違うけど他人事とは言えないシチュエーションですいすい読み進めてしまった。あんまり大団円みたいなの好きじゃないんだけど、この話はなんか好き。

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    2014年11月28日
  • 国道沿いのファミレス

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    私が父のことをあまり良く思わないのは、きっと自分と似てるからなんだろうな、特に自分の嫌なところが。
    歳を取って、鏡に映る顔の形やちょっとした仕草や口調が似てくるのを自覚すると、益々そう思うようようになった。
    だけども、ほんとは自分の嫌なところは、多少の遺伝はあったとしても、自分の人生の、自分の責任なんだよね。
    息子を持って、二人とも独立した今となって、もっとこう接してあげていたら良かったとか、こう育てていれば良かったとか思うけど、彼らの人生には、私はまた間接的にしか関与できなくて、彼らの人生は自分で作り上げるものなんだよ。今度の次男の就活でつくづく思った。
    ずっと長い、父と私、私と息子たちとの

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    2015年10月03日
  • アサイラム

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    アサイラム…。 避難施設。レイプ、DV、虐待、イジメ、様々な被害者の心のケアを行う場所として国が作った街で色々な被害を受けた人のどうやったら立ち直れるかなどの話。 加害者は、反省とかするのだろうか?被害者は、自分が悪かったのかと悩み精神にくるし…。  レイプなんか心の殺害に近いと思う。イジメだってそう。 主人公は、立ち直れるのか。心が壊れる話は、きついわ

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    2026年07月03日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやさんの一編が最高に好きでした。尊い。
    作者さんの別の短編集でも描かれていたけれど、美味しいものを食べて(できれば)喜んてほしいって、シンプルに愛の本質だなぁ。尊すぎて何回も読み返しました!

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    2026年06月21日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人が心から安心できることは永遠にないのではないか。
    結婚しても独身でも、稼いでいても稼いでいなくても。
    心の持ちようとかよく聞くし、私もそう思っていたけれど、そう思いたいだけなのかもしれない。
    SNSでは、独身だけど幸せだし人生満喫してます!のような投稿を見かけるけど、本当でもあり、全部が本当でもないような気がする。
    だからといって全てが不幸でもない。

    既婚者も独身も子持ちも子なしも、違う種類の罪悪感があって、各々気を遣いあいながら生きている気がする。

    結局どんな肩書きであっても、不安はついてくるし、それを受け止めて生きていくしかない。
    自分に刷り込まれてきた思い込みを、ひとつずつ解いてい

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    2026年06月18日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    畑野智美さんのエッセイかと思って借りたら違った。でも主人公はエッセイ漫画家。フリーランス、独身、美人、彼氏がちょっとどうしようもないのでズルズル付き合ってる。うーーーん勿体ないと思いながら読んでいたけれど、なんとか整って終わったので良かった。

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    2026年06月09日
  • 14歳までの犯罪

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    14歳の子達の心の揺らぎがこと細かに描かれているお話しだと思いました。

    14歳…大人でもなく子供でもない難しい年齢。
    今は情報過多の時代だから普通の自分がなんかつまらなく思てしまうのかな?

    このくらいの子が万引きとかのスリルを味わうということはどの時代にもあったのかもしれないけれど、最後の方で友達のお兄さんが
    『オレたちの時は駅前のスーパー潰しそうになったからほどほどにしろよ』
    と、笑いながら言ったのには誰もがやること…みたいなニュアンスがあって空恐ろしくなりました。

    中学生、高校生が教室という狭い空間に数十人も詰め込まれて自由がない。
    だから刺激を求めがちなのかもしれないね。
    けれど、

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    2026年06月05日
  • 大人になったら、

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    後ろのあらすじを読んで主人公が自分と同い年だったため手に取った本

    読み終わってから装丁を見返したら納得した

    消えない月の作者とは思わなかった
    消えない月が衝撃的で
    こんなほっこり系なお話も書く作家さんなんですね

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    2026年05月27日