畑野智美のレビュー一覧

  • 若葉荘の暮らし

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    人は不安や悩みを抱えながら生きていて、それを誰かに打ち明けられる人もいれば、そうでない人もいる。ということに改めて気づいた。そんな中でも、みんなに安心できる居場所があればいいなと思う。
    自分はまだ20代で先のことを深く考えたことはないけど、登場人物が抱えている不安や悩みは身近な感じがして、共感する部分もあった。
    色んな人の人生を覗かせてもらったような1冊だった。

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    2026年03月29日
  • 世界のすべて

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    誰も一人で傷つかない、優しすぎる「多様性」の教科書。

    ​カフェ店員の鳴海くんが、店を訪れる客たちとの交流を通じて「世界の多様性」を学んでいく物語。アロマンティック、アセクシャル、ポリアモリーにフィクトセクシュアル……。今の時代、LGBTQという言葉だけでは括りきれない、グラデーション豊かな「個」の在り方が丁寧に描かれます。

    ​知らない言葉も多かったですが、それらを知識として「押し付ける」のではなく、あくまで日常に存在する「特別ではない隣人」として提示する姿勢には非常に好感が持てました。まさに令和の多様性の教科書、といった趣です。

    ​ただ、登場人物全員が「いい人」すぎて、まるで最近のテレビ

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    2026年03月29日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    人生は何かの選択をして生きているようで、実は目を背けて周りに流されて生きていることもある。

    その中で自分のやりたいことに目を向けて生きていく様をみる小説は好き。

    主人公が選択した道は応援したい。

    節約に目を向けすぎず、自分でお金を増やしていくのを考えるのもいいかもしれないときっかけを貰えた。

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    2026年03月26日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    睡眠と寝具のこと、勉強になった。

    相手の気持ちを察しやすい人が陥りやすい、かつての天秤が傾いたような関係がだんだん明らかになる様子は読者への大きな問い。

    好きな人によく思われたい、好かれたいと思うのはとても自然なこと。
    かといって、一方的に相手に合わせたり、相手の希望に沿うように振る舞うのは違う。
    依里は婚約者の直樹が事故で死んだことによりそのことに思い至る。
    相手の気持ちや好みを察した上で、自分がどうしたいのかを選ぶことができるのが一番いい。

    転居して職場も変わった依里が、再び立ち上がって新しい自分で、新しい関係を作っていけるかもしれない、と感じさせる最後、よかった。

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    2026年03月25日
  • アサイラム

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    心に傷を負った人達が集まる場所、アサイラム。いじめやレイプといった主に女性の被害が目立つ。支援者との対話により少しずつ変化が見られ始める。そして、自身も支援する立場になることを決める。
    人と繋がることの大切さを感じた一冊でした。

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    2026年03月19日
  • 大人になったら、

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    恋愛や仕事や劣等感など色んな物事、感情に取り囲まれても1つ1つ着実に向き合おうとする姿がとても良かった

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    2026年03月19日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    婚約者をバス事故で亡くした主人公。
    婚約者は見知らぬ女性と温泉旅館に泊まった後事故に遭っていて…(女性も死亡)。
    そりゃ辛いよね。浮気されてショックなのに相手が亡くなっているから感情のぶつけ先がない。詳細も分からないまま。
    物語の後半で浮気相手が悪女みたいな流れになるけど、私的には旅館に出向いた時点で婚約者もアウト。
    精神的大ダメージを受けた主人公はゆっくりと少しずつですが回復していこうと努力します。こちらの期待をものすごく持たせたところで物語は終わっています。幸せになっていますように。

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    2026年03月09日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    読み終わった最初の感想は「リアルやな〜」。
    主人公は「恋人もいない、かといって仕事に励むわけでもない三十五歳の独身女性、会社員」で、物語の3/4くらいそのままで進んでいくけど、残りの1/4でぐんっと前に進んだ印象。

    世間的にはちょっと触れづらいレッテルがある主人公やけど、その人なりの人生があって、しっかり前に進んでいるのがリアルやなあと思った。

    羽鳥先生と結ばれて?よかった!

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    2026年02月27日
  • 世界のすべて

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    セクシャリティをテーマにした本。スラスラ読めて心がちょっぴり温まるような優しい話ではあったものの、どこか心に刺さる場面がないというか、綺麗にまとまりすぎて物足りなさを感じてしまいました。
    様々なセクシャリティの登場人物が出てくるのは良いのですが、どこか上辺だけに感じてしまって…。ただ、さまざまな人の「世界のすべて」を垣間見ることで視野が広がった(気がする)のは良かったですし、読後感も爽やかで良かったです。

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    2026年02月23日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具店でパートをする女性、依里。
    彼女は恋人を数年前にバスの事故で失い。

    さらに恋人が浮気をしていた…⁉︎

    とかなり辛い経験をしている。

    そんな彼女をある日恋人の浮気相手の女性の夫が
    お店に尋ねてきて…

    寝具店の知識の豊富さは実際に作者が
    寝具店で働いた経験が元になっているので
    ちょっとした枕や毛布の知識も知れて
    お得でした♪
    (まさか枕の寿命が3年とか衝撃∑(゚Д゚))

    依里は喪失感を抱えながらも
    少しずつ自分と向き合い、他人じゃなくて
    自分のため生きていく姿が良かったです。
    ただ、自分は依里のように誰かのために
    やりたかったことを諦めたりという経験は
    ないので、それだけ好きな人や

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    2026年02月21日
  • 世界のすべて

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    主人公の鳴海くんみたいに『好き』や『したい』が欠落してるんじゃなくて、単にその回路を持ってないだけなのに、周りが勝手に『可哀想』とか『いつか出会えるよ』とか、頼んでもない外野のノイズをぶつけてくる。
    あれ、最高に余計なお世話ですよね。

    結局、マジョリティが作った『普通』っていう物差しで測ろうとするから歪むわけで。喫茶店『ブルー』みたいな場所が必要なのは、そこが特別な場所だからじゃなくて、外の世界がそれだけ『正解』を押し付けすぎてるからじゃないですかね。
    『みんな違って、みんなめんどくさい』。
    それでいいじゃん、って改めて突き放してくれる感じ。心地いいですよね

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    2026年02月14日
  • アサイラム

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    扱っているテーマは非常に重いものですが、最初から最後まで薄い膜で包まれているような優しさを感じます。人は簡単に人を傷つけることができてしまう。
    そんなことも気がつかずに生きてきてしまった。そんな後悔も感じながら登場人物を応援している自分がいた。

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    2026年02月14日
  • 大人になったら、

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    30代になって、この作品を読み返したいと思いました。もっと色々感じたり、共感できることができそう。

    主人公が異性に対する感情や気持ちに共感した。
    私もこういう考え方するなとか、恋愛の優先度が高くなくて、恋愛してないと負け組みたいな世間の風評とか違和感があって、、、読んでよかったと思った。
    大切なのは自分が何をしたら幸せなのかよく考え、行動すること。私には優先度の中に恋愛とか結婚はまったく入ってきません。だけど、そういう経験はしてみたい、今の私はそう思ってます。

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    2026年02月11日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    婚約者が女性と一緒に温泉宿の帰りに事故死。あまりのショックで眠れなくなってしまった主人公の女性はデパートの寝具売り場で、寝具一式を買い替えた事をきっかけに自身もパートスタッフとしてその寝具売り場で働くことに…。

    婚約者が一緒にいた女性との関係も気になり読み進めるが、寝具て自分の身体や睡眠を考えたら、もっとこだわるべき物なんだな…と少々反省。

    幸いベッドに入り、読みかけの小説を読み始めるとコテッと寝てしまう私にとって、眠れない…なんて日はそんなに多くないので自分の使っている寝具に関して合っているかどうかを考えてみたこともなかった。寝てても肩がこる、腰が痛いなんて事があったら寝具の交換を考えて

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    2026年01月28日
  • アサイラム

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    被害者が暮らす街。
    性加害を受けたスミレや、他のいろんな事件の被害者たちが住むところ。
    スミレと大切な人たちがゆっくり再生していく物語。

    事件の話や、負の感情がぶり返す様子は、読んでいてすごく辛いけれど、終盤さまざまなことを乗り越えて、前向きに生活していこうと思えるまで回復する姿に、ほっとした。
    スミレも雪下くんも横山さんも、みんな楽に生きられればいい。

    「誰かに身体や心が傷つけられていい理由なんて、あるはずがない。」

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    2026年01月24日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    大人になるということ、年齢を重ねるということを考えさせられる。
    「相手のいいところ以上に、悪い部分、普通ではない部分を受け入れて支え合っていきたいと思えるのが恋」
    「もういい大人なはずなのに、子供である自分を見せられる相手を僕は好きになる」
    が好き。
    最後は杉本くんが憎めなくなっていた。
    羽鳥先生は不器用ながらストレートな感情表現で可愛い。

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    2026年01月24日
  • 世界のすべて

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    ネタバレ

    タイトルからはどんな話なのか想像できませんでした。性の多様性、グラデーション、決めつけない事。人権問題で性的少数者が上がることがあり、認識はしています。身の回りにいるのかもしれないが、どこか他人事と捉えていましたが、決めつけない事と多様性を受け入れる事の大切さが伝わりました。性はグラデーションで色んな形がある、枠があるものではない事に気付かされました。優しい気持ちになる本と思いますし、自分自身も性的少数者なのかもしれないと思います。

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    2026年01月20日
  • アサイラム

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    うーむ、難しい本だ。内容が難しいんじゃなくて、受け止め方が難しい。

    こういう街、はありだと思う。施設じゃなくて街くらいの大きさであることが重要だと思う。

    加害という言葉の使い方も、なるほどな、と思った。

    雪下くんがどうか幸せになれますように

    2026.1.17
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    2026年01月17日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    主人公の恋愛と人生の悩みを描いた作品。
    常連の羽鳥先生と恋があるかもと読み進めていたら、徐々に二人の距離が縮まったり、縮まらなかったりと楽しめました。一緒に働いている後輩の杉本くんに初めイラッとしましたが、最終的にいい子で応援したくなった。

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    2026年01月10日
  • 家と庭

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    青春の葛藤を、現代的な雰囲気の中で物語が進んでいく。資産があって、どう生きて行くか悩んではいるけど、ふわふわした感じが、小説ならではかな。
    読みやすくて、若い人向けかなと思う。
    最後は、みんな次に進めるところで終わるので、読み終わりは安心できる。

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    2026年01月03日