畑野智美のレビュー一覧

  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ネタバレ

    よくあるタイムマシンものだけど、展開が少し意外で面白かった。どんな世界戦でも出逢うべき人には出逢うと思いたい。

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    2026年01月12日
  • 神さまを待っている

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    かわいい表紙につられて読み始めましたが、途中からとんでもなく不安な気持ちになりながら読んでました。
    大学を卒業して就職するという、普通と呼ばれる暮らしをしていた女性が貧困と呼ばれる状況になっていく様子が書かれています。
    この本に出てくるような状況の人たちを利用している人間の内側も見てみたいと思いました。

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    2026年01月08日
  • 世界のすべて

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    恋愛感情が無くても暮らしてゆける。
    恋愛感情が無いと暮らしてゆけない人もいる。

    じゃあ、人間という単位で考えた時に共通して無いと暮らしてゆけない感情と無くても暮らしてゆける感情ってどんな感情なんだろう。

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    2026年01月02日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ネタバレ

    前回の話をすっかり忘れてしまって読んだのでつながりは覚えていませんでしたが、単独で読んでも面白かったです。
    最後は誰だっけですが、どの世界でも形は違っても出会うことが決まっているところはすごく素敵です。

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    2025年12月20日
  • 水槽の中

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    ネタバレ

    平凡な高校生の日常生活の話。
    遥、マーリン、アルト、パンの4人の高校生。
    高校2年生の将来への不安、現状の不満。
    理想と現実を描いた作品。
    ひねりやミステリ的な部分はなく、すんなり話が進みます。

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    2025年12月14日
  • アサイラム

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    舞台は、被害者のための街。いじめやDVや犯罪やハラスメントに遭って生活が困難になり、学校や会社や心療内科で紹介を受け、役所での面接を通過した者だけが住める街。
    性加害を受け、その街に住むことにした真野スミレと、違う傷を抱えた周りの人たちのお話。

    ファンタジーではなく、リアリティのある、地に足の着いた話だった。言語化してくれてありがとう、と思った。読んでよかった。

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    2025年12月09日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    婚約中の彼を事故で喪い、しかも彼が年上の既婚女性と共にいたということで眠れなくなった女性が、デパートの寝具売場で働くことになります。

    読んでいくうちに、自分に合った枕、マットレス、掛布団って、熟睡するために大切なんだなと改めて思いました。著者が以前寝具店店員だったこともあって、寝具の選択はその人の頭の大きさや体型などと関わりがあることなど、詳しく書かれていました。

    小説では、わかりやすいセクハラとパワハラ、そしてわかりにくいモラハラについても書かれていました。人を愛することは、その人の気に入るようにすることではないと気づかされました。

    悲しみと共に過ごし、語り合い、向き合い、そして自分を生きようと変わってきた女性。卵焼きを、しょっぱいのから甘いのへ変えた場面が印象的でした。選ばれるのではなく、自分で選ぶ生き方が、やはりいいですね。

    小説の内容とは別に、言われてみれば確かに宇宙の片すみで眠っているなぁと思うと、読者の私はちょっと楽しくなりました。

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    2025年12月03日
  • アサイラム

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    心に傷を負った人々が暮らす街、アサイラム。
    大学時代に同じサークルの男性から、同意のない性加害を受けたスミレはその街で暮らすようになる。
    心に傷を負った人々が暮らす街、なんて重たいのだろう。

    この街に住む雪下くんはとても幼く見えたが、スミレと変わりない年齢だった。
    生育環境が特異だったので、雪下くんは電車に乗ったことがない。
    ひとりで出かけられない。
    親は愛情から、彼を一人で行動させなかったのだ。

    登場人物は少なくはなかったが、一番心にの響いたのは雪下くんだった。

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    2025年11月30日
  • アサイラム

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    「アサイラム」とは
    避難所や保護、亡命という意味。

    物語は、いじめやDV、性被害などで
    心や身体に傷を受けた人たちが住む街に
    大学生の頃に性被害を受け、癒えない傷を持つ
    真野スミレ。

    そんな彼女が働く雑貨で同じくそれぞれに
    傷がある人たちとともに過ごしていく日々が
    丁寧に描かれた作品になってます。

    畑野さんの作品の好きなところは、
    キャラクターの感情面を繊細描写している部分です

    傷ついて別の場所て過ごしていても
    人と人が関わる中では何かしらの問題や悩みが
    出てきます。
    そういう時に他者重視の考えではなくて
    時には自分のことを大切にすることも必要なんだと
    感じました。

    物語に出てくるキャラクターは決して
    それぞれが都合のいいようなハッピーエンドを
    迎えているわけではないですが、
    それでも、その人たちは自分の意思で決めて
    進んでいく姿が眩しく見えました。

    スミレも自分が受けた性被害を直視できずに
    いましたが、カウンセリングや同じく
    心に傷を持つ人たちと関わる中で
    少しずつ前を向いて進んでいく姿が
    心に残りました。

    本の中で、自分も知らない誰かに嘘か事実か
    わからない情報を疑いもせずに受け取り
    誰かを傷つけているのでは?という内容に
    人は被害者にも加害者にも簡単に
    なってしまう恐れがあるんだなと思いました。

    本の中での癒しは、
    本のタイトルと同じ名前のレストランの料理が
    とても美味しそうで、そしてその描写の時は
    出てくるキャラクターが、穏やかな気持ちに
    なっているので、美味しい料理の力って
    すごいなぁーと思いました(^ ^)

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    2025年11月26日
  • 世界のすべて

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    静かで、するすると読みやすい。
    自分も少し前にデミロマンティックという言葉を知り、必ず「そんな長い間何で彼氏いないの?」と言う言葉にうんざりしていた身としては僅かに救われた気持ちになったので、主人公の気持ちにも共感した。
    主人公はどこまでもフラットな立場に見えるけど、そんなかれにすら偏見がある(自覚はしている)。きっと自分もそうなんだろう。都度客観的に自分を見つめ、気にしていけたらいいと思う。

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    2025年11月21日
  • 若葉荘の暮らし

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    コロナの影響を受け、収入が減ってしまったミチルは家賃の安い家に移ることに。そこは40歳以上独身女性限定のシェアハウス。

    孤独死はしたくないとか、自立しつつも誰か寄り添い暮らす、とかで実際需要ある気がするが、世の中色々な人もいるからなぁ。

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    2025年11月07日
  • アサイラム

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    内容はとても重いのに
    アサイラムの生活が静かでだいぶ好みでした。
    心に傷を持った人たちで暮らしていくなんて
    理想的かも。私も住みたい。

    性被害ではなく性加害、
    言葉一つとっても違うものですね。

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    2025年11月05日
  • 世界のすべて

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    セクシュアリティが主になっている本。自分が生きやすい場所、幸せを感じられる場所、自分らしくいられる場所、そんな場所を見つけられていることが素敵だとおもう。世界にはいろんな人がいて、自分の知っていることが全てじゃない。知らないこと、出会ってきていないことや人を、変わった人だと思うのではなく受け入れ合える、認め合える社会になるといいな。

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    2025年11月02日
  • 世界のすべて

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    ジェンダーや恋愛指向を描く作品。
    物語りなのでちょっと綺麗にまとまりすぎている感はあるものの、
    とても優しい世界、かつ無理をしすぎずに生きていくところが良かった

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    2025年10月25日
  • 若葉荘の暮らし

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    時々現れる黒い影が気になった…
    主人公以外も見てるんだよね。先の見えない不安とか、この後訪れる不幸みたいなものの暗示かな。
    キャラがたっていて面白かったけど、主人公がなんか好きになれない。ぶっきらぼうな感じが最後まで苦手だった。ストーリーや設定は好きだし、ドラマ化したら絶対見るやつ。

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    2025年10月13日
  • アサイラム

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    自分の日頃のおこないを振り返ってしまいますね。今までもたくさん傷つき、傷つけてきたであろう過去までも振り返ってしまいます。ツラい。

    本作は、性加害(あえて性加害と言います)にあった主人公スミレが行政の支援によって支えられている市に住んでいます。
    昔からの住人もいますが、虐待やいじめなど様々な被害者の方々が移り住んできていて、傷つかないためのルールのもとに暮らしています。
    むやみやたらに相手の過去を聞かない。
    その場にいない人の話はしない。など、当たり前であるような、でも実はそれでコミュニケーションをとることが普通になってしまっているような、うー、考えさせられる。
    人は怖い。他人と関わらなければ、平和に穏やかに暮らせるのに。生きるって難しい。

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    2025年10月08日
  • アサイラム

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    加害行為により傷ついたひとたちの再生への話です。深く考えさせられるため、読後感はかなり重めです。
    被害者への支援の必要性が、今になってやっとクローズアップされてきたように思います。その究極系とも言えるのが、作中に登場する街です。行政がここまで取り組むことは十中八九ないので、実現することはないのでしょうが。。
    この話の中で難しいと感じたのが、二次的な加害行為についてです。性加害では特に、そんなの大した事ないしいつまで引きずっているの、と言ってしまいそうになる自分に気付きました。被害者をただただ追い詰めてしまう言葉です。
    街でのルールとして、他者に深入りしない、噂話をしない等がありました。それはすなわち、それらの行為が二次的な加害行為になりやすいということだと思います。誰も傷つけることなく生きていきたいものですが、少なくとも不用意な一言をなくす努力を続けていきたいと思います。

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    2025年09月19日
  • 水槽の中

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    ふつうの高校生の
    ふつうの生活が書かれた青春小説

    特別な登場人物がいたり
    大きな事柄が起こるわけでもなく
    素直な子たちが日常を送る日々が綴られているのだけれど
    どの登場人物にも肩入れせずに
    穏やかに読み進められる
    落ち着いたよい作品でした

    数人の仲の良い友だちがいて平凡に過ごせるのが
    結局は一番よい学生生活なのだろうなと
    思わせてもらえた

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    2025年09月14日
  • 若葉荘の暮らし

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    40歳以上、女性限定のシェアハウスでの暮らしを丁寧なタッチで気持ち良く読み進める事ができました
    これが40歳以上男性限定のシェアハウスならどんなストーリーとなるのかなと勝手に思をはせてしまい苦笑い

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    2025年09月06日
  • 若葉荘の暮らし

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    今から数年前、コロナ全盛期だったころの話。飲食店でアルバイトをしている主人公は、経済的に余裕が無くなってきたという理由で、女性限定のシェアハウスに移り住むことになる。そこに住む個性的な人々との関わり合いの中で、主人公の気持ちも少しずつ変化していくといった内容です。

    読んで率直に感じたことは、コロナ全盛期は大変だったなということです。正しいかどうか分からない情報に惑わされて、心身ともに意味もなく疲れていたと思います。自粛ムードもすごく、コロナを出した店がすごく叩かれていたことも思い出します。

    世の中が不透明で、先がどうなるか分からないというのは、コロナが流行る前も後も同じことではありますが、よりそれを感じさせる出来事であったというのは間違いありません。しかし、先がどうなるか分からないからこそ、自分のやりたいことをやることであったり、他の物事に振り回されない「信頼できる自分」を持つことが重要なんだと思います。

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    2025年08月27日