畑野智美のレビュー一覧
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水色でもピンクでもない、薄紫ベースのグラデーション表紙で色がまず綺麗だなと、惹かれて手に取りました。話の中で紫色について書かれているところがあったので、今作で大事なカラーなんだと思う。
多様性について・ジェンダーについて、上澄みだけ掬ったに過ぎないが、改めて知る機会がなかったので読んで良かった。読めてなかったら、「そういう性格の人」で片付けて、嫌な固定概念を押しつけてしまったかもしれない( ;∀;)。気をつけよう。
『とにかく僕は「普通の子」に見られたいのだ。自分の性や恋愛について、誰にも言わないのは自分自身が偏見の強い人間である証拠だ。そのくせ、誰かに「普通の子」と言われるとは引っかかって -
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ネタバレ派遣切りにあった愛がホームレスに至るまで。ひとつひとつが不幸な出来事ではあるが愛の選択の積み重ね、全てそっちじゃない方を選んでいる。今の世の中は確かにこうなってる。でも愛には雨宮がいた。こんなに親身になってくれる人が、そうそういる訳はないのに、助けても言えない。でも貧困って思考もおかしくなってしまうほど、正常ではないんだろうな。通常でも小難しく書かれた役所の書類はわからないのに…
愛には神様がいたけど、大多数の人には現れない。この本は2019年の本だけど今ならもっと神様はいないかも。手を差し伸べる余裕がなくなってる。厳しい現実。
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加害に遭った人たちの街が本当にあるのかと思って思わずネット検索してしまった。実在はしないよう。世の中にこういうコミュニティがあってもいいと思う反面、コミュニティ内で全てが完結してしまうのもこわい。
当事者にならないと本当の辛さはわからないけれど、自分がニ次加害を無意識に加えないように、自分の物差しを常に疑うようにしたい。
自分が我慢すればいいみたいな風潮はやっぱり無くなってほしいし、自分自身もやらないようにしていこうと思う。
読みながらあっちこっち思考が飛んで、色んなことを考えさせてくれる本。というより、考えざるを得ない状態になってしまう。 -
Posted by ブクログ
主人公がタイムマシンを使い過去に行ったことで未来の世界が変わってしまう物語。あらすじだけ文字にするとよくありそうなSF物語である。けれど、日常にフォーカスされた話であるからこそ、たったひとりの人間の行動が世の中の出来事に大きく反映されているのだと納得できる。
誰かに影響を与えていない人なんて、この世にいない。一本早い電車に乗る乗らない、コンビニで寄り道をするしない、たったひとりの選択で未来の世界が変わってくる。そう考えると、自分が生きていることにすら責任が伴うように思えてくる。
だけど、重く考え過ぎず生きたい。というより考えなくても、どんな世界線で生きたとしても、出会うべき人とは必然的に出