畑野智美のレビュー一覧
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怖いけど、本を読む手も、彼の暴走も、止まらない… そして読み終わった後は題名の意味がスッと理解できるようになる。
人生において縁がないものであってほしいストーカー。彼らがどういう経緯で、心理で、そのような行動に出るのか気になって読んでみた。
ストーカー加害者、被害者の両方の視点が交互に描かれていることで、ふたりの思惑がどのタイミングですれ違うか、また加害者の狂う段階が垣間見れて興味深かった。ストーカーになる側の思考回路が支離滅裂すぎて、まるで自分が理不尽な理由でストーキングされているかのような疑似体験を通して、恐怖に怯えながら読み進めないといけない。
ストーキングに至るまでの経緯で被害者に -
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【2024年183冊目】
独立を夢見て、マッサージ師として働くさくらは、常連客である松原の告白を受け、付き合うことに。最初は優しかった松原だったが、徐々にモラハラの片鱗を見せ始め、耐えきれなくなったさくらは、松原に別れを告げる。さくらはきっと誰かに脅されているんだ――距離を置こうとすればするほど松原はエスカレートしていき…。
読み始めてすぐに、「これ、下手なホラーよりだいぶホラーな話かもしれない」と思い「ええ、やだなぁ…」と顔をしかめながら読みました。いわゆる、ヒトコワという奴だったのかもしれません。一言で言えばストーカー話なのですが、ストーカー側の感情の描写がやけにリアルで「あれ?もしかし -
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文房具メーカーで真面目に働いていた水越愛は派遣切りに合い、ホームレスへと転落してしまう
じりじりと愛が切迫していくようすがリアルで、現代の貧困女子の実情に迫っていると思った
私も若いころ、俗にいうブラック企業で働いていて、どれだけ残業しても手当てがつかず、手取りが本当に低くて……毎日鬱々としている時期があった
あの時、退職して実家に少し帰ったけれど…もしその時誰にも頼れなかったら私も愛のようになっていたと思う
すぐ隣にいる人たちの話であるし、自分がいつその立場になるかは誰も分からない
色々考えさせられる話でした!読めてよかった
現実には雨宮くんは簡単に現れてくれないけど、誰も彼も自分だけの神さ -
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ネタバレ井上遥
二年三組。谷田部先輩萌え。
マーリン
綿貫茉莉。自分で作った食品サンプルのキーホルダーを通学カバンにぶら下げている。二年三組。図書委員。
谷田部
三年一組。テニス部。
バンちゃん
学年に二人しかいない考古学部員。竹井。
ミツイアルト
満井有音。二年三組。知的男子。考古学部。五歳から小学校四年生になる前まだ、ロンドンに住んでいた。
小山田
数学教師。
ジェニファー
ニュージーランドから来た英語教師。
川西友梨奈
二年三組。圧倒的にかわいい。
田村
生まれた時から中学校二年生の夏まだ、アメリカに住んでいた。
山岸
担任。世界史担当。
瀬野
和菓子屋の娘。 -
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ネタバレこの作品は、嫉妬や告白、付き合うといった恋愛ドラマ的な展開はほとんどなく、もっと静かで、もっと深くて、もっと丁寧な「男女の人間物語」でした。読んでいて何度も、自分自身のこれまでの人生と重なる部分があり、心に刺さるような言葉がいくつもありました。
とくに印象的だったのは、主人公のひかり君が孤独を感じ、「これからもずっと一人なのかもしれない」と思っていたところから、少しずつ、自分の周囲にある“支え”に気づいていく過程です。友人とその家族、隣人のおじいちゃん、そして手芸屋を通じて出会っていく人たち。ひかり君は、自分の弱さや恥ずかしさを含めてまるごと受け止めてくれる人たちに囲まれて生きているんだと気 -
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「ふたつの星とタイムマシン」は散漫として面白くなかったのだが、この作品のための序曲(準備)だったんだな。
巷によくあるタイムトラベルが現実をひん曲げてしまう危険を孕むというものでなく、パラレルワールドで話を膨らませていた。そして平沼教授が校舎の窓から祭りに賑わう人々を見て、「SNSを通すことで一人でいることも大事だが、その自分を肯定して寂しいことに慣れないでほしい」と呟く。まさに現在、そして未来に、人との触れ合い、繋がりの大事さを訴えて、体温を感じる関係が必要と警鐘を鳴らしている。時空を超えてスッキリするような解決はないのだが、それぞれの異なる世界での立ち位置をそれぞれが確立していく。