畑野智美のレビュー一覧
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ちょいと駄目な感じだけれども一応社会に順応している雰囲気イケメンが、いわれの無い女性問題の中傷書き込みで本社を追われ、生まれ故郷のファミレスに配属になるところから始まります。
都落ちの上に生まれ故郷に配属という事で、少々腐り気味となりますが、6年ぶりに会う親友や、父親以外の家族との触れ合いで次第に心がほどけて行きます。
この父親以外という所が味噌で 、女好きで家に寄りつかないくせに息子の事が大好きで、そんな父親の女癖の悪さが自分に遺伝しているんではないかと嫌悪感がありまして、しかもそんな父親の女性問題が善幸に直接の大問題を起こす事となるのであります。
この善幸くん基本的に年上好きで、今まで付 -
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私が父のことをあまり良く思わないのは、きっと自分と似てるからなんだろうな、特に自分の嫌なところが。
歳を取って、鏡に映る顔の形やちょっとした仕草や口調が似てくるのを自覚すると、益々そう思うようようになった。
だけども、ほんとは自分の嫌なところは、多少の遺伝はあったとしても、自分の人生の、自分の責任なんだよね。
息子を持って、二人とも独立した今となって、もっとこう接してあげていたら良かったとか、こう育てていれば良かったとか思うけど、彼らの人生には、私はまた間接的にしか関与できなくて、彼らの人生は自分で作り上げるものなんだよ。今度の次男の就活でつくづく思った。
ずっと長い、父と私、私と息子たちとの -
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婚約者が女性と一緒に温泉宿の帰りに事故死。あまりのショックで眠れなくなってしまった主人公の女性はデパートの寝具売り場で、寝具一式を買い替えた事をきっかけに自身もパートスタッフとしてその寝具売り場で働くことに…。
婚約者が一緒にいた女性との関係も気になり読み進めるが、寝具て自分の身体や睡眠を考えたら、もっとこだわるべき物なんだな…と少々反省。
幸いベッドに入り、読みかけの小説を読み始めるとコテッと寝てしまう私にとって、眠れない…なんて日はそんなに多くないので自分の使っている寝具に関して合っているかどうかを考えてみたこともなかった。寝てても肩がこる、腰が痛いなんて事があったら寝具の交換を考えて -
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202511/面白かったけど、表紙絵からうける印象よりは淡々としてるかんじ。舞台がコロナ渦ということで全体的にうっすらどんより重苦しさがあり、主人公が明るく元気な "いかにもTHEヒロイン" なタイプではないので、好みがわかれそうな作品。勇気もらえる人もいると思うけど、都合いいシェアハウスも同居人も勤め先も現実にはないし…と不安増す読後感も否めない。まーそれでも踏ん張って進むしかないんだけどね!
印象的だった文章↓
P240:年収200万円でも幸せに暮らせるみたいな本や雑誌の特集はたくさんある。 ささいな喜びを重ねていければ 十分だと考え 多くの女性が諦めてしまっていた -
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令和版LGBTQの教科書
面白い・面白くない ではなくて
今の時代の風潮がよくわかるから
全世代に“体感”の意味で読んでほしいと思った。
(以下本のレビューではなく体験談と感想)
自分のセクシュアルについて考える
私はもしかしたら、恋愛というものを勘違いしていたかもしれない。
「あいつ、お前のこと好きらしいよ」と聞くと、
なんとも言えない気まずさに苛まれ、苦い気持ちになったのを覚えている。
私のことが好きなのか、そう思った瞬間、接待しなくちゃいけない気持ちになるからだ。
優しくされたから好きになるという経験がなくて、
なんなら少し意地悪な男の子の方が好きで、
恋を錯覚していたように -
Posted by ブクログ
小さな洋食屋でアルバイト店員をしていたミチル(40代を迎えたばかり)がコロナ禍で家賃の安い家に移ることを余儀なくされ、40歳以上の独身女性専用のシェアハウス「若葉荘」に住むことになったところから始まるお話。
コロナ禍の世の中で、そうした年齢のそうした境遇の女性の心理が細やかに描かれているように思えるが、時々晴れ間はさすものの、基本的にはドンヨリとした話が続く。『悩んでいても、悩んでいなくても、語る』ミチルさんの理屈っぽさにもやや閉口で、いい話だと思うのだが今ひとつお話に乗り切れず。
若葉荘での人間関係にはホッとするところがあるが、ああしたシステムの中で人間関係に軋轢なく暮らしていける展開はいさ