畑野智美のレビュー一覧

  • 国道沿いのファミレス

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    もう何冊も畑野作品を読んでいて、やっとこのデビュー作を読み終えました。解説の北上次郎さんが書いていた通りの感想です。一人を除いて全ての登場人物に幸せになってほしいと願ってやまない。そして登場人物を甘やかさないのはデビュー作からずっとなのですね。

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    2019年07月09日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    この本はタイムマシンの存在を知り、今は亡き大切な人のために、タイムトラベルを
    してしまった、青年の話です。
    SF小説の中でも、もしかしたら今、世界のどこかで起こっているかもしれないと
    思うとゾクゾクしてとてもとても面白かったです。
    面白い中にどこか現実味を感じられました。

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    2019年02月03日
  • 国道沿いのファミレス

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    再読。

    著者の近年の作品に引き継がれたものをいくつも垣間見ました。
    デビュー作だと思うと、ファンとしては感慨深いです。

    大まかなあらすじは覚えていたつもりでしたが、後半に繰り返されるトラップを忘れていて、その都度驚かされ、新鮮な気持ちで読みました。

    ユキのような男性は自分や自分の身内には近づいて欲しくないタイプかも。
    でも、最後の彼女との暮らしで変わって欲しいなと思います。

    シンゴが愛おしい。
    出自を本人が知る日が来るかもしれないと思うと胸が苦しくなりますが、ユキやその他周囲の人たちに守られ、ずっと幸せでいて欲しいです。

    とても好みの作品。
    また手に取ると思います。

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    2019年01月27日
  • 南部芸能事務所 season3 春の嵐

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    弱小芸能プロダクション・南部芸能事務所を舞台に、お笑いに魅せられたひたむきな人々を描くシリーズ第3弾。
    熱くお笑いを語り合うわけでもなく、芸に精進している姿をみせるわけでもない。何故彼らはお笑い芸人の道を歩んでいるのか。三作目となる本作品でもその答えはない。登場する若手芸人たちの描かれる気質は、そのまま現代の若者の姿に見えるし、年配者にとっては「ピン芸人」のテネシー師匠のエピソードは感涙ものである。

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    2018年10月04日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ふたつ星〜読んでから、すぐに読み始めた。 色んなところで繋がってくるから 頭の中で整理しながら読んでった。 色々複雑な所もあるけど、こういう話は個人的に好き。

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    2018年06月10日
  • 南部芸能事務所 season4 オーディション

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    南部芸能事務所シリーズの4作目。
    TVのオーディション番組が始まったはずだが、その様子は殆ど描かれず、それに臨む、最初に新城、それから先輩ナカノシマの3人とライバルであるインターバルの2人の話が交互に挟まり、最後に溝口と、それぞれの日常と心情が語られる。
    このシリーズ、いつも思うのだが、自分とは全く異なる世界や世代が舞台ながら、身につまされるような話が多い。
     
    離れた場所にいても、家族三人で、一緒に頑張るんだ(by中嶋)。息子が生まれ名前を考えた時のことを思い出す。
    約束を守れずに逃げ回っていた後ろめたさがあり、それを咎められそうで、僕は敬語でしか話せなくなったのだと思う(by中野)。うちの

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    2018年06月02日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

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    南部芸能事務所に所属する芸人たちと周囲の人びとの人間模様を、瑞々しいタッチで描く連作短編集第2弾。
    これから売れるのか、それとも燻り続けるのか。確固たる未来像を描くことができない芸人たち。不安な心うちが実に冷静にかつ温かみをもって表現されている。物語の中心はデビュー間もない新城溝口だが、個人的に気になるのは中堅トリオ芸人のナカノシマ。他にはない空気感があるんだけどなあ。

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    2017年10月31日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

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    3月に読んだ「南部芸能事務所」の続編。単行本は1年の間があったようだけど、来月にはシリーズ4作目が単行本で出ているからだろう、2ヶ月続けての登場。
    前作で“溝口新城”が初舞台を踏んだところからの続き。
    新城が初めて貰ったギャラの500円玉を見つめてあれこれ考えたり、溝口のことを好きな鹿島さんがカフェを辞めて事務所のバイトになったり、そんな話を読んでいると、何だかありきたりの話になっちゃたなぁという感じだったのだけど、野島が再び原点を見つける話や、中野がバイトする映画館に勤める古淵さんの話や、長沼に去られて目が覚めた川崎の話には、自分の好きなことをしながら生きたい働きたいという理想と世の中そんな

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    2016年04月24日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    この作家の著作は初めて読む。
    前から気になっていた方なので、読めてよかった。

    こんなにも愛していた人がいたことも、それを亡くしてしまうことも経験したことはないので主人公の悲しみは理解はしても共感することはできなかった。依存していた傾向も見られたし。
    でも、人が様々な理由で眠れなくなることはよく分かる。

    寝具の知識も増えたことで、貧乏人はよい睡眠を取ることもなかなかできないのだと思い知る笑
    一万のマットレスで一年しか持たないのなら、数万のマットレスを買っても数年でまた買わないとならない。
    この世はとかく難しい。

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    2026年04月25日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    自分が40代に入ったからなのか、イマイチ共感出来なかった。。
    40前の方々は共感出来たのだろうか。
    年齢以外は同じなんやけどなぁ…( ´・ω・` )

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    2026年04月24日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    ストーカーされる方とする方の双方の視点から書かれているからストークする人の気持ちを知るのには良いかもしれない(勿論、ストークする人も松山さんみたいな人だけてはなく千差万別なんだろうが)。

    話自体はちょっと現実離れしたところもある。→まとめサイトに裸の写真投稿する?なんで鍵替えない?etcストークする側の生い立ちも書かれてあり、納得した。やっぱり松山さんは自分が渇望していた愛を求めていたと、愛が無条件に与えられていたさくらが羨ましかったんだと解釈するとすっきりした。

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    2026年04月19日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    面白いけど読んでいて、モヤモヤイライラしてしまった。
    主人公や周りの友達、いい子だと思っていたら実は犯罪をしていたりと恐ろしい…。

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    2026年04月18日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ずっと穏やかに話が進みます。
    主人公の夏帆はやっぱり弱い感じで畑野さんのいつもどおりのお話です。女の不安みたいなの書くの上手い。
    私も主人公と同じくらいの歳なのでわかるなぁって思う事が多かった!

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    2026年04月18日
  • 若葉荘の暮らし

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    あーこういうところいいなぁ
    私も住みたいなぁ。
    こういうところで老後過ごせるなんてことがあるなら夢みたいだなぁ。と読みながらすごく惹かれました。

    今の時代、少しづつ格差や、あといろいろ選べるからこその多様性が、広がっていて、少し将来的に不安を抱えている人って思っているより多い気がします。
    それは、この本にもあるけれど
    コロナという少し前には考えつきもしなかったことが世界中で起こり、人との距離感がガラッと変わってしまった
    今となればその距離感にも慣れて
    対応できる自分がいるけれど
    真っ只中の時は、それぞれ個人の価値観の違いの中孤独な気持ちにもなった記憶は忘れられない。
    そういうのもあるのかもし

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    2026年04月14日
  • 神さまを待っている

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    自分とは関係ないように無心で読んでたのに、本閉じてから涙がぼろぼろ出てきた。
    世界が幸せであってほしい、人が幸せであってほしい

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    2026年04月12日
  • 若葉荘の暮らし

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    なにか、上質な何か
    丁寧に描かれている感じがする
    少しだけ理論が先行しすぎるきらいがないわけでもない気はするけど、それでも

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    2026年04月11日
  • ヨルノヒカリ

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    ネタバレ

    勤務先の廃業、災害で住む家も失った、身寄りのない28歳の男性。
    彼が住み込みで働くことになった手芸用品店の店長は、「恋愛感情」が理解できないことに悩む35歳の女性。

    一緒に暮らす中で、ゆっくりと心を通わせていく様子が優しい世界でした。
    お互いに、相手が人には話せない(たぶん、自分でもうまく言語化できない)悩みを抱えていることに気づきながら、「自分に話してくれなくてもいいけど、いつか話せる相手を見つけてほしい」と思っているのが印象的でした。
    そして、孤独感を感じている二人が、実は周囲の人たちに支えられているということに気づいていく様子にも心が温まりました。

    最後が「…?そこで終わっちゃうの?

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    2026年04月11日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ネタバレ

    わたしは20代後半。
    すでにわかる…と思うことと、まだわからない考えだと思うこと。半々くらいで読んでいました。

    結婚していない夏帆。
    結婚したけど後悔しているような汐里。
    離婚した百音。
    シングルマザーとして生き生きと働く美鈴。
    近しい年代の女性たちだけれど、みんな違う生活をしている。何が正解でも間違いでもない。
    けれどどんな生活をしていても、それぞれ悩みを持っている。幼い頃や、学生とはまた違う。30代になったからこその悩みなのだろうと感じました。
    26ですが、まわりに結婚したり子供が生まれた友人が増えていき生活スタイルが以前とは変わったんだなと思うことが増えていきました。
    まだ私にとって切

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    2026年04月06日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ネタバレ

    子どもから大人になるまでに家族と過ごした時間、経験って色濃く性格に反映されるなと感じた。自分にとっての当たり前は、親の影響を強く受けているものなのかもしれない。そこに気づいて新しい視野を取り入れ行動を変えることで、小さな光が見えるのだろう。

    主人公が惰性?のように付き合っていた男と別れることができてよかった!ヨシくんの考え方は、もしかしたら本人が悪いのではなくて、親の影響を受けて、 凝り固まった固定観念を持つようになったのかもしれない。
    それでも、相手を大切にすることができない人と長く付き合う必要はないし、すっぱり関係を切ってしまって良かったと思う。

    文末処理がかなり気になってしまった作品

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    2026年04月04日
  • 世界のすべて

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    多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。

    はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めました。それが、段々と彼の心情があらわになり、人間味が出てきたからか、話に没頭することができました。

    子どもに対するセクシュアリティの対応は難しいですね。どんなセクシュアリティでも受け止められる大人でありたいけれど、親であったり関係が近ければ近いほど、苦労のない『普通』を願ってしまう気がします。

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    2026年04月02日