畑野智美のレビュー一覧

  • 南部芸能事務所 season4 オーディション

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    深夜のオーディション番組に挑戦する三組の芸人。売れるためのチャンスでもあり、彼らの運命も左右する。熾烈な勝ち抜き戦が幕を開ける。芸に生きる人々の心情を描く、好評シリーズ第4弾。
    実力だけで売れる世界じゃないのが芸能界。事務所の力や時代のニーズ、そしてよく言われるのが、ちょうど今その枠が空いているのか。限られた椅子を巡る、男たちの熱い戦いが遂に佳境に入る。

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    2019年11月07日
  • 国道沿いのファミレス

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    もう何冊も畑野作品を読んでいて、やっとこのデビュー作を読み終えました。解説の北上次郎さんが書いていた通りの感想です。一人を除いて全ての登場人物に幸せになってほしいと願ってやまない。そして登場人物を甘やかさないのはデビュー作からずっとなのですね。

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    2019年07月09日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    この本はタイムマシンの存在を知り、今は亡き大切な人のために、タイムトラベルを
    してしまった、青年の話です。
    SF小説の中でも、もしかしたら今、世界のどこかで起こっているかもしれないと
    思うとゾクゾクしてとてもとても面白かったです。
    面白い中にどこか現実味を感じられました。

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    2019年02月03日
  • 国道沿いのファミレス

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    再読。

    著者の近年の作品に引き継がれたものをいくつも垣間見ました。
    デビュー作だと思うと、ファンとしては感慨深いです。

    大まかなあらすじは覚えていたつもりでしたが、後半に繰り返されるトラップを忘れていて、その都度驚かされ、新鮮な気持ちで読みました。

    ユキのような男性は自分や自分の身内には近づいて欲しくないタイプかも。
    でも、最後の彼女との暮らしで変わって欲しいなと思います。

    シンゴが愛おしい。
    出自を本人が知る日が来るかもしれないと思うと胸が苦しくなりますが、ユキやその他周囲の人たちに守られ、ずっと幸せでいて欲しいです。

    とても好みの作品。
    また手に取ると思います。

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    2019年01月27日
  • 南部芸能事務所 season3 春の嵐

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    弱小芸能プロダクション・南部芸能事務所を舞台に、お笑いに魅せられたひたむきな人々を描くシリーズ第3弾。
    熱くお笑いを語り合うわけでもなく、芸に精進している姿をみせるわけでもない。何故彼らはお笑い芸人の道を歩んでいるのか。三作目となる本作品でもその答えはない。登場する若手芸人たちの描かれる気質は、そのまま現代の若者の姿に見えるし、年配者にとっては「ピン芸人」のテネシー師匠のエピソードは感涙ものである。

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    2018年10月04日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ふたつ星〜読んでから、すぐに読み始めた。 色んなところで繋がってくるから 頭の中で整理しながら読んでった。 色々複雑な所もあるけど、こういう話は個人的に好き。

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    2018年06月10日
  • 南部芸能事務所 season4 オーディション

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    南部芸能事務所シリーズの4作目。
    TVのオーディション番組が始まったはずだが、その様子は殆ど描かれず、それに臨む、最初に新城、それから先輩ナカノシマの3人とライバルであるインターバルの2人の話が交互に挟まり、最後に溝口と、それぞれの日常と心情が語られる。
    このシリーズ、いつも思うのだが、自分とは全く異なる世界や世代が舞台ながら、身につまされるような話が多い。
     
    離れた場所にいても、家族三人で、一緒に頑張るんだ(by中嶋)。息子が生まれ名前を考えた時のことを思い出す。
    約束を守れずに逃げ回っていた後ろめたさがあり、それを咎められそうで、僕は敬語でしか話せなくなったのだと思う(by中野)。うちの

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    2018年06月02日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

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    南部芸能事務所に所属する芸人たちと周囲の人びとの人間模様を、瑞々しいタッチで描く連作短編集第2弾。
    これから売れるのか、それとも燻り続けるのか。確固たる未来像を描くことができない芸人たち。不安な心うちが実に冷静にかつ温かみをもって表現されている。物語の中心はデビュー間もない新城溝口だが、個人的に気になるのは中堅トリオ芸人のナカノシマ。他にはない空気感があるんだけどなあ。

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    2017年10月31日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

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    3月に読んだ「南部芸能事務所」の続編。単行本は1年の間があったようだけど、来月にはシリーズ4作目が単行本で出ているからだろう、2ヶ月続けての登場。
    前作で“溝口新城”が初舞台を踏んだところからの続き。
    新城が初めて貰ったギャラの500円玉を見つめてあれこれ考えたり、溝口のことを好きな鹿島さんがカフェを辞めて事務所のバイトになったり、そんな話を読んでいると、何だかありきたりの話になっちゃたなぁという感じだったのだけど、野島が再び原点を見つける話や、中野がバイトする映画館に勤める古淵さんの話や、長沼に去られて目が覚めた川崎の話には、自分の好きなことをしながら生きたい働きたいという理想と世の中そんな

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    2016年04月24日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ネタバレ

    子どもから大人になるまでに家族と過ごした時間、経験って色濃く性格に反映されるなと感じた。自分にとっての当たり前は、親の影響を強く受けているものなのかもしれない。そこに気づいて新しい視野を取り入れ行動を変えることで、小さな光が見えるのだろう。

    主人公が惰性?のように付き合っていた男と別れることができてよかった!ヨシくんの考え方は、もしかしたら本人が悪いのではなくて、親の影響を受けて、 凝り固まった固定観念を持つようになったのかもしれない。
    それでも、相手を大切にすることができない人と長く付き合う必要はないし、すっぱり関係を切ってしまって良かったと思う。

    文末処理がかなり気になってしまった作品

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    2026年04月04日
  • 世界のすべて

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    多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。

    はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めました。それが、段々と彼の心情があらわになり、人間味が出てきたからか、話に没頭することができました。

    子どもに対するセクシュアリティの対応は難しいですね。どんなセクシュアリティでも受け止められる大人でありたいけれど、親であったり関係が近ければ近いほど、苦労のない『普通』を願ってしまう気がします。

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    2026年04月02日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • ヨルノヒカリ

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    恋が出来ない二人の愛の物語。
    木綿子、恋愛感情が持てないことに悩む35歳。祖母から引き継いだ手芸店店長で凄い美人。光、恋愛依存症の母親の為にいびつに育った28歳。ごくまれに切れる事はあるが、普段は優しく、どこか子犬を思わせる男子。
    勤めていた飲食店が閉店し、住んでたアパートも取り壊しのために追い出された光が、間違って木綿子の手芸店の募集に応じたところから物語が始まります。
    良いですね。
    流行のLGBTの物語に含まれるかもしれませんが、、変に虚勢を張って声高に主張することもなく、暖かく主人公を見守っている感じです。やや善い人が多すぎる気がしますが、人物配置も面白い。
    はじめて初めて読んだ畑野さん

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    2026年03月31日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具や睡眠についての知識がたくさん出てきて、それだけでも満足感がある。
    眠っている時に首が痛くなるんだけど、この本を読んで枕は頭をのせるものではなく首から頭を支えるものというのを知り、しっかり首まで枕にフィットさせて寝たらかなり楽になった。

    大切な人を失ってから、日常をこなしながらも少しずつ現実と向き合うお話。
    同じ被害者の高橋さんとそのまま交際してハッピーエンドという安易な展開にならなくてよかった。
    生きること、結婚、女性、テーマはたくさん転がっていた。働く女の人が、輝ける世の中であってほしい。

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    2026年03月28日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    思っていたよりよかった。

    深く入り込まない内容だし、会話が多く、テンポが変わらないため読みやすかった。

    寝具の勉強にはなったが、やや諄い印象。

    宇宙の片すみというタイトルで星や空の話があるのかと思いきや、一人でいる寂しさからくるものだったとは。

    個人的には高橋さんと一緒にならずによかったとも思うが、一緒になってもよかったなとも思う。高橋さんはヨリのこと好きなのは間違いないし。

    結局、亡くなった婚約者が何故女性とあっていたかは明言されず、もやもやは残った。

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    2026年03月27日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    『みんなの秘密』文庫改題。10年前の本なのに今も変わってないと感じる。救いのない生徒、先生、これが日常なら親はどうすればいいんだろう。美羽はごく普通の家庭に育っているし両親も常識的な人だと思う。なのにこうなるのか。思春期に入り周りにカッコつけたりしたい時期だろうけど万引きを繰り返す、自転車を盗む、友人のお金を盗る、みんながそうじゃないと思いたい。

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    2026年03月25日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    どんな犯罪も、子ども時代の親からの愛情不足というのは関連しているような気がする。
    松原も、家庭環境が違えばあのような事件を起こさずに済んだだろう。
    両親、祖父母にも責任はあるように思う。

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    2026年03月22日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    思ったほど衝撃を受けなかった自分に少し驚きつつ、自分も子どもも中学時代に普通に教室内の盗難とかあったことを思い出していました。

    犯罪的な部分と無邪気な普通の中学生の部分の境界線のなさが逆にリアリティを感じさせるけれども、こんなのはフィクションの世界だけにしてくれとも思う程度には自分も大人になったのかも。

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    2026年03月19日
  • 大人になったら、

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    女性に必ず付きまとう結婚か仕事か、子供を産むか、産まないかという繊細な問題に、女性視点での心情が描かれているところがとても共感でき、自分も同じ境遇になり得ることに恐怖さえ覚えた。
    登場人物が全員詳細に紹介していかれたが、本作が終わるまでにそれぞれのエピソードはおわらない。この登場人物たちの人生も続いていくように、これからどんな人生を送るんだろうと想像できるが、きっと平坦な人生ではないだろう。
    だが、それぞれの一番幸せな形も思い浮かべて終われるような心温まる作品だった。

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    2026年03月17日
  • 世界のすべて

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    押し付けがましくないのが好ましい。と同時に少し毒気が足りない、とも思ったり。セクシャリティの話って往々にしてどこか理解がし難いものがどうしても出てきてしまうのに、どれにも理解があるってのが、スタンスだとわかっていても、少し物足りなく感じた。
    でも、押し付けがましくないのが良いって思ったのはそういう側面だから、あたしの矛盾だね笑

    2026.3.16
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    2026年03月22日