畑野智美のレビュー一覧
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再読。
芸人ライブを見て、自分も芸人になると決めた大学生の新城。
元人気芸人との付き合いに悩む女ものまね芸人津田ちゃん。
中学の同級生3人で組むナカノシマの一人中野。
元人気芸人のおっかけをする高校生ナルちゃん。
目の不調、相方との関係性に悩むスパイラルの長沼。
20歳下の夫に支えられる齢90の大御所芸人保子師匠。
売れない芸人だった父を持ち、新城と漫才コンビを組むことになった溝口。
このシリーズ大好きです。
それぞれが葛藤する姿がとても切ない。だからこそ、みんなが魅力的で応援したくなります。
ラストシーンのジワジワ来る盛り上がりに、心臓がドキドキしました。
続きに進みます。 -
Posted by ブクログ
再読。
著者の近年の作品に引き継がれたものをいくつも垣間見ました。
デビュー作だと思うと、ファンとしては感慨深いです。
大まかなあらすじは覚えていたつもりでしたが、後半に繰り返されるトラップを忘れていて、その都度驚かされ、新鮮な気持ちで読みました。
ユキのような男性は自分や自分の身内には近づいて欲しくないタイプかも。
でも、最後の彼女との暮らしで変わって欲しいなと思います。
シンゴが愛おしい。
出自を本人が知る日が来るかもしれないと思うと胸が苦しくなりますが、ユキやその他周囲の人たちに守られ、ずっと幸せでいて欲しいです。
とても好みの作品。
また手に取ると思います。
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Posted by ブクログ
南部芸能事務所シリーズの4作目。
TVのオーディション番組が始まったはずだが、その様子は殆ど描かれず、それに臨む、最初に新城、それから先輩ナカノシマの3人とライバルであるインターバルの2人の話が交互に挟まり、最後に溝口と、それぞれの日常と心情が語られる。
このシリーズ、いつも思うのだが、自分とは全く異なる世界や世代が舞台ながら、身につまされるような話が多い。
離れた場所にいても、家族三人で、一緒に頑張るんだ(by中嶋)。息子が生まれ名前を考えた時のことを思い出す。
約束を守れずに逃げ回っていた後ろめたさがあり、それを咎められそうで、僕は敬語でしか話せなくなったのだと思う(by中野)。うちの -
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3月に読んだ「南部芸能事務所」の続編。単行本は1年の間があったようだけど、来月にはシリーズ4作目が単行本で出ているからだろう、2ヶ月続けての登場。
前作で“溝口新城”が初舞台を踏んだところからの続き。
新城が初めて貰ったギャラの500円玉を見つめてあれこれ考えたり、溝口のことを好きな鹿島さんがカフェを辞めて事務所のバイトになったり、そんな話を読んでいると、何だかありきたりの話になっちゃたなぁという感じだったのだけど、野島が再び原点を見つける話や、中野がバイトする映画館に勤める古淵さんの話や、長沼に去られて目が覚めた川崎の話には、自分の好きなことをしながら生きたい働きたいという理想と世の中そんな -
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ストーカーという存在を、とても真っ直ぐに描いた作品だった。
読んでいて何度も「どうしてこんな結末になってしまったんだ」と考えさせられる。被害者だけでなく、加害者側の歪んだ思考も描かれることで、その異常さや恐ろしさがより伝わってきた。
特に印象に残ったのは、「ストーカーは風化しない。誰よりも何よりも努力して、運も味方につける」という言葉。その執着の恐ろしさに納得すると同時に、ぞっとした。
一方で、その執着の果てに、唯一の理解者ともいえる住吉との繋がりさえ失い、松原は本当の意味で独りになってしまう。その結末には何とも言えない虚しさが残る。
終盤の展開は衝撃的だっただけに、その後の松原の独白 -
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ネタバレタイトルと表紙絵から想像したのは、なんらかの理由で眠れない女子が、様々なアドバイスをもらいつつ、睡眠と生活を立て直していく話。ざっくりとはそうなんたけど、思ったより重い感じだった。
主人公の依里は、婚約者の直樹を事故で亡くしている。出張だと言って、既婚者の女性と温泉旅館に泊まり、帰りにバス事故で2人とも亡くなったのだ。眠れなくなった依里は、たまたま訪れた寝具店でお勧めの寝具を一式買って、どうにか眠れるようになる。そして、今はその寝具店でパートとして働いている。そこへ偶然、直樹と共に亡くなった女性の夫、高橋が客として訪れ、直樹に囚われていた依里に少しずつ変化が…。
話の核として、連れ合いを不