畑野智美のレビュー一覧

  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    個人的にとても好きな作品だった、
    タイトルも含めて、雰囲気がよく、たまに嫌な人も出てくるけど荒立つ感じではないのも。
    主人公が自分のために生きられてるといいな

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    2025年10月20日
  • アサイラム

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    見えない傷を抱えている人は時間と受け入れと治癒に時間がかかる
    見えないからこそ厄介で調子が悪くなると一気に穴に落ちてしまう
    アサイラムで過ごして少しずつ前へ向く彼らがこれから少しでも安寧な日を過ごせるように祈りたい

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    2025年10月12日
  • 若葉荘の暮らし

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    「40歳以上独身女性限定のシェアハウス」
    コロナ禍、一人暮らしの40歳を迎えたミチルは「アネモネ」という飲食店でアルバイトしている。
    コロナの影響で収入も減っていき、生きていけないと思い、【若葉荘】に住むことになる。
    シェアハウスでの暮らしは適度な距離感があって心地良い。
    【若葉荘】での出会いと別れ。
    40代からの心身の揺らぎや孤独、将来への不安を抱える女性たちの姿。

    「おばさん」と認めてしまうと、できないことが急激に増えていく気がする。トキ子さん、真弓さん、美佐子さんも自分のことを「おばさん」といって甘えたりしないし若者ぶって無理することもない…
    そのミチルの気持ちが凄く共感できる。

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    2025年10月01日
  • ヨルノヒカリ

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    なんか好きだ〜この作品
    初めての作家さんだけど静かで優しい文章
    手芸好きのわたしが表紙の可愛さに借りた作品

    恋愛感情がわからない木綿子は誰にも知られないように生きてきた。おばあちゃんの後を継いだ手芸店で好きな物だけに囲まれた日常は平和だけど寂しさに耐えられないとも感じている。
    そんな時求人募集の張り紙を見てやって来た夜野光は住み込みで働くことになるのですが、それは周りの人達には理解できない2人の関係で…


    光の育ってきた環境が悲しいの。゚(゚´Д`゚)゚。
    光も自分の感情を出さずに生きてきたから
    木綿子と光の関係はゆっくりゆっくり進むし悲しい程焦ったい。
    でも内容が暗くならないのは文章が優

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    2025年09月15日
  • 世界のすべて

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    いまだにこの世は恋愛するのが当たり前みたいな風潮があるから、恋愛しない人やしたことない人は引け目を感じて生きづらさを抱えることになる。人間的に劣ってる感覚に陥る。だからといって普通を目指すのではなく、何よりも大事なのは自分自身を深く理解して、周りの声に左右されない自分で生きていくことだと思った。そして多様な性があることを世間の人に知ってもらうことだと思う。本やドラマでどんどん題材にしてほしい。
    この本は装丁も綺麗で内容も装丁の雰囲気のまま、とても大好きな作品です。

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    2025年09月12日
  • ヨルノヒカリ

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    手芸店の雰囲気がとても良くて、私もこんな手芸屋さんで、またものづくりをしてみたいなと思った。
    そして、ひかり君と木綿子さんの関係性がなんとも心地良くて、恋とか愛とかそういうんではないけど、お互いを大切にできる関係がとても心あたたまり、じーんときた。

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    2025年07月31日
  • ヨルノヒカリ

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    以前に読んだ「世界のすべて」にも、通じているような多様性を意識させられる。タイトルから想像つかなかったけれど、日常のごはん描写がたびたびあるので、おなかが空いた…オムライスもクレープも食べたいです(*´﹃`*)

    『人と違うから、社会の隅で生きていこうとかも、思わなくていい。…うんざりするようなことを言ってくる人もいるかもしれない。でも、胸を張っていれば、何も気にせずに付き合ってくれる人が周りに増えていく。そのうち、自分のいるところが真ん中になる。』

    人と同じじゃないことで、悲しくなったり、苦しくなったりしてしまう。同じである必要はないはずなのに、隣の芝が羨ましくなる。あんなふうに生きたかっ

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    2025年07月17日
  • 海の見える街

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    拗らせて、拗れて、絡まって、ほどけて。
    青春かよっ。
    青春だよっ。
    4人とも、もどかしいわ。
    1話目の海と最終話の海って勝手に「同じ海っ!!」てなってニヤニヤしてもたけど同じ海よね?
    いやぁ、好き。

    ☆マメルリハ
    ☆ハナビ
    ☆金魚すくい
    ☆肉食うさぎ

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    2025年07月12日
  • アサイラム

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    心に傷を負った人たちの街。優しくて穏やかで、でも少しだけ息苦しさもあって。
    面談で、加害者側の視点で事件を語った被害者に対して担当者がかけた言葉「あなたはあなたが見たことを信じればいい。そしてそれを話せるようになってください」に、ハッとした。自分視点で物事を語るのは、主観的であまり良くないことのように思えてしまうけど、そんなことはないのかもしれない。

    すごくがんばっていて、がんばりすぎて周囲から心配されていて、その心配の通りくじけてしまった留美ちゃんを見ていて寄り添うことの難しさを痛感した。留美ちゃんが街を出た後どうなったのかわからないままなのが気がかりだけど、人生ってそういうものだから。畑

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    2025年07月05日
  • ヨルノヒカリ

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    手芸の魅力が読者の目に、細胞に、染み渡っていくような作品だった。
    手芸だけではなく、料理がでてくるシーンではどんな料理でどんな味のものなのか実際にイメージができるような描写で、猛烈にオムライスを食べたくなって夜ごはんに食べたくらいだった。
    名前のない関係性は、世間の目を気にすると居心地が悪く感じるかもしれないけれど、当人同士にとって心地よいものなのであればそれは本当に貴重で素敵な関係なのだと思えた。
    手芸が、性別やバックグラウンドが違う人同士をも繋いでいく。人との出会いは色んな形があって、わたしもそんな経験をしてみたいと思った。

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    2025年07月04日
  • 若葉荘の暮らし

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    現代の女性たち誰しもが一度は脳裏を過ぎったことがある将来への不安が物語を通して描かれていて、ドラマを見ているようだった。(ドラマ化してほしい)

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    2025年06月29日
  • 感情8号線

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    ネタバレ

    環状八号線沿いの荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布を舞台にした連作。たまたますべての土地が土地勘があり、分かるので楽しめた。八号線は北から南に行くにつれランクが上がる、なるほどね。
    対照的にでてくる女性はみんなヘビーな恋愛。読むだけでDVは辛い、愛じゃない逃げてほしい。ニコタママダム、これは悲しい。それぞれの土地のイメージと女性がうまくリンクして、面白く読めた。改めて次はどこに引越そうか、と考えた。

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    2025年06月19日
  • アサイラム

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    ネタバレ

    アサイラム(asylum)とは、英語で「避難所」や「保護施設」といった意味を持つ言葉である。

    様々な加害行為を受けた心に傷を負った被害者が安心して暮らせる街を税金で賄っている。この世界は、彼女たちの理想郷だなと感じた。

    様々な問題から、現状だと実現は難しいと思う。
    しかし、私も、アサイラムのような避難所のような居場所を見つけたいなと思った。

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    2025年06月18日
  • アサイラム

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    こんな街が現実にもあったらいいのに。
    「そんなこと」と言われても、それを嫌だと感じたなら、それは「被害」でいい。

    社会的には相手を慮るのも大事かもしれないけど
    自分を一番大切にできる生き方をしたい。

    もっとキツイかなと思ったけど
    比較的マイルドな濃度で読みやすかった。

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    2025年06月15日
  • ヨルノヒカリ

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    心がささくれ立っている時に読んだので、この優しい空気が心に沁みた。

    子供の時から大変な人生を過ごし、安心できる家族を持てなかったひかり。そして、恋愛に興味の持てず性的なものにも拒否感があり悩む思いのあった木綿子。悩みながらも頑張ってきた二人がお互いの癒しとなるような、温かい居場所ができたこと、本当に嬉しく思った。お互いがお互いのまさに「ひかり」なんだと思った。

    司さん、その司さんを理解する家族、ひかりを家族あげて大事にしてきた成瀬家、その成瀬がひかりのことをとても好きであること。心がジーンとした。こういう心が温かくなる小説を読むと本当に幸せだなと思う。

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    2025年05月10日
  • アサイラム

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    「優しさ」の基準や価値観が同じだったので、安心して読むことができた。

    情景の描写が綺麗で、見たことない街並みが頭の中に浮かび上がってくるようだった。

    本当にアサイラムが存在していたら良いのになと思う。

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    2025年04月25日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ラストは鳥肌が立った! そうきたか!

    こちらは長編小説。
    短篇集の「ふたつの星…」のバラバラのピースが、本書でひとつにまとまり世界が繋がった観覚に浸れた。

    時空は一本の線ではなく、何通りも並行している…パラレルワールドの話は他小説やドラマでも題材になっているが、とても良く構成されている。

    親の気持ちを思うと苦しくて堪らなくなった。

    どんな世界でも、出会うべき人、影響を受ける人とは巡り会う♡ どの世界でもみんな幸せを感じてほしい

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    2025年04月24日
  • ヨルノヒカリ

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    前情報なしで読み始めた。畑野智美さんの本は「大人になったら、」に続いてこれが2冊目。

    タイトルの「ヨルノヒカリ」。序盤で2つの意味を知る。でもそこからこの物語がどこに向かうのかわかりそうでわからなくて、先が気になって読むのを止められず一気に読み終えた。

    呼んでいる途中、朝井リョウさんの『正欲』を思い出した。

    多様性って何なのか。普通って何なのか。
    わかるような、わかってるような、よくわからない。
    日常でも、その感情はたしかに生まれているけど、うまく言葉にできない感覚っていっぱいある。
    そんな感覚や、「普通」って感じるものと勝手に比べて感じるもどかしさや不自由さに寄り添ってくれるような物語

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    2025年04月23日
  • ヨルノヒカリ

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    作中の「人と人の関係性を表す言葉は、とても少ない。そのどれに当てはまらなくてもいい」という言葉が深く刺さった。
    価値観に正解はないこと、「普通」は「普遍」じゃないこと、自分の「好き」を曲げないことの難しさとかを説教臭くも湿っぽくもない温度感で描いていて素晴らしい。
    あと登場人物も基本的善人だけれど無闇矢鱈に良い人というわけではない実在感をもてるバランスで描かれていて、自分の周りにいる人を思い浮かべてみて「自分も周りの人に恵まれているな」とあらためて思えた。

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    2025年03月24日
  • ヨルノヒカリ

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    ネタバレ

    2025/3/12
    これすごかったね。
    すご過ぎてすぐ何か書くって感じでもなかったので日が空いた。
    なかなかセンシティブで、ここででさえ語りづらい。
    まあもう私は普通からだいぶん零れ落ちたのであきらめもついた。
    木綿子の自問自答が私の自問自答にすり替わる。
    光君がいていいな。
    でも人と真剣にかかわるとしんどいこともあるんよな。
    そういうこともキチンとした人が、その分ご褒美ももらえるのだろうな。
    親友の成瀬君もすごいよ。
    最後の方で木綿子と話したとこ、木綿子に頼んだとこ、あの時に沸いた気持ちはなんだろう。感動に似てたけど。
    成瀬と光の関係って紙一重やった気がしてちょっとぞわっともした。
    うまく回

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    2025年03月21日