畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ元恋人のストーカーに付きまとわれる女性の話
この話を読んでいる最中に池袋のポケモンパークの事件(元恋人のストーカーが包丁持って暴れた事件)が起きて、重なってしまった
本書はかなり惹き込まれる内容だった
■ストーカー側の心情
ストーカーされる女性側の心情や目線だけでなく、ストーカー側のパートもあり、そこで心情やどのような動きをするかを見れる
ただ単にストーカーに苛つくだけでなく、深い視点で物語を見れる
■魅力的な登場人物
被害者と加害者だけでなく、友崎さんのような正義でも悪でもない立ち位置のキャラがいるのがかなり魅力的だった
■衝撃のラスト(かなりネタバレです)
畑野先生の小説は、現実の課題(ストーカーや貧困など)をリアルに描きながら、フィクションならではの救済処置(今回だと池田先生)があるパターンが多い
しかし今回は救済されることがなく終わってしまう
本当にストーカーの怖さを感じれる1冊だった
もし今後ストーカー被害にあっている友人がいたら何とか救いたいが、何をもって救うことになるのか難しいと考えさせられた -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会人になって誰かを好きになったり、誰かと付き合うのが難しく感じる時がある。学生の頃はフィーリングで好きになったり、“推し”を作ったりしてドキドキ・ワクワクな人生を送っている人が多いと思う。社会人になると結婚や妊娠・出産が身近で、周りの結婚ラッシュに伴い焦りが出てくる。だけど、好きな人が簡単にできない。だって、“付き合う”と“結婚”は違うものだから。結婚を意識するとフィーリングより相手の収入や家柄、趣味など色んな面で相手を“評価”してしまう。そうなると、良いなって思った人でも将来を考えれない人とは自然に距離ができる。だから好きになったり、付き合ったりするのも難しくなると思う。
だから「もっとはっきりと“好きだ!”と感じられることが、恋なんじゃないかと思う。私は理性よりも、本能で恋愛がしたい」「ずっと一緒にいてくれて、わたしのことを“命より大事”と言ってくれる誰かを、わたしも“命より大事”と思いながら、暮らしていきたい」という言葉がとても印象に残っている。
いつの間にか“好き”という感情の前に将来のことを優先に考える自分がいるけど,これからは自分も理性よりも感情を大切に恋愛していきたいな。 -
Posted by ブクログ
多分初めて読む作者さんでしたが、帯に原田ひ香さんのコメントに惹かれて読みたくなりました。
「こんな場所に住みたい、こんな場所で死にたい。」
ここはひとりで生きることを支えてくれる、40歳以上独身女性限定シェアハウス。
ひとりで生きるかどうかは人それぞれだけども、ひとりでも生きることが出来るようになれたらひとりでも誰かと一緒でも楽しく生きていける気がします。
小説に出てくる主人公は誰かに寄り添って生きるのか、人との距離感をどうしたいのか、自分は何が出来て何をしたくて、何が無理なのかに向き合い、話は進んでいきます。
登場人物それぞれが同じように自分と他人と向き合いながら、自分の力で生きていこうとしています。
それも若葉荘での暮らしが支えになっているからです。
確かにこんな場所に住んでみたい。
そしてシリーズ化してほしいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
どうすれば、気持ちが伝わるのだろう? 出会ったことは、運命だったのか? この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。どうして、松原さんは、別れてくれないの。婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。
【個人的な感想】
職場の後輩にゾクゾクして一気読みできるからと、おすすめされて読んだ本。
世の中のストーカー殺人にはこのパターンもあるんじゃないかと思わされた。
ストーカー側の思い込みと執念が凄すぎて読みながらぞわぞわした。
主人公の女性が最初の方から「相手だけじゃなく自分も悪いから、、」と思っている気持ちが私には理解できなかった。
最後の方が急展開でびっくり!鳥肌がたった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ被害って難しいなと思った。
難しい、という曖昧でざっくりとした言葉で括って良いものではないけど、同じ被害に遭っても感じ方は人それぞれだし、被害者が悪いなんてことはないという前提で、被害者だから善人ってわけでもないんだなと。
そして、性被害という言葉で加害者の存在が薄くなってるのもたしかに、と感じた。
車で事故に遭ったと聞いたら轢いた人と轢かれた人どっちも想像するけど、性被害に遭ったと聞くと、何となく被害者のイメージの方が大きい気がする。
被害や登場人物の心情がリアルで、途中辛くて何度か手を止めてしまった。
被害の傷が癒えてもなくなることは決してなくて、ふとした瞬間に思い出して、忘れていたことが嘘のようにまた痛み出してしまう。
それでも、この街のように、前を向ける場所や出会いがあれば良いな。