畑野智美のレビュー一覧

  • 若葉荘の暮らし

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    多分初めて読む作者さんでしたが、帯に原田ひ香さんのコメントに惹かれて読みたくなりました。
    「こんな場所に住みたい、こんな場所で死にたい。」
    ここはひとりで生きることを支えてくれる、40歳以上独身女性限定シェアハウス。

    ひとりで生きるかどうかは人それぞれだけども、ひとりでも生きることが出来るようになれたらひとりでも誰かと一緒でも楽しく生きていける気がします。
    小説に出てくる主人公は誰かに寄り添って生きるのか、人との距離感をどうしたいのか、自分は何が出来て何をしたくて、何が無理なのかに向き合い、話は進んでいきます。
    登場人物それぞれが同じように自分と他人と向き合いながら、自分の力で生きていこうと

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    2026年01月18日
  • 神さまを待っている

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    ずっと水の中で呼吸しているような息苦しさを感じた
    孤独感を感じると誰を頼ればいいとかわからなくなるでも頼る人は意外と近くにいるのにその情報や知識がなくて頼ることもできない
    最後まで苦しかったがラストは希望のある終わり方で安心した

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    2026年01月14日
  • ヨルノヒカリ

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    出会うべくして出会ったひかりと木綿子。傷を舐め合うでもなく依存し合うでもなく、ただ静かに相手を思い支え合う心の繋がりでできた関係。もっと有名になって映画化してほしい。刺さりまくる至極の名作だと思う。続き読みたい!

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    2026年01月11日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    どうすれば、気持ちが伝わるのだろう? 出会ったことは、運命だったのか? この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。どうして、松原さんは、別れてくれないの。婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。本から顔を上げた時、あなたは「愛」を信じられなくなる。


    【個人的な感想】
    職場の後輩にゾクゾクして一気読みできるからと、おすすめされて読んだ本。
    世の中のストーカー殺人にはこのパターンもあるんじゃないかと思わされ

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    2026年01月11日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    2026年、新年1発目に大当たりを引いた気分です。
    「普通」ってなんなんでしょうね。
    「普通という幻想」を追い求めるのも仕方がない。
    でも「普通」のレベルは人それぞれ。
    ものすごく今の自分に刺さる1冊でした。

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    2026年01月01日
  • アサイラム

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    ネタバレ

    被害って難しいなと思った。
    難しい、という曖昧でざっくりとした言葉で括って良いものではないけど、同じ被害に遭っても感じ方は人それぞれだし、被害者が悪いなんてことはないという前提で、被害者だから善人ってわけでもないんだなと。
    そして、性被害という言葉で加害者の存在が薄くなってるのもたしかに、と感じた。
    車で事故に遭ったと聞いたら轢いた人と轢かれた人どっちも想像するけど、性被害に遭ったと聞くと、何となく被害者のイメージの方が大きい気がする。

    被害や登場人物の心情がリアルで、途中辛くて何度か手を止めてしまった。
    被害の傷が癒えてもなくなることは決してなくて、ふとした瞬間に思い出して、忘れていたこと

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    2026年01月01日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    睡眠がすごく大事だってわかってるつもりなのに、寝具を気にすることってあまりない。話の中でもあるけど、やっぱり寝具店のものとなると、高くて手が出ない。自分に合ったものを使った方がいいのにね。私も沢村さんみたいな店員さんがいたら相談したい。
    睡眠のことも寝具のことも知らないことがたくさんあって、勉強にもなった。働き始めてからの私の睡眠は気絶だったのかな…。最初は沢村さんは優柔不断なように感じていたけれど、じっくり考えて答えを出す人なんだなって。静かで穏やかな読後感でした。

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    2025年12月29日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    主人公・依里は、婚約していた彼・直樹をが突然事故死する。その事故で直樹が見知らぬ女性と一緒に亡くなった。将来への展望を失った依里は、デパートの寝具売り場で「休息」を扱う仕事に就きながらも、自分自身が心から安らげる場所を見つけられずにいる。そんな依里の前に現れるのが、事故で亡くなった女性の夫・髙橋。数回会ううちに、依里は自分の中にある「喪失感」と「誰かに依存したい」という揺れる感情を、なぜか髙橋が理解してくれるように感じる。読後にカタルシスはなく、静かな宙ぶらりん感だけが残った。久々に物語に入り込んだ。⑤

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    2025年12月29日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    面白かった。
    題名からタイムトラベル物だと分かって読んだが、想像していた、所謂過去に戻って未来を変える……とは違う物語だった。
    「あの日に戻れたら」と思うことが誰にでも少なからずあると思う。でも違う選択をとった先の未来が、今より幸せだとは限らない。
    私が下す決断が、些細なものでも将来を変えていく。後悔しないように生きていきたい。

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    2025年12月28日
  • 大人になったら、

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    35歳で向上心もない独身女性の主人公。
    8年ぶりに、恋をした。

    主人公と自分に重ねちゃう…!!
    これは結婚してないアラサーには刺さる小説。

    普通の人と付き合いなよって言われたことある人にはぐさっとくる。

    「普通という幻想を追っているから、結婚できないんじゃないの?」

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    2025年12月26日
  • 世界のすべて

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    多様性の世界での生き辛さ、それぞれの恋愛模様を描いた作品。知っているものもあったけど、初めて知るセクシャリティもあって勉強になった。

    人間や生物の生きる目的が子孫繁栄?
    誰かの恋愛や将来を、自分の価値観で偏って考えるのは無責任に相手を傷付けているなと感じた。


    そもそもLGTBQやセクシャリティ分類に当てはめること自体がナンセンスなんじゃないだろうか?

    恋愛をしなくても、結婚をしなくても、子どもを持たなくても、周りの目を気にしなければ自分らしく生きていける。

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    2025年12月26日
  • 海の見える街

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    春香が来ることで良くも悪くもみんな変わっていく。嫌いだったのに気づいたらみんなに好かれてて、ほっとけない存在。ハッピーエンドになってよかったけど、中学生好きの松田くんはどうなったんだ。あの子とどうなったんだ!気になってしかたないよ。

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    2025年12月15日
  • 消えない月

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    普通の恋愛、誰もが経験するような出会い。と思いきや、どんどん展開していく。静かに、不気味に。いつのまにこうなった?と叫びたくなるほど、気づいたらとても怖いことに。これは誰もがありうることでは?この作家さんの心理描写がわかりやすくて読みやすくてよかった。この本で初めて知った作家さんだけど別の作品も読みたい。

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    2025年12月10日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    タイムマシンを題材にした青春小説でした。過去に起きた戦争のことから、発展したけれど面白みのない未来のことまで、時間にまつわる話が沢山描かれていて面白かったです。主人公が過去に飛んだことで未来が変わり、死ぬべき人間が生きていたり、元いた世界とは性格が逆転してしまう人がいたりと、変化を楽しみながら読むことができました。淡々とした描写から読者の心を揺さぶる書き方ができていて、「凄い」と思いました!

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    2025年11月29日
  • 若葉荘の暮らし

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    コロナ禍の人も経済も止めたアホな非常事態宣言 1番感染する場所がトイレという情報も出さないし日本人だから出来た感染対策のマスクもどれだけ効果あったのか資料作って出しなさいよ、いったい何億円分廃棄したのか税金だぞ。ほんとワクチンの副反応で亡くなった人が浮かばれない。畑野智美さんは会話から始まり背景の説明と心理面と事細かに書いている一つの出来事の完結まで長い、それが実は好きなんだってこと。ユキちゃんのミチルさんにはなりたくないの言葉の裏側とか勉強になる、自分もミチルのような会話していく感じで弱みも晒すし、話うちに考えがまとまる。

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    2025年11月21日
  • ヨルノヒカリ

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    こういう、ゆるやかな進行の小説大好き。

    ヨルノヒカリくん、壮絶な子供時代を送って。
    幸いにも成瀬くんご家族に助けられて。
    この成瀬一家が本当に素敵だと思う。
    あたしもしなきゃいけなかったな…と、思うことが皆無ではないわ…

    そして、成瀬くんのお嫁ちゃんもとても好き❤️


    こういうひとたちに囲まれて過ごしたいなあ…

    ある意味、それでも私も周りに恵まれているなと、改めて思えたし。


    いや、良い小説だ。

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    2025年11月18日
  • 世界のすべて

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    ネタバレ

    ―普通で居られたら楽なのだろうか
    普通として生きるのがどうしてこんなに難しいのだろう。
    登場人物の各々が何かを抱えて普通と違う何かを感じている

    生きづらさを感じている人にとって一読してみると良い本と思います。

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    2025年10月29日
  • アサイラム

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    見えない傷を抱えている人は時間と受け入れと治癒に時間がかかる
    見えないからこそ厄介で調子が悪くなると一気に穴に落ちてしまう
    アサイラムで過ごして少しずつ前へ向く彼らがこれから少しでも安寧な日を過ごせるように祈りたい

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    2025年10月12日
  • 若葉荘の暮らし

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    「40歳以上独身女性限定のシェアハウス」
    コロナ禍、一人暮らしの40歳を迎えたミチルは「アネモネ」という飲食店でアルバイトしている。
    コロナの影響で収入も減っていき、生きていけないと思い、【若葉荘】に住むことになる。
    シェアハウスでの暮らしは適度な距離感があって心地良い。
    【若葉荘】での出会いと別れ。
    40代からの心身の揺らぎや孤独、将来への不安を抱える女性たちの姿。

    「おばさん」と認めてしまうと、できないことが急激に増えていく気がする。トキ子さん、真弓さん、美佐子さんも自分のことを「おばさん」といって甘えたりしないし若者ぶって無理することもない…
    そのミチルの気持ちが凄く共感できる。

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    2025年10月01日
  • ヨルノヒカリ

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    なんか好きだ〜この作品
    初めての作家さんだけど静かで優しい文章
    手芸好きのわたしが表紙の可愛さに借りた作品

    恋愛感情がわからない木綿子は誰にも知られないように生きてきた。おばあちゃんの後を継いだ手芸店で好きな物だけに囲まれた日常は平和だけど寂しさに耐えられないとも感じている。
    そんな時求人募集の張り紙を見てやって来た夜野光は住み込みで働くことになるのですが、それは周りの人達には理解できない2人の関係で…


    光の育ってきた環境が悲しいの。゚(゚´Д`゚)゚。
    光も自分の感情を出さずに生きてきたから
    木綿子と光の関係はゆっくりゆっくり進むし悲しい程焦ったい。
    でも内容が暗くならないのは文章が優

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    2025年09月15日