畑野智美のレビュー一覧

  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    睡眠がすごく大事だってわかってるつもりなのに、寝具を気にすることってあまりない。話の中でもあるけど、やっぱり寝具店のものとなると、高くて手が出ない。自分に合ったものを使った方がいいのにね。私も沢村さんみたいな店員さんがいたら相談したい。
    睡眠のことも寝具のことも知らないことがたくさんあって、勉強にもなった。働き始めてからの私の睡眠は気絶だったのかな…。最初は沢村さんは優柔不断なように感じていたけれど、じっくり考えて答えを出す人なんだなって。静かで穏やかな読後感でした。

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    2025年12月29日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    主人公・依里は、婚約していた彼・直樹をが突然事故死する。その事故で直樹が見知らぬ女性と一緒に亡くなった。将来への展望を失った依里は、デパートの寝具売り場で「休息」を扱う仕事に就きながらも、自分自身が心から安らげる場所を見つけられずにいる。そんな依里の前に現れるのが、事故で亡くなった女性の夫・髙橋。数回会ううちに、依里は自分の中にある「喪失感」と「誰かに依存したい」という揺れる感情を、なぜか髙橋が理解してくれるように感じる。読後にカタルシスはなく、静かな宙ぶらりん感だけが残った。久々に物語に入り込んだ。⑤

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    2025年12月29日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    面白かった。
    題名からタイムトラベル物だと分かって読んだが、想像していた、所謂過去に戻って未来を変える……とは違う物語だった。
    「あの日に戻れたら」と思うことが誰にでも少なからずあると思う。でも違う選択をとった先の未来が、今より幸せだとは限らない。
    私が下す決断が、些細なものでも将来を変えていく。後悔しないように生きていきたい。

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    2025年12月28日
  • 大人になったら、

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    35歳で向上心もない独身女性の主人公。
    8年ぶりに、恋をした。

    主人公と自分に重ねちゃう…!!
    これは結婚してないアラサーには刺さる小説。

    普通の人と付き合いなよって言われたことある人にはぐさっとくる。

    「普通という幻想を追っているから、結婚できないんじゃないの?」

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    2025年12月26日
  • 世界のすべて

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    多様性の世界での生き辛さ、それぞれの恋愛模様を描いた作品。知っているものもあったけど、初めて知るセクシャリティもあって勉強になった。

    人間や生物の生きる目的が子孫繁栄?
    誰かの恋愛や将来を、自分の価値観で偏って考えるのは無責任に相手を傷付けているなと感じた。


    そもそもLGTBQやセクシャリティ分類に当てはめること自体がナンセンスなんじゃないだろうか?

    恋愛をしなくても、結婚をしなくても、子どもを持たなくても、周りの目を気にしなければ自分らしく生きていける。

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    2025年12月26日
  • 海の見える街

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    春香が来ることで良くも悪くもみんな変わっていく。嫌いだったのに気づいたらみんなに好かれてて、ほっとけない存在。ハッピーエンドになってよかったけど、中学生好きの松田くんはどうなったんだ。あの子とどうなったんだ!気になってしかたないよ。

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    2025年12月15日
  • 消えない月

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    普通の恋愛、誰もが経験するような出会い。と思いきや、どんどん展開していく。静かに、不気味に。いつのまにこうなった?と叫びたくなるほど、気づいたらとても怖いことに。これは誰もがありうることでは?この作家さんの心理描写がわかりやすくて読みやすくてよかった。この本で初めて知った作家さんだけど別の作品も読みたい。

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    2025年12月10日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    タイムマシンを題材にした青春小説でした。過去に起きた戦争のことから、発展したけれど面白みのない未来のことまで、時間にまつわる話が沢山描かれていて面白かったです。主人公が過去に飛んだことで未来が変わり、死ぬべき人間が生きていたり、元いた世界とは性格が逆転してしまう人がいたりと、変化を楽しみながら読むことができました。淡々とした描写から読者の心を揺さぶる書き方ができていて、「凄い」と思いました!

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    2025年11月29日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    婚約者が事故で亡くなった。それも、他の既婚女性と一緒に…

    婚約者が亡くなった事でストレスを感じ眠れなくなった依里は親身になってくれたデパートの寝具売り場の店員に救われた。それが縁で寝具売り場で働く事に。

    婚約者の直樹はなぜ既婚者と出張と偽り東北の温泉へ行ったのか。ただの婚約者故の身内に入れず法事にも参列できないなど、モヤモヤはありましたが、既婚女性の主人・高橋と出会い、少しずつ前を向き始めた依里。そのまま付き合うかと思いましたが、誰かに頼る人生よりも自分の足で進もうとする依里は強くなったと思います。個人的には付き合って欲しかったなぁ。

    寝具売り場で自分のやりたい事を見つけ、それに一生懸命

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    2025年11月26日
  • 若葉荘の暮らし

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    コロナ禍の人も経済も止めたアホな非常事態宣言 1番感染する場所がトイレという情報も出さないし日本人だから出来た感染対策のマスクもどれだけ効果あったのか資料作って出しなさいよ、いったい何億円分廃棄したのか税金だぞ。ほんとワクチンの副反応で亡くなった人が浮かばれない。畑野智美さんは会話から始まり背景の説明と心理面と事細かに書いている一つの出来事の完結まで長い、それが実は好きなんだってこと。ユキちゃんのミチルさんにはなりたくないの言葉の裏側とか勉強になる、自分もミチルのような会話していく感じで弱みも晒すし、話うちに考えがまとまる。

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    2025年11月21日
  • ヨルノヒカリ

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    こういう、ゆるやかな進行の小説大好き。

    ヨルノヒカリくん、壮絶な子供時代を送って。
    幸いにも成瀬くんご家族に助けられて。
    この成瀬一家が本当に素敵だと思う。
    あたしもしなきゃいけなかったな…と、思うことが皆無ではないわ…

    そして、成瀬くんのお嫁ちゃんもとても好き❤️


    こういうひとたちに囲まれて過ごしたいなあ…

    ある意味、それでも私も周りに恵まれているなと、改めて思えたし。


    いや、良い小説だ。

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    2025年11月18日
  • 世界のすべて

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    ネタバレ

    ―普通で居られたら楽なのだろうか
    普通として生きるのがどうしてこんなに難しいのだろう。
    登場人物の各々が何かを抱えて普通と違う何かを感じている

    生きづらさを感じている人にとって一読してみると良い本と思います。

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    2025年10月29日
  • アサイラム

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    見えない傷を抱えている人は時間と受け入れと治癒に時間がかかる
    見えないからこそ厄介で調子が悪くなると一気に穴に落ちてしまう
    アサイラムで過ごして少しずつ前へ向く彼らがこれから少しでも安寧な日を過ごせるように祈りたい

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    2025年10月12日
  • 若葉荘の暮らし

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    「40歳以上独身女性限定のシェアハウス」
    コロナ禍、一人暮らしの40歳を迎えたミチルは「アネモネ」という飲食店でアルバイトしている。
    コロナの影響で収入も減っていき、生きていけないと思い、【若葉荘】に住むことになる。
    シェアハウスでの暮らしは適度な距離感があって心地良い。
    【若葉荘】での出会いと別れ。
    40代からの心身の揺らぎや孤独、将来への不安を抱える女性たちの姿。

    「おばさん」と認めてしまうと、できないことが急激に増えていく気がする。トキ子さん、真弓さん、美佐子さんも自分のことを「おばさん」といって甘えたりしないし若者ぶって無理することもない…
    そのミチルの気持ちが凄く共感できる。

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    2025年10月01日
  • ヨルノヒカリ

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    なんか好きだ〜この作品
    初めての作家さんだけど静かで優しい文章
    手芸好きのわたしが表紙の可愛さに借りた作品

    恋愛感情がわからない木綿子は誰にも知られないように生きてきた。おばあちゃんの後を継いだ手芸店で好きな物だけに囲まれた日常は平和だけど寂しさに耐えられないとも感じている。
    そんな時求人募集の張り紙を見てやって来た夜野光は住み込みで働くことになるのですが、それは周りの人達には理解できない2人の関係で…


    光の育ってきた環境が悲しいの。゚(゚´Д`゚)゚。
    光も自分の感情を出さずに生きてきたから
    木綿子と光の関係はゆっくりゆっくり進むし悲しい程焦ったい。
    でも内容が暗くならないのは文章が優

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    2025年09月15日
  • 世界のすべて

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    いまだにこの世は恋愛するのが当たり前みたいな風潮があるから、恋愛しない人やしたことない人は引け目を感じて生きづらさを抱えることになる。人間的に劣ってる感覚に陥る。だからといって普通を目指すのではなく、何よりも大事なのは自分自身を深く理解して、周りの声に左右されない自分で生きていくことだと思った。そして多様な性があることを世間の人に知ってもらうことだと思う。本やドラマでどんどん題材にしてほしい。
    この本は装丁も綺麗で内容も装丁の雰囲気のまま、とても大好きな作品です。

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    2025年09月12日
  • ヨルノヒカリ

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    手芸店の雰囲気がとても良くて、私もこんな手芸屋さんで、またものづくりをしてみたいなと思った。
    そして、ひかり君と木綿子さんの関係性がなんとも心地良くて、恋とか愛とかそういうんではないけど、お互いを大切にできる関係がとても心あたたまり、じーんときた。

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    2025年07月31日
  • ヨルノヒカリ

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    以前に読んだ「世界のすべて」にも、通じているような多様性を意識させられる。タイトルから想像つかなかったけれど、日常のごはん描写がたびたびあるので、おなかが空いた…オムライスもクレープも食べたいです(*´﹃`*)

    『人と違うから、社会の隅で生きていこうとかも、思わなくていい。…うんざりするようなことを言ってくる人もいるかもしれない。でも、胸を張っていれば、何も気にせずに付き合ってくれる人が周りに増えていく。そのうち、自分のいるところが真ん中になる。』

    人と同じじゃないことで、悲しくなったり、苦しくなったりしてしまう。同じである必要はないはずなのに、隣の芝が羨ましくなる。あんなふうに生きたかっ

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    2025年07月17日
  • 海の見える街

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    拗らせて、拗れて、絡まって、ほどけて。
    青春かよっ。
    青春だよっ。
    4人とも、もどかしいわ。
    1話目の海と最終話の海って勝手に「同じ海っ!!」てなってニヤニヤしてもたけど同じ海よね?
    いやぁ、好き。

    ☆マメルリハ
    ☆ハナビ
    ☆金魚すくい
    ☆肉食うさぎ

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    2025年07月12日
  • アサイラム

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    心に傷を負った人たちの街。優しくて穏やかで、でも少しだけ息苦しさもあって。
    面談で、加害者側の視点で事件を語った被害者に対して担当者がかけた言葉「あなたはあなたが見たことを信じればいい。そしてそれを話せるようになってください」に、ハッとした。自分視点で物事を語るのは、主観的であまり良くないことのように思えてしまうけど、そんなことはないのかもしれない。

    すごくがんばっていて、がんばりすぎて周囲から心配されていて、その心配の通りくじけてしまった留美ちゃんを見ていて寄り添うことの難しさを痛感した。留美ちゃんが街を出た後どうなったのかわからないままなのが気がかりだけど、人生ってそういうものだから。畑

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    2025年07月05日