畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトル通り、30後半、独身、一人暮らしのフリーランス漫画家。
夏帆は側から見ると凄くしっかりして見えるけど、何となくダラダラ付き合っているヨシくん最悪だし、もっと最悪なのは妹の旦那・村上。元は自分をプロにしてくれた恩人と思ってはいるけど、人間的に最悪。モラハラ、セクハラオンパレード。
その被害者である、現編集者の貝塚は人はいいけどボンボンすぎる。
元編集者、彼氏の所為で自己評価がどことなく低いのは仕方ないのかもしれないですよね…
ヨシくんは自分の浮気はOKで、夏帆のは許せないとか論外。
村上も偉ぶってたくせに、いざ自分がいなくても仕事回ると解ったら鬱になるし。
ヨシくんと別れてスッキリした夏帆と貝塚が気になるけど、年もそうだろうけどボンボンとは合わなさそう。
今後の夏帆がどうなったかきになる所です。 -
Posted by ブクログ
辛い時ほど周りが見えなくなって、過去に囚われて、客観的に見れば「そっちじゃないよ」と言いたくなる方へ突き進んでしまう。主人公ほどでないにしても、そういうことには身に覚えがある。
どん底にロープを垂らして引っ張り上げてくれる人、そのロープを掴んで上に登るまで諦めない人、助かるためには双方の力が必要なのだ。でも現実は、ロープがあっても掴む勇気が持てないケース、途中で手放してしまうケース、ロープが弱すぎて支えられないケース、そもそもロープ自体見つからないケース、色々あって、全員が全く安全に幸福に生きられるわけじゃない。主人公以外の登場人物たちによって、そういう色々なケースを提示されて、その一つ一つが個人では抱えきれないほどに重い問題だった。
現実の問題に対しては、個人の力にも、小説の力にも、限界があると感じてしまうけれど、少なくともこの本を読んだことによって苦しい時「誰かに頼る」という選択肢が頭の中に浮かぶようになれば、それだけでもとても大きな一歩なんじゃないだろうか。 -
Posted by ブクログ
あーこういうところいいなぁ
私も住みたいなぁ。
こういうところで老後過ごせるなんてことがあるなら夢みたいだなぁ。と読みながらすごく惹かれました。
今の時代、少しづつ格差や、あといろいろ選べるからこその多様性が、広がっていて、少し将来的に不安を抱えている人って思っているより多い気がします。
それは、この本にもあるけれど
コロナという少し前には考えつきもしなかったことが世界中で起こり、人との距離感がガラッと変わってしまった
今となればその距離感にも慣れて
対応できる自分がいるけれど
真っ只中の時は、それぞれ個人の価値観の違いの中孤独な気持ちにもなった記憶は忘れられない。
そういうのもあるのかもしれません。
今世界もいろいろ不安定で、
災害も本当人ごとではない。
けれど、こういう居場所が
増えると
温かい気持ちを保っていける一つの希望のような気がしました。
縦や横や斜めのつながり
人が人でいるためには大切なことだと思います。 -
Posted by ブクログ
多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。
はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めました。それが、段々と彼の心情があらわになり、人間味が出てきたからか、話に没頭することができました。
子どもに対するセクシュアリティの対応は難しいですね。どんなセクシュアリティでも受け止められる大人でありたいけれど、親であったり関係が近ければ近いほど、苦労のない『普通』を願ってしまう気がします。