畑野智美のレビュー一覧

  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    30代後半って、生き方がバラバラに分かれていくタイミングなのかも。
    学生時代はみんな同じような感じだったのが、結婚するしない、離婚するしない、子どもを持つ持たない、介護ありかなしか…様々な選択を経て、今の状況がある。体調不良も重なったりすると、色々不安になるのもわかるなぁと思いながら読んだ。
    そして、ピタッとハマる雑誌がないというのも同感。ハイブランドがたくさん載っているものはただの憧れでしかないし、節約術ばっかりというのも面白くない。そういえば、雑誌も読まなくなったなぁと。
    主人公の夏帆は漫画家として成功しているし、そんなに悲観的にならなくても…と思うけど、これは周りの男に恵まれなかったせいに違いない。
    私だったら、年が離れていようとも貝塚さん一択!
    夏帆が色々なものを吹っ切って、これからの暮らしを楽しんでくれますように。

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    2026年05月21日
  • 神さまを待っている

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    文具メーカーで働いていた主人公が派遣切りにあい、あっという間にホームレスになってしまう描写がリアルでした。
    参考文献の量がとても多く、しっかり勉強してから書かれた物語なのだと思いました。

    何か悪いことをしたわけでもなく、真面目に生きていてもちょっとしたことで貧困に陥ってしまうのは今でも実際に起きていることですね。
    主人公の愛は少し危機感が足りない…?と思う場面も確かにありましたが、困った人がセーフティネットに繋がりにくい現状の方が問題と思います。

    愛ちゃんだけでなくナギちゃんやサチさんが今後どうなるのかが気になりました。

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    2026年05月17日
  • 若葉荘の暮らし

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    こんな場所、こんな人の関係あったらいいなぁーと思いながら読んだ
    ここに住んで悩みが前向きになり成長していく主人公

    文章も軽くて読みやすかった

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    2026年05月17日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    婚約者の直樹が亡くなってから不倫していたかもしれないという疑念が残ってしまった依里。
    直樹の不倫相手かもしれない人の夫である高橋と会うようになった依里が直樹との思い出と新たな気持ちで向き合っていく。
    男性マネージャーが物凄く嫌な人間として描かれていたり、年配の女性の夫が高圧的なお爺さんとして書かれており、依里に「負けるな……!」と応援してしまう場面がしばしばあった。寝具店に勤務している依里が真面目にお客様たちと向き合い、店員とお客様としての信頼関係が芽生えているところは心温まった。

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    2026年05月15日
  • 罪のあとさき

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    ネタバレ

    罪を犯した人の話はよくあるが、そこにストーカーにあった女性の話が絡んでたのが珍しかった
    もっと罪を犯した少年の周りの心情も知りたかった。特に濱川さん

    重いが、文体は読みやすく、綺麗に収まるのでかなり良かった!

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    2026年05月15日
  • 30代後半、独身、ひとり暮らし

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    ネタバレ

    タイトル通り、30後半、独身、一人暮らしのフリーランス漫画家。

    夏帆は側から見ると凄くしっかりして見えるけど、何となくダラダラ付き合っているヨシくん最悪だし、もっと最悪なのは妹の旦那・村上。元は自分をプロにしてくれた恩人と思ってはいるけど、人間的に最悪。モラハラ、セクハラオンパレード。
    その被害者である、現編集者の貝塚は人はいいけどボンボンすぎる。

    元編集者、彼氏の所為で自己評価がどことなく低いのは仕方ないのかもしれないですよね…

    ヨシくんは自分の浮気はOKで、夏帆のは許せないとか論外。
    村上も偉ぶってたくせに、いざ自分がいなくても仕事回ると解ったら鬱になるし。

    ヨシくんと別れてスッキリした夏帆と貝塚が気になるけど、年もそうだろうけどボンボンとは合わなさそう。
    今後の夏帆がどうなったかきになる所です。

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    2026年05月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    全体的に読みやすかったです。
    個人的な事情で読書に集中できない時間が続いていましたが、短編で読みやすく、またお腹も空いていなかったのに読み終わると何か食べなきゃって思う不思議な一冊でした。

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    2026年05月13日
  • アサイラム

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    アサイラムに住んでる人は、どこか傷ついた人ってことになるから、優しくもなれるかもしれないけど気を遣って疲れてしまうのかもしれないな、と思った。

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    2026年05月08日
  • 神さまを待っている

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    辛い時ほど周りが見えなくなって、過去に囚われて、客観的に見れば「そっちじゃないよ」と言いたくなる方へ突き進んでしまう。主人公ほどでないにしても、そういうことには身に覚えがある。
    どん底にロープを垂らして引っ張り上げてくれる人、そのロープを掴んで上に登るまで諦めない人、助かるためには双方の力が必要なのだ。でも現実は、ロープがあっても掴む勇気が持てないケース、途中で手放してしまうケース、ロープが弱すぎて支えられないケース、そもそもロープ自体見つからないケース、色々あって、全員が全く安全に幸福に生きられるわけじゃない。主人公以外の登場人物たちによって、そういう色々なケースを提示されて、その一つ一つが個人では抱えきれないほどに重い問題だった。
    現実の問題に対しては、個人の力にも、小説の力にも、限界があると感じてしまうけれど、少なくともこの本を読んだことによって苦しい時「誰かに頼る」という選択肢が頭の中に浮かぶようになれば、それだけでもとても大きな一歩なんじゃないだろうか。

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    2026年05月08日
  • 消えない月

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    読んでいてずっと嫌な気持ちになる小説だった、認知の歪みって恐ろしい。自分の理想像を主人公に投影して現実を捻じ曲げていくおかしさ、登場人物たちにいろんな種類の怒りがわいてくる。「努力」の話はもしも自分ごとになった時のためにも覚えておきたい。

    いかにもなストーカー像に感じたので、よくいる普通の人がコントロールできない感情に歪んでいく話も読んでみたいなと思った。

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    2026年04月27日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ネタバレ

    この作家の著作は初めて読む。
    前から気になっていた方なので、読めてよかった。

    こんなにも愛していた人がいたことも、それを亡くしてしまうことも経験したことはないので主人公の悲しみは理解はしても共感することはできなかった。依存していた傾向も見られたし。
    でも、人が様々な理由で眠れなくなることはよく分かる。

    寝具の知識も増えたことで、貧乏人はよい睡眠を取ることもなかなかできないのだと思い知る笑
    一万のマットレスで一年しか持たないのなら、数万のマットレスを買っても数年でまた買わないとならない。
    この世はとかく難しい。

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    2026年04月25日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    ストーカーされる方とする方の双方の視点から書かれているからストークする人の気持ちを知るのには良いかもしれない(勿論、ストークする人も松山さんみたいな人だけてはなく千差万別なんだろうが)。

    話自体はちょっと現実離れしたところもある。→まとめサイトに裸の写真投稿する?なんで鍵替えない?etcストークする側の生い立ちも書かれてあり、納得した。やっぱり松山さんは自分が渇望していた愛を求めていたと、愛が無条件に与えられていたさくらが羨ましかったんだと解釈するとすっきりした。

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    2026年04月19日
  • 14歳までの犯罪

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    ネタバレ

    面白いけど読んでいて、モヤモヤイライラしてしまった。
    主人公や周りの友達、いい子だと思っていたら実は犯罪をしていたりと恐ろしい…。

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    2026年04月18日
  • 若葉荘の暮らし

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    あーこういうところいいなぁ
    私も住みたいなぁ。
    こういうところで老後過ごせるなんてことがあるなら夢みたいだなぁ。と読みながらすごく惹かれました。

    今の時代、少しづつ格差や、あといろいろ選べるからこその多様性が、広がっていて、少し将来的に不安を抱えている人って思っているより多い気がします。
    それは、この本にもあるけれど
    コロナという少し前には考えつきもしなかったことが世界中で起こり、人との距離感がガラッと変わってしまった
    今となればその距離感にも慣れて
    対応できる自分がいるけれど
    真っ只中の時は、それぞれ個人の価値観の違いの中孤独な気持ちにもなった記憶は忘れられない。
    そういうのもあるのかもしれません。
    今世界もいろいろ不安定で、
    災害も本当人ごとではない。
    けれど、こういう居場所が
    増えると
    温かい気持ちを保っていける一つの希望のような気がしました。
    縦や横や斜めのつながり
    人が人でいるためには大切なことだと思います。

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    2026年04月14日
  • 神さまを待っている

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    自分とは関係ないように無心で読んでたのに、本閉じてから涙がぼろぼろ出てきた。
    世界が幸せであってほしい、人が幸せであってほしい

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    2026年04月12日
  • 若葉荘の暮らし

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    なにか、上質な何か
    丁寧に描かれている感じがする
    少しだけ理論が先行しすぎるきらいがないわけでもない気はするけど、それでも

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    2026年04月11日
  • 世界のすべて

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    多様なセクシュアリティがテーマの一冊です。最近になってよく見かけるようになったテーマですが、今作はセクシュアリティのグラデーションにまで言及されていて、勉強になりました。

    はじめは、主人公の鳴海くんのまるで第三者のような淡々とした世の中への目線に、苦手かもと思いながら読み進めました。それが、段々と彼の心情があらわになり、人間味が出てきたからか、話に没頭することができました。

    子どもに対するセクシュアリティの対応は難しいですね。どんなセクシュアリティでも受け止められる大人でありたいけれど、親であったり関係が近ければ近いほど、苦労のない『普通』を願ってしまう気がします。

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    2026年04月02日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    3.7

    p113
    目標を達成できる可能性のある自分になれば、新しい目標を持つことができます。苦手とか、怖いとか感じることにチャレンジするのは、大変です。だからこそ、その気持ちを乗り越えてチャレンジすれば、必ず人生は拓けます。もしも望んだ結果を得られなかったとしても、チャレンジした後には、自分はどうしたいという新たな目標が生まれるはずです。

    p150
    正しいことだけ言ってればいいわけじゃないと思う。正論っていうのは、どんな意見にも勝ってしまうから、何も言い返せなくなる。それは、一番の攻撃で、人を傷つける。

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    2026年04月20日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    寝具や睡眠についての知識がたくさん出てきて、それだけでも満足感がある。
    眠っている時に首が痛くなるんだけど、この本を読んで枕は頭をのせるものではなく首から頭を支えるものというのを知り、しっかり首まで枕にフィットさせて寝たらかなり楽になった。

    大切な人を失ってから、日常をこなしながらも少しずつ現実と向き合うお話。
    同じ被害者の高橋さんとそのまま交際してハッピーエンドという安易な展開にならなくてよかった。
    生きること、結婚、女性、テーマはたくさん転がっていた。働く女の人が、輝ける世の中であってほしい。

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    2026年03月28日