畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分を大切にして、自分らしく生きること。女性にとっては特に難しいことなのかも。主人公の依里、その周りの人々を見ると、そう思ってしまう。
私も周囲から求められている役回りを、知らず知らずのうちに演じてしまうことがあるなと。
婚約者直樹の死をきっかけに、自分の生き方を見つめ直す依里を自然と応援したくなる物語だった。
そして、要所要所に盛り込まれている「寝具の選び方」や「快眠のコツ」がとても参考になった。
読んでいるうちに寝具専門店で、自分に合った枕を買いたくなってウズウズしてしまって…
近々、見に行ってみよう。
好みの本だったけど直樹の死に関する部分だけは、やっぱり納得いかず不完全燃焼。
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Posted by ブクログ
高級寝具店の内情や商品など新しい世界が見れて楽しかった。ムートンシーツいいなぁ。
男女平等社会とはいえど、給与の男女差や偏見、たまに職場の異性から受けるじめっとした嫌な気持ち、そういったものは改善されているが全くゼロになったわけではない。共感しつつ、現実社会が本と同様にそうであることに対してもやっとしてしまった。
あと、相手がモラハラだとか悪いわけではないが、誰といても保てるだけの自分というのがなくて近しくなった相手の言うことを聞くようになってしまうというのも共感した。
ただ楽しかった、だけで終わるなく、自分のことも周りのことも考えてしまう物語だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分と重なる部分が多くて、心にグサグサ。
"普通"という言葉、私は苦手です
普通ってまさに人それぞれの価値観が詰まった言葉だと思います
自分の価値観を"普通"という言葉で押し付けてる気がする
恋愛面では命ちゃんと関わる男性がたくさん出てきて、誰と恋愛に発展するのか楽しみでした
杉本くんにイライラしてたけど、
帰国子女の杉本くんにしか分からない悩みもあったり...。
頭ごなしに怒るんじゃなくて、
ちゃんとその見えないところにも気を配れる人になりたいと思った
P132 マスターの言葉がすごく好き
「もういい大人のはずなのに、
子供である自分を見せら -
Posted by ブクログ
婚約中の彼を事故で喪い、しかも彼が年上の既婚女性と共にいたということで眠れなくなった女性が、デパートの寝具売場で働くことになります。
読んでいくうちに、自分に合った枕、マットレス、掛布団って、熟睡するために大切なんだなと改めて思いました。著者が以前寝具店店員だったこともあって、寝具の選択はその人の頭の大きさや体型などと関わりがあることなど、詳しく書かれていました。
小説では、わかりやすいセクハラとパワハラ、そしてわかりにくいモラハラについても書かれていました。人を愛することは、その人の気に入るようにすることではないと気づかされました。
悲しみと共に過ごし、語り合い、向き合い、そして自分を -
Posted by ブクログ
「アサイラム」とは
避難所や保護、亡命という意味。
物語は、いじめやDV、性被害などで
心や身体に傷を受けた人たちが住む街に
大学生の頃に性被害を受け、癒えない傷を持つ
真野スミレ。
そんな彼女が働く雑貨で同じくそれぞれに
傷がある人たちとともに過ごしていく日々が
丁寧に描かれた作品になってます。
畑野さんの作品の好きなところは、
キャラクターの感情面を繊細描写している部分です
傷ついて別の場所て過ごしていても
人と人が関わる中では何かしらの問題や悩みが
出てきます。
そういう時に他者重視の考えではなくて
時には自分のことを大切にすることも必要なんだと
感じました。
物語に出てくるキ