世界のすべて

世界のすべて

1,870円 (税込)

9pt

――恋愛感情がない。性欲がない。それでも「普通」に暮らしている。5年間勤めた会社を辞め、街の小さな喫茶店「ブルー」でアルバイトをする鳴海優輝。心優しい啓介が営む「ブルー」には秘密を抱えた人々が集まってくる。デザイナーの北村、高校2年生のヒナ……。常連客の悩みに向き合う鳴海にも、周りに言えない想いがあった。多様なセクシュアリティを持つ人々を、やわらかく鮮やかに照らす、畑野智美の新たな代表作。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いまだにこの世は恋愛するのが当たり前みたいな風潮があるから、恋愛しない人やしたことない人は引け目を感じて生きづらさを抱えることになる。人間的に劣ってる感覚に陥る。だからといって普通を目指すのではなく、何よりも大事なのは自分自身を深く理解して、周りの声に左右されない自分で生きていくことだと思った。そし

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

     ひとりの青年の葛藤と成長を通して、性的マイノリティとして生きることの苦悩を描くヒューマンドラマ。
              ◇
     脚付きのグラスに紫色のシロップを注ぎ、氷を多めに入れてからソーダ水を加えて軽くかき混ぜる。そして丸くすくったバニラアイスを載せさくらんぼを飾る。喫茶ブルーのクリームソーダの

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    静かで、するすると読みやすい。
    自分も少し前にデミロマンティックという言葉を知り、必ず「そんな長い間何で彼氏いないの?」と言う言葉にうんざりしていた身としては僅かに救われた気持ちになったので、主人公の気持ちにも共感した。
    主人公はどこまでもフラットな立場に見えるけど、そんなかれにすら偏見がある(自覚

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    セクシュアリティが主になっている本。自分が生きやすい場所、幸せを感じられる場所、自分らしくいられる場所、そんな場所を見つけられていることが素敵だとおもう。世界にはいろんな人がいて、自分の知っていることが全てじゃない。知らないこと、出会ってきていないことや人を、変わった人だと思うのではなく受け入れ合え

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    ジェンダーや恋愛指向を描く作品。
    物語りなのでちょっと綺麗にまとまりすぎている感はあるものの、
    とても優しい世界、かつ無理をしすぎずに生きていくところが良かった

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    表紙が素敵で読もうと開きました

    何が正解とか絶対とかはない
    自身の境遇に名前があることで救われる、安心出来るときがある

    でも逆に、こういう人達はこう、と勉強した気になって決めつけはしないで
    ひとりひとりをみて、向き合いたい

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    静かで、あたたかくて、とても良かった。
    周りと違うことは決して「おかしい」ことではないけれど、「普通」と呼ばれる枠に入れないことを焦ったり苦しく思ったりする気持ちは分かるなぁと思いながら読んでいた。

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    多様性。アセクアロマで悩む主人公。
    カフェ開業を目指し勉強を兼ねカフェで働く。カフェの雰囲気なのか、穏やかに流れる空気感が心地よい。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    セクシャルマイノリティについて新しい知識を得て、考えられるだけでなく、仕事や人生における居場所作りもテーマになっている気がしました。相手の境遇に共感したり、共感できなかったりという心の動きが、主人公の鳴海くんや周りの登場人物を通して描かれています。周りのキャラクターもみんな素敵な人で、ストーリー全体

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    凪の海のような、音もなく降る霧雨のような、静かでただじっと見ていたくなる風景みたいな物語だった。現実はこんなに優しくはないし、もっと痛いこと苦しいことを味わう人が多いと思う。日が暮れて夜になっていく空の色、と主人公が言ったソーダを飲んでみたい。

    0
    2025年07月18日

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