畑野智美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この小説はおたくの夢物語じゃないかと言われてしまうとそうですねと答えなくてはいけない。そういうところを差し引いても面白くて一気に読み終わってしまった。いわゆる推し活についての小説(推し、燃ゆやイン・ザ・メガチャーチなど)が色々あるけど私としてはかなり好きな作品でした。推し活だけではなく色んな側面から女性の生き方が描かれていて共感できるところがおおった。
話中に出てくるアイドルの子が所属するグループのメンバーとファンを大事にしている描写があったのもアイドルおたくの私としては嬉しかった。
私はこの主人公なら推しと付き合っていても許せると思った。むしろこういう人と付き合っていてほしい。 -
Posted by ブクログ
クロテッドクリームとジャムがはさまれた装画に…
キュ(о゚д゚о)ン♡となり…
『やるせない』ってタイトルに惹かれて買ったんだけれども…
『やるせない』ってことがイマイチ私には分からなくて…どういう感情??となり、読むのに時間を要しました
(;´∀`)
『やるせない』を調べてみると…
「心が晴れない」
「どうしようもない」
とありましたが、どーも納得できず(笑)
結局は、言葉にできない感情。日本語の奥深さと落ち着かせました(笑)
読解力を高めなくては!!
『やるせない』を説明してくれる方、求ム✨
どの作品も素敵なんだけども、島本理生さんと織守きょうやさんの世界観はやっぱり好き♡
オススメ!! -
Posted by ブクログ
あらすじに惹かれて。鳴海くんの一線を引いているような冷静さが私は好きだった。優しくていっしょにいたら居心地がいいだろうな。「恋愛」をしない自分と周囲の人々とでは世界が違うように感じているからこその俯瞰的な考え方なのかな。
多様なセクシュアリティって言われていろんな名前が付けられているけど、きっとそれだけじゃ分類なんてできない。そしてどうしたってそれはマイノリティになる。
「普通」に恋愛して結婚することが難しい人がいる。それを当然のことだとする世の中になるのだろうか。瀬山さんの「コーヒーがないとカフェじゃないのかな?」の言葉で自分にも凝り固まった偏見があるのだとハッとした。 -
Posted by ブクログ
2026/06/18
久々に畑野さんの本を読みました。以前の作品がタイトルを変えて文庫化してものだそうです。
少しの嘘や他人よりちょっとすごいと思われたい見栄、友人との綱渡り感のある人間関係の中で色々と複雑な思いを抱える中学生女子たちの様子が描かれています。
主人公たちが通う学校では、まあ色々なことがあり、そこに人間関係がどう絡んでいるかとか登場人物たちはどんな心境でその出来事に対応しているのかと言った心情描写が丁寧過ぎるくらい丁寧で、何度かページを戻ってみないと分からなくなる時があるくらいでした。
複雑な女子の人間関係を、友達から誘われる悪いことという視点からどう広がっていくのかがこのストーリーの見どころの一つだと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
わたしの自由は、ここから加速する。
お金の使い所、物価高、PMS、更年期、結婚するのか、子供は産むのか……
胸の奥でくすぶる不安の正体を、一緒に探ってみませんか?
漫画家の藤波夏帆は、『月収十五万円、六畳一間で夢をかなえる』でデビューして以来、節約・ライフスタイルエッセイを中心に、そこそこの人気を保ってきた。
だが38歳を前に、これまでの作品で伝えてきたメッセージや世間でのイメージ、そして脚本家の彼氏との間にズレを感じ始める。
自分が本当に描きたいものは、何だろう。
新連載に向けて始めた取材と観察は、やがて夏帆の生活にも波を起こし始め……。
わたしの自由は、ここから加速する。
生活も身体も変わり、生き方が様々に分岐する時。
エッセイ漫画家と女性たちの、恋と、経済と、決意の物語。
『今となっては、どこがどうして好きだったのか、全く思い出せない。
たとえ浮気されたとしても、怒るほどの気持ちは、すでになくなっていた。
それなのに、別れるという決断もできずにいる。』
『わたしは、子供のころから「自分で使うお金は、自分で稼いで生きていく」と決めていた。だから、男の人に養ってもらおうなんて考えたこともない。女性が男性より多く稼ぐことをみっともないとか思うこともない。』
『どうしても子供が欲しいという気持ちがあるわけでもないのに、産めなくなることを思うと、迷ってしまう。』
『自分でも、なぜ付き合っているのか、どうして別れないのか、何度も考えてきた。好きだと思えるところもあるのだけれど、どれも長く付き合う理由にはならない気がする。機嫌を損ねると黙りこむとか真剣な話し合いができないとか、欠点もよく知っている。それなのに、別れられない。結婚するにしても、別れるにしても、決断できるだけの理由がないのだ。現状維持で誰にも迷惑をかけていないし、これでいいと思っている。』
「たくさん持っていることは、何も持っていないことと同じ気がするよ」
『だってさ、倉田のことだって、いるのかいらないのかわからなくなってるでしょ?それなのに、捨てられない』
『わたしにも、家族や友達がいて、仕事関係の人もいる。けれど、ひとりだと感じている。ヨシくんがいた時だって、ずっとそう感じていた。周りを頼っているつもりで、甘えられない。
自分自身を大切にできず、厳しくしてしまう。
その人生には、不安が付きまとうだろう』
【個人的な感想】
大学で出会って10年になる彼氏との結婚も考えられないし、だからって別れる決定的な理由もない。浮気されてるかもと思いながらも、その事実にそこまで傷つきもしない。今の自分と状況が重なりすぎて感情移入したし、言葉の一つ一つが刺さった。
どうしても自分の人生に子供が欲しいわけでもなく、自分に厳しくて、男の人に養ってほしいと思ったこともなく、1人で生きていくことに対してもそこまでネガティブではないところまで主人公と同じで自分が30代後半になったらこの主人公みたいになっている未来が想像できる、、、。