畑野智美のレビュー一覧

  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • 消えない月

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    後半になるにつれ、怒濤のように高まる緊張感❗️
    怖くて怖くて、怖いもの見たさで一気読み。本当に怖かった…(震)
    女性には特に怖い小説だと思う。男性が読んだらどんな感想なのか、聞いてみたい。

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    2026年03月12日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日
  • 神さまを待っている

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    畑野智美作品3冊目。今回もとても面白く、一気読みしてしまった。

    この前に読んだ『消えない月』はかなり重い読後感だったが、本作は最後が前向きな終わり方で少し救われた気持ちになった。

    物語の中で印象に残ったのは、大卒である程度の学力があっても、派遣切りをきっかけに簡単に貧困へ転落してしまう現実。決して特別な人の話ではなく、誰にでも起こり得ることのように感じられて怖かった。
    もし本当にそういう状況になったとき、どこに頼ればいいのか、どう行動すればいいのか、愛と同じように自分には分からないとも感じた。そんな中で、雨宮が友人としてそばにいてくれたこと、さらに福祉の仕事をしていたことが大きな救いだった

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    2026年03月09日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    泣いちゃった。お母さんに会いたくなった。お母さんと一緒にご飯が食べたくなった。私にとってはお母さんだったけど、心に浮かぶ大切な人はそれぞれなのだと思う。
    食とは人の生活に欠かせないものであるがゆえ、「習慣」として認識してしまいがちだが、この本を読むと食が人とのコミュニケーションであったり、経験、栄養、思い出、愛情になると気づかせてくれる。全部が本当に素敵なお話だった。

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    2026年03月09日
  • 消えない月

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    ネタバレ

    個人的にはとても面白く、先が気になってしまい1日で読み切ってしまった。怖さもあるのにページをめくる手が止まらないタイプの作品。

    畑野智美さんの作品は『大人になったら、』を先に読んでいたのだが、その解説で渡辺雄介さんが「畑野智美はレッテル貼りの潔癖症」と書いていたのが印象に残り、他の作品も読んでみたいと思って手に取ったのがこの作品。確かに本作では「ストーカー」というレッテルを貼られた人物が、非常に丹念に描かれていると感じた。

    物語はストーカーする側とされる側の視点が交互に描かれる構成で、それぞれの心理が見えてくることで、より物語に入り込めた。単なる被害者と加害者という関係ではなく、登場人物そ

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    2026年03月08日
  • 世界のすべて

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    紹介文が気になって読んだ。
    主人公(語り手)である鳴海くんの気持ちがよくわかる。私も似たような感じ。だけど本の中でデミロマンティクを知って、やはり色々あるなぁと勉強になることも。
    色んな人を描いているので安心する。自分だけが変わってるとかそういうことではないのだなと。

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    2026年03月08日
  • 大人になったら、

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    35歳飲食店勤務の独身女性のお仕事&恋愛小説
    年齢を重ねたからこその迷いが都度現れる。
    現状維持を望んでいても世の中は流れ移ろい変化する。
    晒された環境の中で足掻いている姿に勇気づけられた。

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    2026年03月03日
  • 家と庭

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    ネタバレ

    ゆるっと流れていく家族の時間のなかに、主人公を含むきょうだい其々が悩んだり笑ったり怒ったり悲しんだりする様子が描かれていく。

    自分の実家と少し似ているなと感じて、義理の兄さんがこの家に来るのが怖いと言っている意味が分かります。他人から見たら少し気持ち悪い結束感がある。

    主人公は自分を後回しにしてしまう優しい人。
    ふらふらしているように見える部分もあるけれど、この家族の中に居ると、なんかそうなるのがわかる気がしました。
    あまねに向き合うために、この春から少し、変化して行くんだろうな。
    いつかまた、賑やかな我が家になる未来が想像できて、読後は気持ちよかったです。春に読み終えるのが良さそうな感じ

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    2026年03月02日
  • 海の見える街

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    ネタバレ

    ◎松田さんと春香ちゃんの連続する2人の視点の中で館長への視え方がまったく違うところが好き。
    個人的には松田さんの方が館長との歴は長いけど、人への注意力、機微的なところは春香ちゃんの方が優れてそうやから館長さんは"意外と頼れる人やけど、普段は表に出さないタイプ"な気がした!
    ((人それぞれの感じ方があるから、一概には言えへんけど、館長視点での物語も気になるところ。

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    2026年03月01日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    丁寧な言葉で繋がれていてとても読みやすかった。仕事の人間関係が色々有ることは成る程と思ったし、恋人夫婦の関係はサイレントモラハラや好きな人に合わせてしまう思考や行動などは深く成る程と考えさせられた。主人公のこれからが幸せであってほしいと思いつつ、先ずは枕を変えてみようと小さな決断をしました

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    2026年02月28日
  • 世界のすべて

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    語り手の「鳴海くん」が淡々としていて、でもみんなに平等に優しくて、いいなと思った。
    「鳴海くん」のセリフは、きっと作者が言いたいことなんだろうなあと感じた。

    「鳴海くん」のように、私も自分が生きやすいと思える場所で、生きられたらいいなと思う。

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    2026年02月25日
  • 国道沿いのファミレス

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    面白かったです。
    展開はかなり読めてしまったけど、綾ちゃんがびっくりするくらい性に奔放で私には1番謎キャラでした。1番共感できそうにないけど、だからこそ未知の領域で面白かった。



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    2026年02月18日
  • 大人になったら、

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    ネタバレ

    すごく読みやすくて、落ち着く作品だった。
    ヒーローもののように焦らされたり悲しくなったり嬉しくなったりの気分の変化はなく、ただ静かに日常が流れていく様を読んでいく感覚。私はこういうのが好き。

    仕事に熱心なわけでもなく、恋愛も過去のものに囚われて意欲もなく独身。そんな自分は何年経ってもきっと何も変わらない。なにかの出来事に心に大きな変化があって人間性が大きく変わる、なんてこともなかなかない。
    でも、本当に些細なことで、目標ができたり出会いがあって前向きになったりして。そんなリアルな人生が描かれていて、共感しやすかったです。

    最後、恋愛で心に大きな傷が残っていた2人のことを「この街の春は、東京

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    2026年02月14日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    それってモラハラなんじゃない?
    というセリフに、ドキッとした。
    最近別居した友人にも、そんなセリフがあったよと伝えたら、私もそうだったかも、と言っていた。
    いろいろな人間関係が、自分から望んでそうなっていることに、突然気付くこともある、と思った。

    それとは別に、寝具店に行きたくなった。

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    2026年02月11日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ずっと枕難民な私が、フムフムと参考にしながら読み終えました。
    寝具売り場がメインの視点が新鮮でしたし、高橋さんとのこれからも気になりました。

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    2026年02月08日
  • 大人になったら、

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    35歳独身女性、大規模チェーン店の正社員でカフェ『キートス』の副店長として働くメイ。彼女の成長と少しの恋の物語。登場人物それぞれの解像度が高く共感できる。35歳という中途半端な年齢であり、人によって大きく岐路が分かれるこの年齢は、どうにもならないモヤモヤを抱えて生きている人が多い。メイは恋人も家族もおらず、仕事での目標もない。そんな女性の物語です。

    著者とはまさに同じ年代で、感じてきたことやその感覚が近しいと思う。

    役職ある立場で働き、会社の駒となり突然の辞令で異動する。社員である自分とパートアルバイトさんたちとの間には距離があり、お互いに本音で語らうことはない。
    必死に働くことやプライベ

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    2026年02月07日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    ふわーっと読めて、さらっと大事なことが書かれている。
    他人軸で生きている時って、自分では他人軸になっているなんて気付けない。よくある話なのだけれど、よくある話だからこそ気付くチャンスがないから、ある意味一番危険だと思う。
    たとえばパワハラを受けているとか、暴力を受けているとか、明らかな事実があれば周囲が気付いて助言ができるが(その人が受け入れるかは別として)、日常に馴染んでしまっている小さな抑制、抑圧ほど、目には見えないから他人も本人もスルーしがち。
    そのまま一生を終えてしまうこともあるけれど、気付いて人生に変化がもたらされる時は、結局人との出会いと自分で“気付くこと“であると感じた。

    ずー

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    2026年02月06日
  • 大人になったら、

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    めちゃめちゃ共感した。
    私も30になって独身であることによってすごく生き方に対する考え方も、恋愛に対する考え方も、働くことへの考え方も変わっていって、それが言語化されてるシーンが沢山あってよかった。
    自分の外から見る性格と自分の本質に近い性格にギャップがあるなって感じることも増えたり、自分ってこんな性格だっけ?って思うことも増えたり、でも自然なことなんだなって思えた。自分の今のこのタイミングで読んでよかったです。

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    2026年02月01日
  • 宇宙の片すみで眠る方法

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    すっごく弱い女を書くのが上手い!!
    直樹じゃなくて高橋さんと先に会っていた方が主人公は幸せだったと思う。直樹はずっと好きになれなかったな、田島さんのご主人と同じタイプの人。

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    2026年02月01日