畑野智美のレビュー一覧

  • 消えない月

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    2024/11/27
    以前から買ってずっと保管してたこの本にようやく行き着くことができました。
    あんまり明るくない話なのかなと思いなが読み進めました。
    マッサージ店でマッサージ士として働くさくらと、その店に客としてきていた松原さんという男性とこの2人は恋人関係になるのですが、だんだんと松原さんの本性が現れてきてさくらさんや弟の和樹、元同じ職場の池田さんなどなど周りの人たちは四苦八苦することになります。
    さくらと松原の視点が交互に描かれて話が進んでいくのですが、人の気持ちはこうもすれ違い、特に男の側がストーカーへと変貌していく思考の過程にはこういう事があるのかと読んでいてとても危機感を持たされま

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    2024年11月27日
  • 神さまを待っている

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    ネタバレ

    話が進むにつれ内容が重くて辛すぎて途中で読むのを辞めようか正直考えた。
    しかし最後まで読んで大正解だった。

    愛のホームレスになってからの苦悩や、「貧困というのは、お金がないことではない。頼れる人がいないことだ」という本書の肝となるフレーズから、自分には頼れる存在がいることのありがたみを感じた。

    また、愛が途中相手のことを信じられなくなってしまう場面では、過去の自分と重なって少し辛くなった瞬間があった。しかし、相手を信頼することも大事で、相手に信頼される人に自分はなりたいと思えるきっかけになった。

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    2024年11月13日
  • 神さまを待っている

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    仕事を失ってから、あっという間に世の闇に接することになる主人公のじわじわとした転落の姿がリアルすぎる。普通に暮らしていたはずなのに、少し外れたところ(それでも日常に背中合わせなくらい近い距離)には闇がぱっくり口を開けて主人公を待っている。

    読み始めた時にはポジティブな印象を持っていたタイトルも、意味がわかった時にはあっと驚くとともにヒリヒリした気持ちになってしまった。でも、これ以上にこの作品を代表するタイトルもないと思う。

    フィクションでありながら貫かれるリアリティこそが、このお話を圧倒的に刺さるものにしている。
    読んでみて辛い気持ちになったけれど、読めてよかった一冊。強烈で痛切な読後感を

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    2024年08月30日
  • 国道沿いのファミレス

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    ネタバレ

    ファミレス社員の佐藤はネット批判され、故郷のファミレスに飛ばされた。錆びれている街には活気や賑わいは一切ない。本社に戻るまでの辛抱と考える佐藤だが、いつの間にか店員・地元の人間関係に巻き込まる。地元には親友のシンゴがいてそれなりに楽しいが、シンゴの過去や結婚問題、佐藤の新しい恋人・綾の過去、バイトのストーカ行為など勃発。何故かそこにヤバイ自分の父親が!畑野作品の魅力は過去の自分とのリンクもあり、大いに共感したりする。また登場人物が多様でヤバイ奴やイイ奴も出てくる。そこが畑野作品の重厚さと醍醐味だろう。⑤

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    2024年08月15日
  • 神さまを待っている

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    早く雨宮くんに頼るてか電話取って相談したら良いのにー、、、

    主人公の子はお母さん早く亡くなって可哀想ではあるけど、ちょっと無知?てか頑張る方向間違ってる、、、

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    2024年06月20日
  • 運転、見合わせ中

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    2024/06/12
    畑野さんの本が好きで、色々な作品を遡って読んでます。
    タイトルの通り、見合わせになった一本の電車を通してそこに関係していた人々のそれぞれの恋愛関係や人間関係の変化について短編という形で描かれています。
    どの話も描いているのは日常であるはずなのに何故か続きが気になって読み進めてしまいました。
    描かれている内容も突飛な訳でもなく、かと言って単調という訳でもなく絶妙な感じがします。
    何か、心に平凡を求めたいときに気軽に読み進められるのでオススメです。

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    2024年06月13日
  • 国道沿いのファミレス

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    全てうまくいって全員報われるハッピーエンドでは全くないけど、それでもなんか読み終わった後に少しスッキリする話だった、読みやすい

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    2024年05月16日
  • 大人になったら、

    QM

    購入済み

    読みやすい

    主人公の人柄も登場人物も、みんなそれぞれの悩みも全然ありふれたもので、自分の周りにもこういう人いそうだ~!と思いながら読んだ。人それぞれ色んな過去、生き方と夢があって、十人十色が当たり前なのについ忘れがちな世の中(結婚出産出世などに関しては相手にその気がなくても勧めてしまう)だけど、もっと自分に正直に生きていきたいね。かっこわるくても。面白かったです😊

    #癒やされる

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    2024年03月22日
  • 海の見える街

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    ネタバレ

    話が進むにつれ、ゆるやかに変化していく登場人物たちの心情が、軽やかなテンポ感と穏やかでやさしい風景描写と共に描かれているのが印象的だった。

    本田、日野さん、松田、この3人の変化のきっかけとなった春香自身が一番、この街に来て変わったのだと感じた。
    私たち読者の目に最初に映った春香は、こんなにも愛らしい女の子だっただろうか。

    『みんなに優しくていいから、ほんの少しだけわたしを特別にしてほしい。』

    海が見えるこの街で 4人が迎える明日が、少しでもあたたかいものであればいいなと思う。

    (『金魚すくい』で発熱した本田がかなりツボで好き)

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    2024年03月18日
  • 水槽の中

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    鎌倉だろうか、だろうね。海がいつも身近にあり、そこに集うかけがえのない友人。簡単ではないんだよな、4人が集まってくだらない話にどうでもいい話に、でもなくなるとダメ。花火大会のキスから遥とアルトのギクシャクがあるわけで、あーやっぱり男女は違うのかと思うし、でも友情だけを求めるのは単なる綺麗事かな自分はとも思う。部活をやらないで無駄と思っていた時間を友人が大切な時間で見えないものが見えると言う、桜が綺麗とか思う事から何かが見つかると言い、そういう友達がいて羨ましいな。桜舞い散る場面から始めて桜の蕾で終わる物語

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    2023年11月05日
  • シネマコンプレックス

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    南部芸能事務所を読んでいる気分になるって、流れも人の書き方も、嫌いじゃない好きなんだろうな。1人の気持ちの吐露するから次に相手のページが読めるのは面白いし、繋がっているし、短編小説って呼ぶんだね。バイトと読んでもその中には世界があるので、仕事に上も下もない、とは言いながらバイトの心情がリアルでいいかな、土屋の様な女性はたくさん存在するし、先輩と呼び方にキレるとかエグい。加藤くんと付き合っても自分が嫌われる前に振るんだろう絶対に。最後にあの2人はあそこから始める?のか。長い冬だよね、上手くいくのかな

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    2023年11月05日
  • 家と庭

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    下北沢って数回しか行けてないけど、魅力ある街だから、そこに住むとか羨ましい。よしもとばななも読んだなあああ。ずいぶん濃い一年だったけど最後に大きな家で一人暮らしになるとは、本当先は分からない。最後に告白してあまねに振られて、ここで言うのか思うたけど、あとがき2ページで救われたんよ、良い終わり方、林太郎繋がりから芸能界の仕事するとはね。インドネシアのお父さんが一言も話さないのも味がある

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    2023年11月05日
  • 運転、見合わせ中

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    南部芸能事務所を全シリーズ読み耽るし、環状8号線も、海の見える街も、直近では大人になったら、神様を待ってるでは感動で震えた。なので続編のタイムマシンは遅いくらいでようやく読める行幸しかないって事。で登場人物が出会う前に挫折します うーんどうにもこうにも入って来ないんですが、何故だかわからないが、畑野智美なのに何故だ自分 うーん読めなかった〜

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    2023年11月05日
  • 神さまを待っている

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    秋に買ってたのか、こんな長く寝かせていたとは、1番最初に読むやつだって自分しっかりしろよと。私小説、ノンフィクションを読んでる感じしかしない、何故こんなになったかよりも、よくも戻ってこられた方が感想です。半年間の出来事で、自分からしたら短い時間としか思えないけど、感情がなくなってお金を貯める為に生きてるって就職とか考える事も出来ない所まだった。ケイスケなんか屑に暴力も込みで良い顔して生きてる屑に見つかって残念、もっと屑がいただろうな。雨宮に神谷にたくさん居たんだね。ナギを心配するまともな神経があったよ。

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    2023年11月05日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ネタバレ

    同じ作者の「ふたつの星とタイムマシン」と併せて読むと面白い、みたいなことが書いてあったのだが、そちらは7年前に読んでいて、内容については全く印象に残っておらず。
    その時のレビューを見ても『口当たりはいいけど何となく物足らず』と書いてあったが、まあ、これはこれとして読んでみよう。

    2016年から偽札を持ってタイムマシンで1962年に行き三島由紀夫の新刊を買う仙台の大学教授・平沼が描かれた後、ロケットの打ち上げが行われる島に住む高校生・丹羽光二と、彼の気になる同級生・長谷川葵の2003年秋の日常が描かれていく。
    光二と葵の初めてのデートの日、葵が交通事故に遭い帰らぬ人になるが、光二は大学生になり

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    2023年10月08日
  • 神さまを待っている

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    ひょんなことから転がり落ちていった女性の話。
    何かが違えば、何か間違えてしまったら自分もこうなってしまうんじゃないかと怖かった。

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    2023年08月20日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    だれがだれと巡りあうのか。
    だれがだれのことを支えることができるのか。
    すべてが偶然で
    すべたが必然なのだろう。

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    2023年06月14日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    ネタバレ

    Fantastic! Amazing! 数回涙し、ドキドキもしたが本当に素晴らしかった。2003年、種子島で暮らす高1の光二は好きだった長谷川と2人でロケット発射を見に行く約束していたが、長谷川は事故死。光二はみちのく帝国大(かな?)へ進学し、先輩の魚住から「井神教授の作ったタイムマシン」があると聞かされ、9年前に戻って事故を防いで長谷川の命を助けようとする。しかし9年前の自分が事故死していた。話しは複雑だが、井神教授は光二を助けるべく、生前に残したメッセージ。光二のカタルシスがようやく始まる。⑤↑↑

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    2023年05月14日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    「ふたつの星とタイムマシン・短編集」の続編であり長編。

    大学研究室にひっそりとあるタイムマシン。
    作った人、未来から来た人、過去に行く人、生きてきた時代が異なるにも関わらず再び巡りあうという時間・時空・物理・恋を混ぜたお話。

    登場人物に不愉快な人なし。
    それぞれの抱えてきている想いのようなものがとてもシットリと表現されております。

    タイムマシンやパラドックス系か~と敬遠しがちな人でも十分楽しめる内容ではないかと思う。
    これから手に取る方は2冊連続で読むことをオススメ。

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    2023年05月04日
  • タイムマシンでは、行けない明日

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    学生時代の片思いの相手を救いたくて、起こした行動が人生のすべてを変えていく。
    もしかしたら、こことは別の世界がもう一つ、存在しているのかもしれないと思えてしまうほどに。
    すべてが切ない中、最後一筋の光が見えた気がした。

    主人公の光二。
    そして、今回も登場する平沼教授をはじめ、姉妹編「ふたつの星とタイムマシン」に登場する人たち。
    前作が連作短編?と思っていたけどすべてが繋がっていく。
    普段はSFは読まないけれど、とても読みやすく面白かった。

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    2023年04月26日