畑野智美のレビュー一覧
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ネタバレ中原涼太
高校生。一年八組。付属中学から内部進学で高校に入った。元野球部。図書委員。
有村
涼太の担任。数学教師。もうすぐ四十歳。
松ちゃん
司書。涼太が中学に入学した時、大学を卒業したばかりの新人で入ってきた。フランス系のハーフみたいな顔立ちをしていて、学校内で一番の美人教師と評判が高い。
青野
涼太と同じクラス。内部生。元野球部。駅前で本屋をやっている。
この世の終わり
化学教師のあだ名。
和尚
和田尚人。一年三組。内部生。元野球部。
久野愛美
涼太に似ている。トマトを涼太に投げた。仙台からきた。水泳部。
河村
中学二年生の時に二週間だけ付き合った涼太の元カノ。外部生。
富永浩樹
学校に来なくなった。内部生。中学二年の二学期に帰国子女枠でドイツから転校してきた。
西澤
体育クラスの十組で野球部。涼太とリトルリーグの時に同じチームにいた。
望月
隣のクラスの女子。青野の彼女。涼太とは幼なじみ。
涼太の姉
腐女子。一回り年上。
青野結
青野の妹。小学六年生。
久野雄基
愛美の一つ年下の弟。中学時代に涼太と野球の試合をした。
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Posted by ブクログ
通学路に桜並木、教室から海が見える学校‥。なんて素晴らしい地理的シチュエーションなんでしょう。もうこれだけで青春です。
内容は、高2女子・井上遥の視点で描く、男女4人の友情を軸にした一年間の物語になっています。
中堅学年ともいう高2(中2もそう)は、適度に学校に慣れ、受験も迫ってない時期。部活も先輩と後輩に挟まれ、立ち位置が難しい‥。意外に問題が起こるのも2年生、と知った風にいう人もいます。
でもこの学校、とっても平和なんです。更に、登場する男女4人も基本的に皆いい子ばかり。この設定、物語としてのハードル超高くない?
さて、どう展開するのか! と読んでいきますが、大きな事件も起きず‥。そうか、青春小説か、だよね‥という感じです、はい。
しかしです。著者が、何気ないこの一年間の日常を愛おしむように綴り、読み手に懐かしさや切なさを呼び起こすんです。自分の若かりし頃と重ねてしまいます。これを退屈と受け取るか、共感するかは読み手次第でしょうね。
刺々しさ、ドロドロ感は全くなく、その世代特有の感覚と内面がよく描かれていると思います。一冊のアルバムを見ているようです。青春を切り取った一枚一枚の写真は、見事に鮮やかな色をしています。それも、どぎつい色ではなく、優しいパステル調の明るさです。ザ・青春讃歌!の一冊でした。