畑野智美のレビュー一覧

  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ



    外食チェーン店の正社員25歳の主人公。
    ある日、身に覚えのない女性問題がネットででっち上げられ炎上。先につき、左遷。左遷先は6年半ぶりの東京郊外の故郷にある国道沿いのファミレス。

    出てくる人々はもちろん、ファミレスに従事する人々。高校生に大学生、三十路のフリーターでファミレス歴はやたら長い古参バイトなどなど。

    ある日、主人公佐藤に出来た彼女の元カレは自分の親父だった。彼女の過去を知るに連れ、これは...

    きっとどこにでもありふれた男の子の日常。
    ファミレスってとこが、良いね。なんか、学生の頃を思い出す。ほっこり爽やか甘酸っぱい一冊でした。

    0
    2018年11月16日
  • 夏のバスプール

    Posted by ブクログ

    登校中にトマトを投げ付けられたことから始まる涼太の高一の夏。トマトの同級生女子が気になったり、元カノが湿っぽい視線を向けてきたり、男友達や教師達と当たり前に交流したり。夏と水の印象に包まれたっぷりとした水分に満たされたような瑞々しい登場人物達に温度と湿度がある。流れる空気に何となくのまま寄り添った。

    0
    2018年10月10日
  • 感情8号線

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    周りからは幸せそうに、充実している人生を送っているようにみえても色んな悩みを抱えている。そんな女性たちの物語。
    考えていることや、悩んでいることは周りに話さないとわからないですよね。
    環状8号線。なんでこのタイトル?文中にもありますけど、遠くて近いってことでしょうか。

    0
    2018年09月17日
  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ

    ファミレス社員の主人公の日常(主に人間関係)を描いた話。
    人間関係の狭さとかがリアルな田舎感が出てるなぁと感じた。

    女にだらしない父親を憎んでいるものの、そこまで強く拒絶していない雰囲気で少し違和感を感じたが、血の繋がりの情というものか。

    著者の初読作品であるが、読みやすいという一言に尽きる。

    0
    2018年08月01日
  • 海の見える街

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     のほほんと読みやすい物語でした。大人だけど恋愛経験がほとんどないような人の恋愛小説で、キャラクターにも魅力がありました。
     作中に二つのカップルが生まれたのですが、主人公じゃないほうのカップルはどうして結びついたのか不思議でしたが、読みやすい文でよかったのかなという感想です

    0
    2018年07月18日
  • 南部芸能事務所

    Posted by ブクログ

    とりあえず、各登場人物がそれぞれの視点で語るのですが、まだそれぞれ自己紹介がてら登場する…という感じでしょうか。長編シリーズものらしく息長く書くつもりで、1巻目はこういう構成になったのかもしれませんが、スローペースな出だし。全体的にお笑いの世界のお仕事小説的要素はあるが、この著者だからか恋愛要素強めですかね。

    0
    2018年06月02日
  • 運転、見合わせ中

    Posted by ブクログ

    Tぬ、おススメ本
    とある朝に止まってしまった電車にかかわる人たちの短編集。
    それぞれイマドキの人たちという感じがした。
    いろいろと割り切っていたり、そうでもなかったり、無駄にいろいろ考えてしまう子もいたり。
    読後感は思いのほか良い感じでした。

    しかし、OLさん。悪い子じゃないと思うのだけど、人を蹴るなよ。

    0
    2018年06月01日
  • 夏のバスプール

    Posted by ブクログ

    読みやすかったかな。

    主人公涼太と親友青野、幼馴染の望月、かつての同輩西澤、自分のことを好きな河野、友達でありながいいキャラの和尚、そして本屋でバイトをしている櫻井君、なにより、仙台から来て悩み多し久野ちゃん。他先生2人と、登場人物が少ない割に、役割がはっきりしていすごく読みやすい。

    ただ、結末は高校生的によかったけど、その他の人間関係があやふやなまま終わってしまい、消化不良な感じです。

    0
    2018年05月27日
  • 南部芸能事務所

    Posted by ブクログ

    お笑い芸人を目指す大学生とその周りの人たちの目線でリレー構成されたお話。
    それぞれが深く悩んでいる様子がしっかり丁寧に表現されています。
    思っていたより重めの印象。
    表紙と内容がなんだかしっくりこないような・・・・。
    シリーズで続きがあるようなので楽しみ。

    0
    2018年04月17日
  • タイムマシンでは、行けない明日

    Posted by ブクログ

    人生に竿さすのが丹羽、人生に流されるのが平沼。童貞君の思い上がりと言えなくもないけど、文明進歩への警鐘は私も考える。その先(地球滅亡後)の種の保存は誰が考えるべきか?

    0
    2018年02月28日
  • 運転、見合わせ中

    Posted by ブクログ

    ローカル線で朝の通勤ラッシュで電車が止まってしまう。
    そこを起点に、恋が始まる大学生、バイトの人間関を見つめなおすフリーター、今後の人生設計を考え直すデザイナーなど、6人の視点でそれぞれ人生の岐路を迎えることに。

    総じて面白かったけど、最後各パートの接点が電車が止まることだけでなく、もっと色々織り交ざった展開になればよかったなと思う。

    0
    2017年10月05日
  • 運転、見合わせ中

    Posted by ブクログ

    ある日の積み重ねが日常を作り、人生を作っていく。切り取れば物語のような一瞬なんて、たぶん誰だって探せばあるもの
    「頭で考えなくても、そのうちに決められる時はくる。別に完璧じゃなくていいんだぞ」

    0
    2017年07月25日
  • 夏のバスプール

    Posted by ブクログ

    世界は今年で終わるー。終末がまことしやかに囁かれている2012年の夏を舞台に、甘くて痛い高校生の友情と恋愛を描く青春小説。
    『青春のいじわる』(by菊池桃子)という歌があったが、10代の頃の人間関係は何とももどかしい。何でも出来る可能性はあるが何もうまくできない。青い空さえ自分を裏切る存在に感じる孤独感。青春時代は面倒だ。その感覚を「妄想はできても想像ができない」と表現した畑野さんの巧さに感服。

    0
    2017年07月02日
  • 運転、見合わせ中

    Posted by ブクログ

    あらすじ(背表紙より)
    朝のラッシュ時に電車が緊急停止。授業に向かおうとしていた大学生、バイトに遅刻しそうなフリーター、トイレに行きたくなったデザイナー、恋人の部屋から会社に向うOL、自宅から出られなかった引きこもり、駅のホームで女性駅員は…アクシデントに遭った六人の男女それぞれの物語。仕事に恋に、止まっていた心が再び動き出す。人生応援小説!

    0
    2017年05月09日
  • 感情8号線

    Posted by ブクログ

    まわり回ってハッピーエンドだったら、印象に残らない作品だったかもしれない。複雑な人間模様、そしてままならない恋愛感情。面白く、印象深い作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    荻窪で暮らす劇団員の真希はバイト仲間に片想い中。彼には彼女がいるのに想いを断ち切れない。八幡山で同棲中の絵梨は彼に暴力を振るわれているが、今の生活を手放せない。二子玉川の高級マンションに住む専業主婦の芙美は夫の不倫に苦しんでいる。同じ道沿いに暮らしているのに、恋愛も悩みも人生もみんな違っていて…。幸せへ遠回りしてしまう女性たちの六つの物語。

    0
    2017年02月03日
  • 南部芸能事務所 season2 メリーランド

    Posted by ブクログ

    一作目の方が面白かった気がする。
    でも、悩みながらも進む人もいれば諦めて違う道を行く人もいる。
    一作目よりも深いのかも。

    0
    2016年04月18日
  • 南部芸能事務所

    Posted by ブクログ

    この作者の本は2冊しか読んだことないけど、2冊ともなかなか良かったので、新刊が出たのを買ってみた。
    弱小の芸能事務所に所属する芸人さんとそのファンの境遇を綴った短編が8つ。
    成功は一夜にして訪れることもある一方、そうした幸運は一握りの人にしかやって来ず、その他大勢にはいつまで経っても売れない立場だけが残される。
    売れなければ、芸人というより寧ろフリーターと言ったほうが相応しい生活の中で、必ずしも積極的に選んだとも言えない世界でズルズルと歳月を重ねる様がこれでもかと描かれる。
    最初の話の新城くんの芸人を志した動機がイマイチ薄かったり、何かしら浮世離れをした世界を舞台にしたこともあって、なんだかい

    0
    2016年03月26日
  • 海の見える街

    Posted by ブクログ

    誰かと出会うことで変わる。
    誰かと出会ったから変わる。
    誰かと出会うために変わる。
    誰かのために変わる。

    0
    2023年06月14日
  • 夏のバスプール

    Posted by ブクログ

    畑野智美は良い、と言われて三冊目。

    線が細くて、なんだか軽い主人公涼太は『国道沿いのファミレス』を彷彿とさせる。
    不登校になった富君、かつてリトルリーグでイジメたらしい西澤、自分によく似た風貌を持つ3.11の震災被害者久野ちゃんなどなど。
    いろんな意味で、ややこしい登場人物ばかりなのに、話がシリアスになり過ぎないのは主人公の軽さだな。

    自分に関係のあるテリトリーと、そうではないテリトリーを見極めていく涼太の目は、時に熱く、時に残酷なほどキッパリとしている。
    ただ、一部の大切だけに、純粋で真っ直ぐな想いを貫く姿勢に、いわゆる青春小説とはチガウ味がした。

    涼太のテリトリーに入らなかったアレコ

    0
    2015年05月24日
  • 国道沿いのファミレス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    畑野作品には女にだらしない男がよくでてくる、ような気がする。女関係や主人公のろくでもなさが遠慮ない。
    親友カップルはとても素敵なだけに、主人公の女周りはどれも後味悪く(ハッピーエンドだった相手もあまり好きにはなれない……)、印象としてはあんまり良くはないのだけれど、それでも最後まで読んでしまったのは、やっぱり面白かったからだ。
    この作品がデビュー作で、既に独特の毒があり、最近の作品の方がよりこなれていて読みやすい感じはするけれど、青春群像劇が得意な作家さんだな、と感じる。

    0
    2014年09月20日