【感想・ネタバレ】罪のあとさきのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

卯月くん家の訳アリ品の蟹を家族で食べるところが妙に心に残りました。
卯月くんの優しいけれどどこか幼い危うさもあるところが、中学と大人時代を織り交ぜられて表現されていき、どんどん読み進めていってしまいました。
受け入れられる渡辺さんは凄いと思いますが、彼女もしたたかな強情さがありますね…
とても面白い作品でした!

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2023年01月07日

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最後で締めくくる言葉が素敵で狡いと思った
僕にも大切にしたいと思える命ができたり存在に気付いたりできるのだろうか

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2022年08月06日

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再読。
今回もかなり複雑な気持ちで読みました。
卯月の犯罪は、理由が何であれ正当化されてはいけないと思います。
殺していい命なんて絶対にないんです。
更生した元犯罪者に対して、楓のような心境になれる自信はないです。
裕子さんや芽衣子の気持ちは良く分かりますが、ホントはそれではいけないのかもしれないですね。

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2021年12月21日

Posted by ブクログ

少年事件を扱った内容ですが、卯月君の全く悪人ではない描写から 重いテーマでありながら、サラサラと読めます。

人とは違う記憶力を持つ卯月君と言語能力に欠けた妹・千尋、病的な心を持つ卯月の母親と頼りない夫。
複雑な家庭環境の中で何とか必死で生き抜いている卯月。

そして永森君を殺害してしまった卯月君の気持ちに寄り添った時、何とも言えない切なさが残りました。

全体に靄が掛かっている様なイメージのストーリーでしたが 理屈では説明出来ない、人生の妙が表現されていました。

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2021年03月15日

Posted by ブクログ

おもしろかった。とくにどこかで盛り上がるわけでもなくどんでん返しがあるわけでもない。でもなんかジーンとくる本だった。この人の本は2冊目。2冊ともすごいことが起こるわけではないけど、リアリティがある。

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2023年07月22日

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ネタバレ

難しい。正雄の生い立ちからして、100%糾弾できる罪ではないと思うけども…。でも追々知っていくとして、知る前にあんなにのめり込むか、楓?そこは全然理解できない。千尋ちゃんやジロちゃんがいたたまれない。

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2023年07月01日

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個人的にはエッ!?!?ってなるラストだった……。もっと若ければ「運命!!」とか思えたのかもしれないけど、主人公がどうしてそこまで相手の殿方に惚れ込んだのか分からなかったし、その殿方のサイコパスみもやべぇなと思った……。
殺すべき命と守るべき命。。。

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2023年05月30日

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カフェでアルバイトをしている楓
長野の中学生の時の同級生、正雄と横浜で再会する
正雄は中学時代、友人を殺害していた。
そんな正雄から「連絡をください」と言われ…
楓も正雄もなかなかの問題を抱えて、さらに楓の友人であり楓と正雄の同級生の芽衣子もまあまあの問題を抱えてる。
犯罪を犯したけど、正雄も悪い人じゃなくて苦労もしていて、だけど純粋で、楓もいろいろあるけど、正雄と真っ直ぐ向き合おうとしてくれて
二人が幸せになってくれたらそれでいいわ

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2023年03月25日

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14歳で殺人を犯した少年と、その現場に居合わせた少女。13年後、大人になった二人は再会した。現在と過去が重なるとき、新たな世界が生まれる。少年犯罪を通して描く、命と旅立ちの物語。
少年少女にとって生涯トラウマ必至の出来事なのに、わりと淡々と過去を振り返り、現在も日常生活を送っていることに違和感を覚える。それを超越する愛情の存在も感じられないし、この先の二人に幸せが訪れるのかは不安だ。

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2020年03月16日

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ネタバレ

一味違った畑野作品。

中学の時の同級生がその友人を殺害した。
ヒロイン楓がその同級生と再会するところから、
物語が始まる。

人を殺した罪、子供を堕胎した罪、動物を殺した罪、不倫、ストーカー等様々な罪が行き交う作品。

後味はよかったけど、ちょっと物足りなかったかな。

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2019年12月12日

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