麻生幾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本は警視庁機動隊、ハイパーレスキュー隊、災害派遣医療チーム(DMAT)…。「3・11」の危機に命をかけて対峙した名もなき戦士たちの知られざる記録です。僕が本当に知りたかったことはこういうことです。
いまだ被害の全貌は明らかになっていない東北・関東大震災および福島第一原発の原発事故ですが、そんな未曾有の大災害に立ち向かった自衛隊。消防士のハイパーレスキュー隊。災害派遣医療チーム(DMAT)。警視庁機動隊・・・。彼らに焦点を当てた災害の記録でございます。はっきり言います。僕が本来知りたかったことはこういうことです。
この本は全部で三章の構成になっておりますが、そのどれもが熱い人間ドラ -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白いし取材量がこれまたハンパないだろうなと思わされた。文章の細かいところにつっかえたが、そんなことはどうでもいいほど面白かった。
専門職の外務事務官雪村沙羅、夫でウラジオストク総領事館の副領事の隼人が突然失踪。ロシアの退役した原潜を解体する事業が間もなく完了しようとしており、その祝賀レセプションを2週間後に控えてであった。沙羅が現地に赴くことになり、レセプションの最終調整と並行して隼人の失踪に関する調査も開始した。結局、FSB、チェチェンゲリラ、北朝鮮、ロシア軍、海上自衛隊まで巻き込んでの原潜強奪事件となり、最後はロシア軍が制圧、日露の実践的な救難訓練中に事故で原潜が沈んだことに