麻生幾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
北朝鮮の潜水艦は座礁したのか?
艦内に原発のビデオが発見されるので敦賀半島を目指してたのだろう。それにしては上陸した特殊部隊は原発を占拠しない。
特殊急襲部隊(SAT)の投入についても、警察の山狩り前に先ずは投降を呼びかけるのが普通ではないか?
政府に至っては、いくら国交がない国とはいえ何らかの交渉はするのでは・・・?
大物工作員まで使って、北朝鮮はいったい何をしたかったのだろうか?
現行法での自衛隊出動、警察力の限界、有事法の未整備状態に対する警鐘などが評価されているようだが、そこだけに集中しすぎ。
小説としては?だらけでバランスが良くない。 -
Posted by ブクログ
ある日突如、原発を近くに持つ福島県敦賀半島に北朝鮮の潜水艦が座礁しているのが発見される。
福井県警の調査により、ロケット砲や手りゅう弾を持つ北朝鮮の特殊部隊が上陸したことが判明。
自衛隊の出動が法によって叶わず、苦慮の末警察のSATが投入される。
しかし、一度出された「射殺許可」の命令が解除され死者負傷者が多数に登った。
民間人の死者が出るに至り、議論が進まなかった内閣に決断が迫られる。
警察力での解決は困難、自衛隊の出動は法律上不可能・・・。
最終責任を負う内閣総理大臣の決断は・・・。
一方で進行するスパイ活動。
防衛庁の重職に就く男性の意識の甘さ。
日本の危機意識のなさをついた本 -
Posted by ブクログ
北朝鮮VS日本。
とうとう自衛隊の出動を許可した内閣総理大臣。
しかし、あくまでも「防衛出動」の範囲内での作戦となる。
反撃もままならず、北朝鮮の11人の兵士を制圧できるのか・・・。
犯罪者と戦っているのか、国家間の戦いとなるのか。
生と死の分かれ目にギリギリの判断で切迫する現場。
そして責任をなすりつけ合う上層部。
そしておそらく日本人は忘れるのでしょうね。
喉元過ぎれば・・・。
日本は現代史だけを見ても決して平和な国ではないですね。
戦争に災害、テロ、事故、食品汚染・・・。たくさんの犠牲者を出している。
でもみんな忘れる。
忘れられない人たちがたくさんいることも忘れる。
-
Posted by ブクログ
某氏にすすめられてからかなり読破まで長かった。
正直つらかった。飛び飛びで読むと誰が誰で
どこの所属でどんなやつやねんとわけわかんなくなる。
ただ話としてはとても興味深い。
1隻の北の潜水艇が福井県沖に漂着し、
その後の福井県警から中央へ情報があがる遅さとその後のバタバタ…
実際こうなってしまうんだろうなと思ってしまった。
誰もが保身に、スケープゴートにされるのを避け
前線の1人1人の死は無視されていく。
難しい言葉が並ぶ中で突如、戦闘の描写にうつるとそりゃあもうドキドキ。
麻布署の外事課がホシを追うのにもドキドキ。
ただしエピソードには一時しか焦点があわず
そのほとんどで共感が得られな