麻生幾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
訓練ではなく実際の戦闘を中国人民軍を敵に見立て、沖縄先島諸島へ侵略してきたという設定の軍事小説。
自衛隊、武器、兵器などのマニアであれば、細かいディテールを描いた本作は評価されるかもしれない。
が、軍事門外漢の読者には様々な武器や戦術解説や専門用語は、邪魔になるだけで読みにくくしていた。自らの軍事知識や調べた事物を詰め込みすぎているのが障壁になっていた。
そのため物語の流れが希薄になり、リアルな戦闘場面に反して物語部分が情緒過剰で、物語の厚みが薄いように感じた。
仮想敵国をリアルに描く手法に違和感を感じるのは、平和ボケした読者の無知なのだろうか。