麻生幾のレビュー一覧

  • ZERO(下) 【電子版限定特典付き】

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    日本警察構造の古くからの歴史と実体、複雑な中国関係と壮大なる構想の元展開されるストーリーは若干飛躍しているように感じるが、短時間で小説の中に引き込まれる。代表作の宣戦布告も感動したが、更に上回る作品だと思った。

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    2015年11月01日
  • 加筆完全版 宣戦布告 上

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    何かあった時、政治家は役に立たない。

    人の命より、世論と自分の当選を考えるから、残酷かつ無茶苦茶な判断が出来るのだと思った

    出てくる人が多すぎて混乱したけど、話的には中々濃くて良かった

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    2014年12月15日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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    東日本大震災で、ダメージ軽減のために奔走した人達のノンフィクション。

    仮復旧のために国土交通省や土木業者の活躍もいいのだが、やはり前半の福島原発の暴走をとめるために奔走する陸上自衛隊のドキュメントが、この作品の見せ場だと思う。
    関係者それぞれの立場で、想定外の状況であったとしても東京電力、政治家には分が悪く、自衛隊には脱帽せざるを得ない。

    また、鶴市作戦という決死の作戦を実行する直前までの状況であったことを初めて知った。

    東日本大震災の多くのノンフィクション作品の中でも重要な作品の一つだと思う。

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    2014年08月21日
  • 加筆完全版 宣戦布告 下

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    日本の国防を考えさせれるシミュレーション小説。
    リアルすぎてついていけないところも数多いですがすごく考えさせられる小説でした。

    有事法制がない2001年に執筆されており、有事法制が2003年に整備されたとはいえ、今、有事が起こったら、結局はこの小説のようなことになるのでは?と思い恐怖を感じます。そもそも、今の有事法制でこのような事態は防げるの?その辺も理解していないのは自分だけではないでしょう。

    ストーリーとしては、原発のある敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着し、対戦車ロケット砲で武装した11名が上陸します。警察が出動しますが、圧倒的な武力の差に太刀打ちできず犠牲者が続出します。普通、映画の

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    2014年06月07日
  • 加筆完全版 宣戦布告 上

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    日本の国防を考えさせれるシミュレーション小説。
    リアルすぎてついていけないところも数多いですがすごく考えさせられる小説でした。

    有事法制がない2001年に執筆されており、有事法制が2003年に整備されたとはいえ、今、有事が起こったら、結局はこの小説のようなことになるのでは?と思い恐怖を感じます。そもそも、今の有事法制でこのような事態は防げるの?その辺も理解していないのは自分だけではないでしょう。

    ストーリーとしては、原発のある敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着し、対戦車ロケット砲で武装した11名が上陸します。警察が出動しますが、圧倒的な武力の差に太刀打ちできず犠牲者が続出します。普通、映画の

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    2014年06月07日
  • 瀕死のライオン(下)

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    ネタバレ

    前半のゆっくりした展開からは考えられないほど、後半はスピーディーに進む進む。白眉はやはりラストの戦闘シーン。壮絶だった…

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    2014年05月14日
  • 情報、官邸に達せず

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    情報の扱いって難しいものだ。政府の中枢ではもっとマトモなことをやっているのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。
    20年前の話ではあるが、今はどうなっているんだろう。

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    2014年04月18日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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    いや、本当に「前へ!」ですね。
    読んでいて、当時のことを思い出し、
    思わず心が熱くなってしまいました。

    それと合わせて思い出したのが、
    当時のK首相と、T電気の体たらく。
    いや、この一人と一社は、今に至るまで、
    ダメダメですが。

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    2014年04月09日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(下)

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    9.11以後に起こるバイオテロ
    いつもながら、フィクションとノンフィクションの境がわからなくなるほど
    緻密な展開。

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    2013年02月08日
  • 外事警察

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    個人的には非常に珍しくドラマの方が面白かった。
    本の方は割と主人公が人間臭いけど、ドラマだと渡部篤郎の非常さが際立っていてそこが良かったです。

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    2013年02月03日
  • 外事警察

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    『情報官邸に達せず』のようなノンフィクションでも、『宣戦布告』のようなフィクションでも、危機管理・治安・安全保障分野では豊富な知識と取材を基に描かれる麻生幾さんの小説。

    本作はNHKでのドラマ化を前提に原作小説として書いたもので、その後ドラマがヒットし映画化までされている。私はドラマ・映画を観ていなかったが、かなり興味深く読むことが出来た。

    正直な感想は「よくここまで書けたな」というもの。警察というと大半はいわゆる犯罪捜査「刑事部」のイメージがあるが、その陰にテロ対策のために奔走する「警備部」(公安(ハム)や外事(ソトゴト))がいることはあまり知られていない。警視庁SATの存在も今や周知さ

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    2013年01月02日
  • 外事警察

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    他の著作でも思ったけど物凄い取材力。そして日本が国際テロの一大インフラとして利用されるって発想が面白い。日本に本当にこうゆう組織あるんかな。

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    2012年10月29日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(下)

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    今はメインストリートから外されて無気力に生きている元外事担当の警官が、全世界規模のテロを防ぐために、因縁ある上層部から呼び戻される主人公。かつて愛した女性が、テロの首謀者なのか。矜持と信義と裏切りと絶望。今もまさに紛争の最中にあるシリア、レバノンが舞台となるスケールの大きさ、国際レベルの切った張ったの緊張感、作者の専門知識の高さはぐいぐい読ませる。ただ、前半の時制がくるくる前後して回想がかさなるパート、ブロンディ、バニラのトワレといったナルシスティックな小道具は趣味に合わなかった。三浦しをんのエッセイで興味を持った一冊。自分からは手に取らなかったであろう一冊。思わぬ拾い物でした。

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    2012年09月29日
  • 外事警察

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    日本国内で国際テロに対抗する極秘組織。外事警察。
    彼らの人事や行動は厳しく秘匿とされて家族にも正体を明かさず、決して存在が公になる事は無い。
    日本国内でテロの魔の手が伸びる中、外事第3課の住本はテロを回避出来るのか。


    展開も早くてとても内容の濃い作品だったように感じます。
    全てが裏の活動となる外事という組織について初めて知りましたし、防衛の最前線に立つ人たちの姿を感じる事が出来てとても楽しめました。

    家族にさえ話せない仕事に従事する人達は多くいるとは思いますが、ある意味日本の国自体を肩にのせてるような仕事はあまり無いのでは無いかと思いました。

    捜査の為には民間人さえも利用する。テロに対

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    2012年07月14日
  • 外事警察

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    9・11 以来…。
    危機管理という言葉が目立つが…。
    国の深部で密かに行われる諜報活動と駆け引き。

    外交や、国内の権力闘争など、マスコミに登場しない世界を
    想像させて、面白かったです。

    最近、物語に似た出来事も起っていたりして…。
    映画を見損なったので、DVDを楽しみにしてます。

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    2012年07月07日
  • 加筆完全版 宣戦布告 下

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    ネタバレ

    日本が抱える憲法上の問題や自衛隊と言う
    ハードウェアはあっても法律・憲法と言う
    ソフトウェアがしっかりしていないなど
    本当にあった事件のドキュメンタリーか?
    と思えてしまうくらいでした。
    (事実、韓国で起きた事件をモデルに
    しているようですが。)

    娯楽作品とは言え考えさせられる
    作品でした。

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    2012年06月20日
  • 加筆完全版 宣戦布告 上

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    ネタバレ

    日本が抱える憲法上の問題や自衛隊と言う
    ハードウェアはあっても法律・憲法と言う
    ソフトウェアがしっかりしていないなど
    本当にあった事件のドキュメンタリーか?
    と思えてしまうくらいでした。
    (事実、韓国で起きた事件をモデルに
    しているようですが。)

    娯楽作品とは言え考えさせられる
    作品でした。

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    2012年10月17日
  • 外事警察

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    凄い迫力。夜中に街を歩いていると、誰かに尾行されてるんじゃないかと思って背筋が寒くなったくらい。
    登場人物も多いし、後半1/5くらいはストーリーがよく分からなくなる。
    もう一度読んでみたら、新しい発見があるかもしれないけど。

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    2012年06月05日
  • 外事警察 その男に騙されるな

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    麻生さんが書かれた映画原案(2作目)は、
    とても残念な内容(★2つ)でしたが…、
    本作の映画ノベライズの方は、
    なかなかに面白ぃお話でした…。

    麻生さんが書かれたドラマ原作(1作目)の
    テイストを活かしながら、重厚なサスペンスを
    2時間のドラマ(映画)の中に納めているので、
    1つの読み物としても、うまくまとまっていました。

    「ハゲタカ」のスタッフと「相棒」の脚本家による
    仕事のクオリティは、さすがに高ぃですね…。
    映画本編の方も、期待できそぅなお話でした。
    麻生さんの書かれた原作よりも、面白ぃかも…。

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    2012年06月02日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(下)

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    麻生幾のバイオテロリズムについて描いた作品。
    警察庁の国際テロリズム対策課の捜査官が空前のバイオテロリズムを防ぐために激闘する。
    下巻はバイオテロリズムに関する描写が生々しく、圧倒的な迫力がある。
    細切れに場面展開させ、徐々にパズルのピースがつながっていく。最後は一気に終結へと向かう。
    今のところ、評価的には、宣戦布告>ケースオフィサー>ZEROの順。

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    2012年04月28日