麻生幾のレビュー一覧

  • トツ!

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    アクションモノとしての臨場感と、警察モノとしての謎解き&縦割り組織のしがらみが絶妙なバランスで描かれている。トータルの完成度がとても高く続編に期待したい。

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    2020年11月19日
  • トツ!

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    臨場感のある描写で、読み始めから惹き込まれる。特に、交戦シーンの展開は、映画でその場に居合わせいるかのようなリアリズムを感じた。
    また、SATの使命感や隊員たちの考え方なども随所に含まれている点は参考になった。

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    2020年09月12日
  • 加筆完全版 宣戦布告 下

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    このまま行ったら話終われない
    と思ったら・・・うまいこと収めたなぁと
    それ以前に緊迫感ある場面が多くて
    ハラハラドキドキさせられ楽しませてもらいました
    実際にこんなことがあっても
    日本は本書のような感じになってしまうのかもって
    ちょっと思いました

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    2019年07月20日
  • ショットバー

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    この作品を読んでいると…何の楽器でも構わないが、“ソロ”でドンドンと様々な演奏をしていて、その背後で入れ替わりに幾つかの違う種類の楽器が、多少編成も変えながら演奏をして、そうやって出来上がる「協奏曲」的な音楽を鑑賞している…そういうような気分になった。なかなかに興味深かった…
    本作の「“ソロ”でドンドンと様々な演奏」という部分は、中堅商社に勤めている女性である亜希に関する部分である。そして「その背後で入れ替わりに違う種類の楽器」というような感じで、様々な人達の動きが描かれ、亜希が何時の間にか巻き込まれた妙な事態という物語が展開する訳だ…
    或る日、偶々眼に留めてショットバーに立寄ったという些細な

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    2016年10月23日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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    中央政府や東電中枢のどうしようもない指示の中、目に見えぬ放射能の恐怖に立ち向かいながら原発冷却作業にあたった陸上自衛隊。

    自分たちも被災者なのに、不眠不休で交通網の回復作業にあたる東北地方整備局。

    慣例、因習にとらわれず、臨機応変に対応した警察官やDMATスタッフ。

    心を打つのはそうした直接現場で働く人たちや、責任と覚悟をもって対応にあたる人たち。そして、おにぎりをにぎってくれる人たち。

    心をいらだたせるのは、責任も覚悟もないくせに体裁ばかり気にして適当な判断を下す大臣や東電首脳陣。

    この日本を支えているのは、偉そうな戯れ言を唱えている政治家たちじゃなく、現場で必死に…そう、文字通り

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    2015年04月20日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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     2011年3月11日14時46分、皆さんはどこにおられたでしょうか。私は会社で仕事をしていました。非常階段への扉だけ確保して机の下に潜り込んだことを、不思議と覚えています。あれから3年が過ぎ、折々で思い出すことも多いですが、どんな形であれ“前”を向いて歩んでいこうと思ったのは、こちらを読んだから。

     東日本大震災は、日本にとって「戦(いくさ)」であったとあらためて。その戦場の最前線で戦った戦士たちを追いかけたノンフィクションとなります。

     つくづくに痛感したのは、「緊急時の対応力で、人も組織も、ソノ“本質”が見える」ということ。

     “この「十二時間」は“謎の十二時間”である。”

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    2014年04月18日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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     もっと真剣に事実を知ろうとせねば、と思う。相変わらず何も考えずに日々安穏と生きる状態、ということだけ自覚できるようにはなった。そこから先にどう出ていけっばいいかを未だ決めかねる。答えのない問に答えることは難しい・・・。本書の内容も単なる情報として捉えてしまっただけではもったいなすぎる。多くの発想を生むきっかけとしたい。

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    2014年03月25日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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    或いは本作の題名の「前へ!」だが…これは作中の人達が“台詞”として使っているという表面的な意味に加え、不屈の闘志と強い使命感で、現場に踏み込んでいった作中の人達の心意気を象徴する表現として用いられているように感じる。更に、「既に3年」とも「未だ3年」とも言い得るような状態の中で、被災地域を中心に、日本全体に向かって、苦しかった経験を想い起こしながら前進することを呼び掛けている表現なのかもしれない…

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    2014年03月09日
  • 前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録―

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    『前へ!』。何と力強い言葉だろうか。最前線で決して撤退することなく、困難に立ち向かった人々…

    東日本大震災の直後、福島第一原発、東北の被災地の最前線で活躍した人々のドキュメントである。

    第一章では、福島第一原発で困難な放水作業に挑んだ自衛隊の活躍を描く。あの時の日本政府、東電、保安院の無能ぶりと迷走、情報隠蔽は酷いものだった。必要な情報も与えられず、被曝の恐怖と闘いながら、最前線で活躍した自衛隊。まるで竹槍を持たされて、敵に立ち向かう兵隊のようだった。日本政府の海外へのアピールとも受け取れたヘリコプターでの放水作業、毎度おなじみの日本政府、東電、保安院の大本営発表。あの時の怒りとともに最前

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    2014年03月01日
  • エスピオナージ

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    ネタバレ

    本作は、「謎の多い女」である美津江が浮かび上がってくる第1章、3年程経った第2章で構成され、後日譚的な短い終章が加えられている。

    全編を通じて、水越警部が“狂言回し”であり、“主人公”という感に纏まってはいるのだが、「真の主人公」は、数奇な運命を辿り、或る意味で壮絶な生き方をして来た「謎の多い女」である美津江かもしれない。

    本作では、地道な防諜活動というものが精緻に描かれ、非常に迫力が在るが、他方で各々になかなか個性的な捜査員達が活き活きと描かれているように思う。そして、そういう捜査員達の目線を通じて、主人公格の水越警部という人物が掘り下げられている。

    精緻に描かれる“第四担当”の面々の

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    2013年10月23日
  • 外事警察

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    ネタバレ

    緊迫感があってとても面白く読ませてもらいました。日本ではテロ対策部隊とかって馴染みがないですが、現実にこの日本でテロ事件が発生した場合、決定権や責任の所在、管轄争い、保身から来る間違った判断、、、など最善の事、当たり前のことが普通に実行できなくなりそう、、、実際に福島第一がそうだった…ホントこの国の有り方を問うようないい作品でした。面白かったです。

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    2013年04月07日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(下)

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    下巻から途端に面白くなる。
    バイオテロに対する防衛体制の脆弱さと、パンデミックの恐怖が描かれた下巻は一気読み。良くも悪くも、これほど上下巻の差が激しい作品は読んだことがない。

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    2017年08月15日
  • 封印されていた文書―昭和・平成裏面史の光芒Part1―

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    行政文書が解禁される中で明らかになってゆく数々の事件の経緯。文書を繋ぎ合わせ事件を解明してゆくノンフィクション。

    東京地検特捜部による大物政治家汚職事件の捜査など、臨場感に汗ばむ。

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    2011年07月28日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(下)

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    10年以上のブランクを経て、”伝説のテロハンター”名村は警察庁に復帰した。
    彼はかつてのネットワークを駆使し懸命に情報収集に当たっていく。
    だが捜査をかいくぐるように発生してしまう細菌テロ。
    次々と倒れていく人々。
    次の大規模テロを防ぐことはできるのか?
    日本の細菌感染への危機管理とテロ対策を徹底取材、圧倒的迫力で描く警察小説!

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    2009年11月13日
  • 警察庁国際テロリズム対策課 ケースオフィサー(上)

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    2001年9月11日、同時多発テロ発生。
    翌日もたらされた日本国内でのテロ情報に衝撃を受けた警察庁幹部は、かつて欧州で活躍した”伝説のテロハンター”を静岡県警から呼び戻そうとする。
    そして彼が運営していたスパイ≪V≫を目覚めさせようと試みるが・・・・・・。
    日本警察が行ってきた国際テロ捜査の現実をリアルに描ききる警察小説の決定版!

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    2009年11月11日
  • 加筆完全版 宣戦布告 上

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    今突然北朝鮮が日本に攻め込んできたらどうなるか・・・とてもリアルに描かれています。
    こんなになる前に何とかせねば。

    フィクションですが、事がおこればノンフィクションになりそうな一冊

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    2009年10月04日
  • 加筆完全版 宣戦布告 下

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    <きっかけ>面白そうな本を発掘してた時に見つけた本です。
    <コメント>ストーリーは、「原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走する。」ところから始まる。これに対して国家の取れることは現状の法律では何もなく常に後手(被害が出てから手をうつ)状況で官僚の政治、死を目前とした現場の自衛隊の揺れ動く決断がうまく表現されてます。
    現に他国に攻め込まれた場合、本当に小説のようなことが起きるのでないか?とさえ思ってしまいます。読み進むにつれて、ドンドン引き込まれて行きます。オススメです。

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    2009年10月04日
  • 加筆完全版 宣戦布告 上

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    <きっかけ>面白そうな本を発掘してた時に見つけた本です。
    <コメント>ストーリーは、「原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走する。」ところから始まる。これに対して国家の取れることは現状の法律では何もなく常に後手(被害が出てから手をうつ)状況で官僚の政治、死を目前とした現場の自衛隊の揺れ動く決断がうまく表現されてます。
    現に他国に攻め込まれた場合、本当に小説のようなことが起きるのでないか?とさえ思ってしまいます。読み進むにつれて、ドンドン引き込まれて行きます。オススメです。

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    2009年10月04日
  • 波動の彼方にある光

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    吉岡英梨:シロウト・トッキュー/伊岡瞬:荒天の鷹/梶永正史:コネクテッド/麻生幾:ストリクス/額賀澪:海めぐる給食室

    海上保安庁で働く人たち
    新米からベテランまで様々な仕事に就く
    日本の海を守り、
    災害や海を渡ってくる脅威から国民を守る

    みなさま たいへんありがとうございます

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    2025年12月19日
  • ピースキーパー SST 海上保安庁特殊警備隊

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    個人的にはかなり面白かったけど、素人的に見ても『ここでその選択はしないでしょ!』という選択をしてしまい不利な展開を招いたあたりは、スペシャリストの話だし、ナチュラルじゃないので大いに不満!

    それ以外は専門用語が多いので多少の慣れが必要かもしれないが、SSTのリアルと彼等の家族、緊張感、敵の陰謀などがよく描かれていてとても引き込まれた。
    国の平和秩序のために陰日向に命をかけている人々がいるということは頭の片隅に留めておこう。

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    2025年11月27日