【感想・ネタバレ】加筆完全版 宣戦布告 上のレビュー

あらすじ

原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊11名が密かに上陸、逃走する。彼らの目的は何か? 未曾有の事態に政府はなす術を失い、責任のなすり合いに終始する。砂上の楼閣のごとき日本の危機管理を問うベストセラーに、最新情報を盛り込んだ完全版!

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Posted by ブクログ

リアルが過ぎるシミュレーション小説。
こんなことが起きてほしくはないが、起こるとこの小説のようになるのではないか、と思わざるを得ないほどの重厚な内容です。

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

今突然北朝鮮が日本に攻め込んできたらどうなるか・・・とてもリアルに描かれています。
こんなになる前に何とかせねば。

フィクションですが、事がおこればノンフィクションになりそうな一冊

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

<きっかけ>面白そうな本を発掘してた時に見つけた本です。
<コメント>ストーリーは、「原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走する。」ところから始まる。これに対して国家の取れることは現状の法律では何もなく常に後手(被害が出てから手をうつ)状況で官僚の政治、死を目前とした現場の自衛隊の揺れ動く決断がうまく表現されてます。
現に他国に攻め込まれた場合、本当に小説のようなことが起きるのでないか?とさえ思ってしまいます。読み進むにつれて、ドンドン引き込まれて行きます。オススメです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

原子力発電所が並ぶ敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着した。対戦車ロケット砲で武装した特殊部隊十一名が密かに上陸、逃走する。彼らの目的は何か?未曾有の事態に政府はなす術を失い、責任のなすり合いに終始する。

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2018年06月16日

Posted by ブクログ

何かあった時、政治家は役に立たない。

人の命より、世論と自分の当選を考えるから、残酷かつ無茶苦茶な判断が出来るのだと思った

出てくる人が多すぎて混乱したけど、話的には中々濃くて良かった

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2014年12月15日

Posted by ブクログ

日本の国防を考えさせれるシミュレーション小説。
リアルすぎてついていけないところも数多いですがすごく考えさせられる小説でした。

有事法制がない2001年に執筆されており、有事法制が2003年に整備されたとはいえ、今、有事が起こったら、結局はこの小説のようなことになるのでは?と思い恐怖を感じます。そもそも、今の有事法制でこのような事態は防げるの?その辺も理解していないのは自分だけではないでしょう。

ストーリーとしては、原発のある敦賀半島沖に北朝鮮の潜水艦が漂着し、対戦車ロケット砲で武装した11名が上陸します。警察が出動しますが、圧倒的な武力の差に太刀打ちできず犠牲者が続出します。普通、映画の世界では、こんな時には自衛隊でしょって思うわけですが、有事の際なのに自衛隊が出動できない。災害の際には出動できるのに..そんな現実を見せ付けられることになります。そういった自衛隊の出動について、自分たちの責任のなすりあいをする政府、官僚。一方での現場での命をかけたやり取り。あまりのギャップにつらくなります。
ようやく、自衛隊の出動が決断されますが、ここでも、相手が撃つまでは発砲できず犠牲者がでます。
目の前に敵がいるのに、発砲するためには総理大臣の許可がいる!現場つらすぎます!!交戦規定もない。あいまいな中で、何を信じて命を懸けなくちゃならないのか..
そして、北朝鮮から新たな潜水艦が..潜水艦をどうするのか?中国の動きは?アメリカは?まさに一色即発というところでくだされる決断は...
最後は、あっけなく終わってしまうのですが、それまでの過程がやはり恐ろしい、リアル感が十分伝わってきます。
有事の際に、日本は本当に国民を守ることができるのでしょうか。

戦争はしない、けれど、自分たちの命は守ってほしい。戦争と防衛という難しい課題を正面から見せつけられ、考えさせられる小説でした。
そう、フィクションであり続けてほしい。そして預言書にならないでほしい。
そんな物語です。

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2014年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本が抱える憲法上の問題や自衛隊と言う
ハードウェアはあっても法律・憲法と言う
ソフトウェアがしっかりしていないなど
本当にあった事件のドキュメンタリーか?
と思えてしまうくらいでした。
(事実、韓国で起きた事件をモデルに
しているようですが。)

娯楽作品とは言え考えさせられる
作品でした。

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2012年10月17日

Posted by ブクログ

話しが壮大で色んなシーンや関係者が複雑に入れ込んでいてとても難しい。

日本の危機管理ってなんだろうか。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

フィクションだけどリアリティがある。

登場人物に焦点を合わせてるわけじゃないので、私小説的なものを期待してると微妙かも。

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2012年05月24日

Posted by ブクログ

ある日突如、原発を近くに持つ福島県敦賀半島に北朝鮮の潜水艦が座礁しているのが発見される。
福井県警の調査により、ロケット砲や手りゅう弾を持つ北朝鮮の特殊部隊が上陸したことが判明。

自衛隊の出動が法によって叶わず、苦慮の末警察のSATが投入される。
しかし、一度出された「射殺許可」の命令が解除され死者負傷者が多数に登った。

民間人の死者が出るに至り、議論が進まなかった内閣に決断が迫られる。

警察力での解決は困難、自衛隊の出動は法律上不可能・・・。
最終責任を負う内閣総理大臣の決断は・・・。

一方で進行するスパイ活動。
防衛庁の重職に就く男性の意識の甘さ。

日本の危機意識のなさをついた本です。
もしこういう事が起こったら、現実にはもっと状況は厳しいのかと思います。

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2011年07月18日

Posted by ブクログ

リアリティがありすぎてぞっとする。本土に侵入してきた北朝鮮兵士に対し腰の引けた対応の各種機関。自衛隊員や国民の命より、他国がどう思うかを優先する政治。日本の安全保障の根源的問題点を浮き彫りにする。

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2011年03月12日

Posted by ブクログ

原子力をもつ敦賀半島、そしてそこに忍び寄る亡国の脅威、その脅威を守るはずの自衛隊・・・読みやすいとは言いがたいが、人の描写がすばらしく、緊迫感が楽しめる

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2009年10月04日

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