高山羽根子のレビュー一覧

  • Genesis 一万年の午後

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    新しいSFのアンソロジーシリーズ
    堀晃が読める!ってのを期待しちゃった分だけ、日記の様な小品にガッカリ…

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    2019年02月16日
  • うどん キツネつきの

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    ずっと読んでみたかった初めましての作家さんです。とても面白かったです。ゆるゆるとした日常に、ふと入り込んでくる不思議な世界。優しいSFでした。表題作も良かったですが、「巨きなものの還る場所」が好きでした。「国引」も「学天則」も気になります、国引は神話にあるのでしょうが、学天則もあるのかな。「シキ零レイ零 ミドリ荘」のネットの顔文字とかで話すキャラのセリフはどう読んだらいいか分からなかったけど…。読んだ後も、この不思議な日常は続いて行くのだろうなと思わされます。これからも追いかけたい作家さんです。

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    2017年05月09日
  • うどん キツネつきの

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    傑作が、みしっと5篇詰まった濃い過ぎる本でした。私はミームについては本当に疎いので勉強してからまた読み返したい。人類の情報の遺伝子。
    ミームについてはドーキンス読まなくては駄目だが思わず笑い転げてしまう描写もいっぱいあって、お気に入りの1冊になってしまった。
    「シキ零レイ零ミドリ荘」と「おやすみラジオ」が特に良かった。

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    2016年11月28日
  • パンダ・パシフィカ

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    『ネズミに限らず命っていうものは、消すよりもある状態を維持するほうが大変なようにできている。ワクチンをうつのに数千円かかるけど、銃弾が一発数十円だったり』
    ある目的のために世界を転々とする村崎さんの代わりに、村崎さんの飼っている動物たちの世話を引き受けたモトコ。
    物語の終盤に現れる『あずかりさん』。命をあずかるということ、その意味。
    『種の絶滅を防ぐために人為的にする方法。それが他の地域に運びだしてうっかり繁殖させ、生息範囲を広げてしまうことがないようにする心配りとは、鏡写し』
    野生で生きられない動物に対して、人間が手を加える。トキやパンダ、たった一頭だけのゾウガメ。
    種の保存とは何なんだろう

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    2026年01月14日
  • パンダ・パシフィカ

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    前半の世俗的比喩がめっーーーちゃわかる!!って面白かったが、後半にかけて手紙のやりとりが多く、その比喩がなくなっていて失速した

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    2026年01月11日
  • オブジェクタム/如何様

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    世界観に入り込むまで時間が掛かってしまったが、読み通すとじんわりと良さを感じられる1冊でした。
    本物とは、偽物とは。
    どのお話も謎の多い不思議な雰囲気が魅力で、ひとつのテーマで繋がっているような感じがした。

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    2025年12月12日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて購入。

    どのくらいの素養があると、この物語を楽しめるのだろうか。
    よく呑み込めない状況が、よく呑み込めないまま終わってしまった。

    テーマは分かる。だが何を目的にと考えた時、彼女は何をしているだろうと思った。
    エンタメではなく、記録を読んでいるような作品。

    記録は全て利用されるものではない。日の目を浴びないものが大半。
    しかし、そこに存在したという事実は記録がないと全てなかったことになる。
    ネットアーカイブで残すのも時代に合わせた記録だろうと受け取った。
    別に役に立たなくてもいい。その事実があったという記録を残せればいい。

    ただあの3つのキーワードは結局何だったんだろう、そ

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    2025年11月17日
  • オブジェクタム/如何様

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    読んでいて内容が入ってこない文章に感じで少し読みづらいところがあった。それでも太陽の側の島のラストは素敵な表現方法で書かれており印象に残るものでした。

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    2025年09月26日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    再読します!
    現実とファンタジーを行ったり来たりしていると読み切って気付いたのですが、私が沖縄に暮らしていたこともあり、現実と違うところにばかり目に留まってたなと振り返って感じます。改めて心持ちを変えて読みたいと思います。

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    2025年08月08日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    独特な世界観の中静かに話が進んでいく
    クイズ相手からもらった知識を得て、ここまで行動的になれる主人公、なかなかです
    ばらまいた資料が必要になるときが来ないのもさみしいし、必要なときが来たら島は崩壊してるわけだしで、とても複雑ですね
    とりあえず知識だけでひとりで馬を乗りこなすのがすごい

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    2025年06月19日
  • おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内

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    人生はじめて台湾渡航したのが今年の3月。
    そのときは2泊3日で九分や十分などの著名な観光地を早足で回っただけで終わってしまった。それでもあぁ、なんとなく優しくて落ち着くいい国だなという印象が残ったので、また行きたい、もっと知りたいと思っていた。そのときに出会った本。

    古い建築、茶藝、漢方、若者に人気のお店などなど、ガイドブックには端っこのほうにのっているような場所が詳しく紹介されている。
    次行ける機会があれば、まずは台北を街ブラして、台湾の歴史が街にどう蓄積しているのかや、同年代の人たちがどんなことを考えて感じているのかを知りたい。
    そのときは民宿Airbubにもチャレンジしてみようかな。

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    2025年05月02日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    久しぶりに芥川賞作品を読んだ。
    沖縄が絡む本はやっぱり読みたくなってしまう。
    200ページ程の薄めの本だからすぐ読めるんだけど、あんまり進まなかったな。
    個人的に芥川賞よりも直木賞が好きで、続きが気になって仕方がないみたいなストーリー性ではなく文章の美しさや雰囲気を読むような芥川賞は、やっぱり今の私にはあまりグッとこず…いつか芥川賞も楽しめる大人になれるのか…!
    でもつまらないとかではなく、好きな雰囲気ではあった。
    孤独がテーマなのだろうけど、暗かったり重かったりせずさらりとしていた。
    馬に乗る主人公はなんだか微笑ましかった。

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    2025年04月09日
  • パンダ・パシフィカ

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    『生と死の対比』

    不思議な小説だった。登場人物は主に二人。留守中に生き物の世話を頼まれた主人公と、その家主の村崎さん。この二人の延々としたメールのやりとりで基本的に物語は進んでいく。

    本書の特徴は主人公にしろ村崎さんにしろ、人物像の描写が極端に少ない。そのため、頭の中でどんな人物なのかイメージがしにくい。年齢は、趣味は、家族構成は、ということをあえて詳しく描いていないと思われる。

    だが、二人のメールの中にはハッとする記述がたくさん散りばめられていた。特にラットやパンダのエピソードは、命の危うさが強調され、生かすことは難しいが命を閉ざすことは簡単であることを思い知らされる。そして、それは人

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    2025年04月07日
  • カム・ギャザー・ラウンド・ピープル

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    前半と後半で収録されている作品の色が異なります。個人的には前半二編の雰囲気、とりとめもなく自分の頭のなかでだけ繋がっては次に移る記憶や感情のフワフワした感覚を追体験できるものが面白かったです。
    妙に生々しくてほの暗い。

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    2025年01月27日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    記憶と記録がいつか助けてくれる。
    その時が来なくても、それでいい。
    孤独だけど、ひとりじゃない。
    静かに、でも強かな彼女の姿がかっこいい。

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    2025年01月06日
  • うどん キツネつきの

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    るキャラっぽいのほほんとした表紙に反して血と肉と猥雑なものたちへの眼差しの気配がする文体と言うか、のちに芥川賞をとるというのも不思議に納得のいくオーラのある文体でした。しかし表題作はむしろ分かりやすい方で、SFとも言いがたい変な話ばかりだった。

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    2024年12月08日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー
    6人の作家による個性豊かな短編集で、個人的には
    寺地はるなさんと町田そのこさんが好みだった。

    以下、収録作品と簡単なレビュー 

    飛鳥井千砂「もうすぐ十八歳」
    成年年齢が引き下げられた。
    でもどう感じるかなんて自分次第だと思った。

    寺地はるな「ありふれた特別」
    読者の予想をいい意味で裏切ってくれた。
    ずっと何やら面白くてじんわりと温かかった。

    雪舟えま「二人という旅」
    家読みのシガとクローンのナガノ。
    まさかのSFでぶっ飛んでいた笑

    嶋津輝「漂泊の道」
    葬儀で出会ったうつくしいひと・・・
    感じ方や物の見方が年々研ぎ澄まされ無駄を排除していく様子が人生

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    2024年10月16日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「もうすぐ十八歳」 飛鳥井千砂
    「ありふれた特別」 寺地はるな
    「二人という旅」 雪舟えま
    「漂泊の道」 嶋津輝
    「祀りの生きもの」 高山羽根子
    「六年目の弔い」 町田そのこ

    冠婚葬祭アンソロジー。
    「もうすぐ十八歳」 「成人」を巡る話。沖縄出身で、十八で子どもを産み、結婚した智佳。娘が十八になることで感慨を抱く。
    「ありふれた特別」 取り立てて仲がいいわけでもなかった幼なじみたちの関係が変化した、出産騒ぎ。
    「二人という旅」 結婚。旅をしている家読みのシガと助手のクローン・ナガノとの関係の変化。
    「漂泊の道」 弔事のときだけ会う親戚のカナに漠然と惹かれる希和子の生き方。
    「祀

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    2024年08月06日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    印象的なフレーズや人物像、世界観はあるものの、着地点がよくわからず、置いて行かれてしまった感。があった。

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    2024年08月03日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主人公の仕事は、諸事情で閉鎖された空間に取り残されている人相手にネット経由で3語連想クイズ問題を出すこと。主人公の趣味は住んでいる沖縄の雑多な資料館の各種記録整理し写メ撮って保存すること。主人公の孤独な人生にある日馬が現れること。

    純文学(芥川賞受賞らしい)だからこその難解な設定、主張の込め方も純文学っぽい、いわば苦手なジャンルなのだが、読み進むのは比較的ラクだったような。

    読んでいて、ずっとある作家のことが脳裏に浮かんでいた。「これ、津村記久子っぽいなぁ」と

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    2024年06月27日