高山羽根子のレビュー一覧

  • うどん キツネつきの

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    「シキ零レイ零 ミドリ荘」
    顔文字で会話するの笑った

    「おやすみラジオ」
    「深夜の馬鹿力」で紹介されてたゲーム(かがみの特殊少年更生施設)がこんな感じなんじゃないかな

    「巨きなものの還る場所」
    空飛ぶスパゲティ・モンスターのねぶた見たい。

    著者の作品には絵画がよく登場するなぁと思ってたら多摩美出身らしい。

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    2024年06月10日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。

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    2024年02月20日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    なかなか濃いSFアンソロジーでした。表題作の「時間飼ってみた」で笑わせてもらい、「ラムディアンズ・キューブ」で訳が分からない世界に連れていかれという体験をした。個人的に意思版好きな作品は「神の豚」(溝渕久美子・著)です。SF感は少ないという評価もあるようですが、将来起こりえる政治・生活を予見して人間の業をきちんと表現したような純文学に通じる作品だと感じました。

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    2024年01月28日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々

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    2024年01月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子

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    2024年01月25日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    主人公である未名子が自分の住む場所のとある資料館を通して、不思議な職業「間読者(といよみ)」を通して、宮古馬を通して、意味が一見ないと思われるような行為(記録)が世界と繋がっていくための一部なのかもしれないという感じで読みました。
    心があたたまる場面も所々あるし、ストーリー的にも面白いし、いい小説だなと思った。

    途中で出会う宮古馬に対し『この茶色の大きな生き物は、そのときいる場所がどんなふうでも、一匹だけで受け止めているような、ずうっとそういう態度だった』という描写は未名子自身の生き方そのもののような気がした。
    加えて冒頭の方で中学生のころから資料集めについて『ずっと先に生きる新しい人たちの

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    2024年01月09日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    不思議な読み口。

    首里のローカルな物語かと思いきや、途中から予想外の展開に静かにすすすと横滑りしていくような感覚。

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    2023年12月22日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    p.134のポーラの語る言葉の最後に勇気づけられた。私たち人間は、それぞれ違うからわかりあえなくて問題はない。私の今いる場所も名前が与えられてて、未名子や解答者たちがいる同じ地球上にあって繋がってるんだよなあって思った。記録することの大切さも、私がしてる仕事内容とリンクしてるように感じて感慨深くなった。

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    2023年08月06日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    誰にも知られないけれど確かにあったいつかの誰かの記憶の記録を、いつかだれかのためになったらという祈りを込めて、世界の“どこか”に置いた未名子。
    マスに共有されることのない経験や記憶の尊さを筆者は伝えたかったのかな〜

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    2023年06月18日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    沖縄で地元の歴史を紡ぐボランティア活動をする女性は、オンライン上で海外の人々へクイズを出す謎の仕事もしている。
    歴史をきれいな箱に収めずとも、地中深くだろうと何だろうと関係ない。忘れないことが大事であって、物質的な保存は2次的なのだ。

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    2023年06月11日
  • 首里の馬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    例えば電車の窓から流れていく住宅街を眺めるとき、あるいは巨大な集合住宅を横目にとぼとぼと歩いている時に、この幾多もの住宅の中に様々な家族であったり独り者であったりが暮らしていて、よくよく聞けば面白いかもしれない話を秘めていて、もしかしたら見ただけで興味を引かれるような人間がいるかも知れず、といった空想をすることがある。
    この話は多分、普段は通りすぎるだけの、意識しなければ顔のない存在にすら、無限に詰まっているかもしれない情報たちについてのお話だ。
    そうしてまた、つい最近、お話をする鳥たちがリモートで交流するというニュースを見たが、まるでおとぎ話のような不思議な交流から芽生える新しい感情に期待す

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    2023年04月28日
  • 旅書簡集 ゆきあってしあさって

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    エッセイを読んでいるような、旅行記や冒険譚を読んでいるような、と思えばSFの世界に投げ込まれるような、不思議な気分にさせてくれる本でした。

    架空と分かっていながらそこに書かれるお手紙にワクワクしたり困惑したり、妙な現実味を持って読ませるのは流石作家の技術だと思います。個人的に終わり方もとても好きでした。

    私は本を読みながら頭で映像化するタイプでカタカナ語が苦手なタイプなので一気に読むのが辛く途中から1日1通と決めて読みましたが、自分にも手紙が届いているような感覚があって良かったです。

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    2023年02月11日
  • Genesis 一万年の午後

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    日本人作家によるSF短編アンソロジー。様々な味わいのある作品を楽しめる。読者ごとに好みがあるので、すべての作品を面白いと思う人はそう多くないと思うが、これから好きになる作家出会う良い機会になるだろう。私の好みは、「イヴの末裔たちの明日」(松崎有理)と「生首」(倉田タカシ)の2作品。前者はAIが仕事を奪った結果、治験のアルバイトにたどり着く、どこかユーモラスな作品。後者は生首が現れる現象がホラーチックであるが、なぜか笑いたくなる作品。なんだ、私は笑える作品が好きなのだろうか。今気づいた。

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    2022年12月21日
  • うどん キツネつきの

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     すこしふしぎな意味でのSF短編集。収録作は五作。どの作品も素晴らしい。最後の「巨きなものの還る場所」は、他の収録作よりもとぼけた雰囲気は控えめ。そのぶんスケールも大きめ、いや巨きめな傑作。

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    2023年01月02日
  • 旅書簡集 ゆきあってしあさって

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    リレー式書簡集、のていをした架空旅行記、とは思えないほどスケッチも写真も呪いの人形もリアル。秘境旅モノの書棚にしれっと紛れていてほしい。
    異国情緒を楽しむ趣向もあれど、ところどころ不穏。うっかりすると夢に出てきそうな蟹男の気配におののく。

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    2022年04月26日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    幅広いアンソロジー。宇宙モノは無かったが、理不尽、インナースペース、動物モノと様々。気が付いたらブエノスアイレスにいるとか理不尽系が面白かった。
    表題作の「時間飼ってみた」は火浦功のようなドタバタとした展開。面白いけど完全に理解してるかは怪しい。

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    2022年04月11日
  • Genesis 一万年の午後

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    東京創元社が、社名の「創元=GENESIS」を冠して二〇一八年に刊行したSF書き下ろしアンソロジー第一集。各作品の前に編者による洒脱な紹介コメントも寄せられていて、「日本の現代SF小説界、作家も出版社も一丸となってこんなメンツで盛り立てていきますぜ」という顔見世興行的な気合いの入りようが感じられる。今のところ二〇二一年の第四集まで毎年刊行が続いているようだ。
    SFに限らず同時代の作家の好きと思える小説に出会えることには、古典名作を楽しむのとはまた違う喜びがある。創元さんの四年前のお薦め、彩り豊かで「ぜんぶ好き」とはいかないが、これだけいろいろ並べて出してくれたことにありがとうという気持ち。

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    2022年03月20日
  • 旅書簡集 ゆきあってしあさって

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    どなたの作品も未読
    帯に岸本佐知子さんのお名前があっただけで手に取る

    なんとまあ、どうしましょうというところから入る旅路に、行きつく先はあるのかしらとやり取りを覗き見る
    途中、呪われたのか膠着状態になるも、なんとか打破
    夢の中の出来事のような、なさそうでやっぱりないのだけど、微かな現実味にやっぱりあるんじゃないかとドキドキする頃には、もうすでに取り込まれているんだな

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    2022年03月14日
  • Genesis 時間飼ってみた 創元日本SFアンソロジー

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    やっぱりSFは、最高と思わせてくれる。想定外の景色が頭に思い浮かぶ。そして上手く騙された事が心地よい。こんなストーリー考えつくなんて。

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    2022年01月09日
  • うどん キツネつきの

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    SFとういよりファンタジーな5編の短篇集です。気に入ったのは「巨きなものの還る場所」。青森のねぶたにまつわる、いくつかの短い話が、時空を超えて少しづつ織り上げられいくファンタジーです。

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    2021年11月18日