楳図かずおのレビュー一覧
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今回も面白かった!
前回に続き草間彌生先生との対談。
宗教はつまらない、日本の芸術もイマイチなど、なのもかも嘘偽りなく本音の対談だった。
また注目なのが、ヒグチユウコさんの楳図ものがたりがあった。
小さいころ、お小遣い代わりに本を買ってもらい、その時に楳図かずお先生の本を買ってもらったとか。
ホラーが好きであの時代はホラーがロマンだったとのこと。
好きなキャラは漂流教室の関谷が好きとか。
また、楳図かずお先生の緻密な仕事ぶり、色使いも大好きとのこと。
「この補色を選ぶのか」色使いは独特で色合いがおしゃれとのこと。
紅グモ
美人姉妹の父親は蜘蛛を研究している。
そこに財産を狙った継母がくる -
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夢中で読んだ。
楳図かずお先生の解説より。
今までのこわい本シリーズの蛇や異形には目に見えるこわさを、
この狂乱にら、目に見えないこわさを。
僕は、心の闇というのか、「内面にある異形」とでも言えばいいのかな、人間の中にある極端なもの、逸脱したもの、ゆがんだもの、こわさにつながっている、と思うんです。
ほとんどが昔話であり、内乱や飢饉も話に含まれていた。
そして、さらに面白かったのは、
「prints21 No.61」
楳図かずお先生と草間彌生さんの対談なのだ。
その表紙は、楳図かずお先生が草間彌生さんにプレゼントとした水玉の帽子と、楳図かずお先生も横縞の帽子を被っている。
こんなに面白い対 -
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おろち最終巻
表紙は、門前家にいるおろちの絵
扉絵がとてもかっこいい。
目玉に、恵子ちゃんとさとるちゃんが正面を指差している。
その次の扉絵もまた良く、大きな瞳の中に恵子つゃんがいる絵
眼
恵子ちゃんは盲学校へ通っている。
ある日家で殺人事件が起きた。恵子ちゃんは父親が帰ってきたと思い扉を開けてしまう。
家の中で殺人が起き、犯人は逃げてしまう。
その後に帰ってきた父親が犯人扱いされ、
盲目ながらも日頃の五感の良さを証言するが、全く相手にされず。
読んでいて気の毒になった。
だが、恵子ちゃんの賢さと強さとるちゃんが純粋で。
話は社会問題の複雑さだった。
みんな近くの化学工場で働いている。だが -
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おろちのお顔が五つも大きさを変えて並んでいる表紙。表情は同じ。
カラーの扉絵が、今までおろちが見てきた人たちなのだろうか。人差し指でぐるぐるとまかれた渦の中にたくさんの人たちがいる。
3巻の二つの物語には〝父親〟という共通項目があった。
ステージ
幼少期に目の前で父親が車から轢かれそうになった自分を庇い、数時間後に命を落とした父。
幼ながらに犯人の証言をするが信用されずに。
それから、祐一の復讐が始まっていく。
こんなに執念深く、人を復讐していく闇の深さが恐ろしかった。
でも、結局おろちが最後、少し助けたからか、
お互いの命は助かりま、犯人の気持ちを聞けたから、
祐一は、また母親の前に姿を -
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楳図かずお先生を電車でお見かけしたころから、
確か去年ぐらいかなぁ?作品に興味を持ち、
舞台にもなった、私はシンゴから、職場の方に勧められて漂流教室を読み終えたところだった。
そしたら、楳図かずお先生の訃報が入り驚いた。
自分も歳を重ねるつれて、当たり前だけど命の終わりの儚さを感じます。
おろち
表紙は主人公となるおろち 美少女
緻密に描かれている髪の毛、まつ毛、そして瞳。
ずっと見てられるし、絵だけど、しっかりと姿勢を感じる。
背表紙は金箔で、おろち 楳図かずお 印刷されている。
物語は
・姉妹
・骨
の2つ
今まで読んだ作品でもそうだけど、
楳図かずお先生は、人間の心理描写が素晴ら -
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ネタバレ食糧も尽き、登場人物全員の顔が、クマができたりと顔色が悪くなる。
〝死の行進〟と名がついた、地割れを飛び込むシーンは本当にひやひやした。
こうゆうシーン見ると、自分は落ちてしまうなと即座に思い浮かべてしまう。
ユウちゃんの逞しさにはびっくりしましたよ!
〝危険な天国〟では、マリリンモンローが出てきたときら、私はシンゴを思い出した。
あそこに居たコンピュータが時空の話をしてたのがヒントなのか。
そして、人間飢餓状態に陥ると、共喰いを始める。
時間の壁が破れた場所が学校だと分かり、四苦八苦しながら学校に戻る。
そこで、爆発のショックで生じた時間の破れ目を引き寄せて、学校を未来へ持って来てし