あらすじ
▼第1話/800年目のミイラ▼第2話/悪魔の24時間▼第3話/雪女▼第4話/吸血面▼第5話/コンドラの童話▼第6話/孤独なヨット▼第7話/恐怖の館▼第8話/イヌ神▼第9話/白い右手▼第10話/魔性の目▼第11話/枯れ木▼私のUMEZZ体験
●あらすじ/みやこ高校の2年生・荒井エミ子は学校新聞の記者。ある日、友人の神奈月京子と古本屋を訪れるが、京子は降霊術について書かれた本を手にすると、足早に帰ってしまう。それから数日後、京子たち神秘会のメンバーが降霊術を実行すると聞きつけたエミ子は、同じ新聞部員で憧れの人・夏彦とともにその様子を探りに行くが…(第1話)。
●本巻の特徴/楳図かずおデビュー50周年記念企画“UMEZZ PERFECTION!”の第5弾が、全2巻で登場! 1966年から1970年にかけて『月刊平凡』で連載された、高校生記者を主人公としたオムニバスシリーズ。みやこ高校の新聞部に所属するエミ子と夏彦が体験する、背筋も凍る恐怖の数々とは…!?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
楳図先生の人がもつ恐怖感を刺激する連作短編集!
幼い頃何篇かよみ恐怖に震えたことを思い出した!
幼い頃の住んでいた家。トイレが外!しかもくみ取り式。電気も薄暗くソケットタイプ。用を足している途中に楳図作品を思い出し背中から寒気が…用を足したあとに走って玄関に逃げ込んだ記憶が。ある日逃げけむ途中に台所を知らない男が直立不動で覗いているのは夢か、幻かは今でも不思議な体験としてひっかかっています。
ぜひ〜
「コンドラの童話」は心に染み、うるうるきました。こういうストーリー、ホラーではあるけれど胸に響く作品が、うめず先生読んでてよかったと思う理由のひとつです。
また、こんなに優れた話がけっこう以前のものなので驚きました。
過激ホラーもよいし、もの悲しい風情あるホラーも楽しめる作品集、おすすめです。
Posted by ブクログ
高校の新聞部に所属する生徒たちが恐ろしい出来事に遭遇する短編連作。
初出は1966~1968年の『月刊平凡』と、メチャメチャ古いのですが……
のっけからバンバン恐ろしいことが起こります。
学校新聞のネタにしようなんてレベルじゃありません。
昔、雑誌の読者投稿に
「姉さん事件です!――って、そんな事件ばっかりのホテルに泊まるのはイヤだっ!」
という、某マンガ&ドラマを揶揄する小ネタがあったけど、
私だったらこんな部活は嫌だな(笑)
Posted by ブクログ
一話完結の短編集である『怪』と『恐怖』も死ぬほど読んだ。特に『恐怖』に収録された「うばわれた心臓」と「とりつかれた主役」の二編。この恐ろしさと面白さは一生忘れられないと思う。