【感想・ネタバレ】こわい本6 怪物のレビュー

あらすじ

生命をコントロールすることを夢見る博士が作り出した「恐怖人間」、海辺の町で出会った少年と怪獣の姿を描く「大怪獣ドラゴン」など、人間のエゴや肥大化した欲望が産みだす、恐ろしい怪物たちを描く4篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

恐怖人間
恐怖さを伝えるためが、筆跡が荒々しい。
科学者のある実験が、当本人が知らないところで命が奪われている話ということなのかなぁ?

恐怖の首なし人間
博士と一緒にいる人は誰だろうと思ったら、博士の体だった、、、

大怪獣ドラゴン
“ギエエー”の濁点が★になっている
なんだか憎めない太郎。まるでゴジラだ。

楳図かずおの呪い
楳図先生らしい作画。なにもかも緻密に描かれている。
窓のカーテンのレースの動き具合が可愛いく表現されている。
そして楳図くんという同級生の学生登場! 
まさみさんがネグリジェを着て、
美しさの嫉妬心か、転校生りまの元へ窓から、頭が後ろに落ちた状態は、なんだか美しく。
最後に、楳図かずお先生登場。
新宿東口のトイレに入ろうとしたら女性がトイレにいるところを見てしまったことがあるエピソードが書かれており、爆笑してしまった。
あんなに怖い物語なのに、最後にしっかりオチがありました。
★★★★★

4の恐怖
人間が円になって集まるのは、何かの儀式のようでもあり、不気味、、、

幽霊屋敷
だいぶエグいシーンあり。


特別寄稿は2021年の伊藤潤二さんでした。
文章から、楳図かずお先生のことをとても尊敬していらっしゃることがとても伝わってきた。
「蝶の墓」では、ヒッチコック顔負けのサスペンスと大絶賛。

スペシャル対談では横尾忠則さん
最後に、
「ぼくは、頭デッカチの現代美術には関心ないです。それだったら、楳図さんのマンガを読んだ方がいいに決まっている。人間のなかにあるもやもやした不透明はもの、言語化できないものを、楳図さんのマンガは代行して出してくれてるからこそ、面白いやけだ。自分のなかにある見たくないもの、それこそ“恐怖”を見てしまえば、逆に解放されるんだよね。」

あとがき 2021年では
楳図さんは恐竜が好きで、イタリアの「怪物公園」と呼ばれている「ボマルツォ公園」に行ったこと。
そして、驚くことに、NHKの語学講座てわ、イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語をずっと勉強していると書かれていた。

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2025年12月17日

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