【感想・ネタバレ】こわい本9 影のレビュー

あらすじ

主人公の絵美にお屋敷は、幼いころから鏡の前で美しい自分の姿を見るのが大好きだった。だが恵美はいつも誰かからの憎しみの視線を感じながら暮らしており、ついにそれが鏡の自分であることに気が付く。さらに鏡の中の自分は鏡から抜け出し、絵美になり替わり恋人の貢君の元へ。どうやったら元に戻せるのか、恵美の悩みは続き……(「鏡」)
主人公の美少女・松本あぐりは、音読中に眠りこけてしまう。夢の中では「自分がお人形になっていて、お母さんが自分にとても会いたがっている」という。小さいころに亡くなったと聞かされているお母さんだが、学校の先生たちはあぐりのねむり病の真相を探ることに――(「ねむり少女」)
あや子と雪子は大の仲良しだったが、お面マニアのお爺さんに「朝霧面」と「夕霧面」をもらう。その夜、二人がそれぞれ戯れにお面を被ると――(「のろいの面」)。
他「青い大きい鹿の死」を収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

漫画も感性で作られているんだなぁと思うけど、あとがきみたいなあもがたりや岡崎京子さんの寄稿を読んでいると、
理論立てとうのだろうか?
そういうものがはっきりあって、自分の教養の無さに少し落ち込んだり。
生み出す人たちは凄いなぁと、改めて感じる。


久しぶりの長編です。
楳図かずお先生の美少女。美少女だけではなく、家の内装から何もかも細かく描かれています。
みっちゃんがとっても可愛い。
まさか毎日見る鏡が美しい自分に嫉妬をしているとは思わなかった。
絵美さんの
「自分自身でよびおこした不安感が自分で、自分を恐怖のフチに落としこんでいたことに気がついたらとき、、、わたしの中からとつぜん黒い雲はけしとんでしまったのです」
ってシーン可愛かった。

ねむり少女
前回で魚が出てきたからだろうか?
大きな魚の枕が気味悪く感じた。
亡くなった母のことを思うと、気絶するほど眠ってしまう女の子のテレパシーの話。
こうゆうのって、現実にありえないとは言えないなぁと思った。

のろいの面

青い大きい鹿の死

寄稿はなんと岡崎京子さんです!1995年
「洗礼」が好きとのこと。まことちゃんにいちばん影響を受けている。
とても解釈されていて、
「怖いもののパターンを認識していないとダメなんだと思う。ヒッチ・コックやデビッド・リンチはそれをすごくよく知っている映画監督だけど、楳図さんもすごくよくわかっている方だと思うんですよ。」
楳図かずお先生の作品の言語化がどんどん溢れてくる。
漂流教室での解説もまさにそうだった。
子どもたちの世界になるのに、ユートピアは生まれず、殺し合いが起きる。
その中で1番の悪者は教師という“大人”や、
小さい頃の忘れてしまう記憶を楳図先生は覚えてて、作品にしてることなど。
面白かったのが、まさにわたし37歳で、2年前から老いがきていると感じるようになったが、
美しさを永遠に持ち続けたい女の業が楳図先生の作品によく出てきてること。
醜くなってしまうことや、年老いてしまうことの恐怖、何かを犠牲にしてまで手に入れたい美しさって必ず崩壊しちゃうんだけどね。とのこと。
とても興味深かったです、

対談は前回に引き続き吉田戦車さん

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2025年12月18日

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