楳図かずおのレビュー一覧
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■3巻「空の階段」
親の赴任のため、イギリスへ行くことになったまりんだったが、
逃げ出してさとると落ち合う。
二人は「結婚して子供をつくろう」と誓うが、
但し「子供のままで」と、どちらも頑なに願う。
今の、心も身体も子供である自分たちが愛し合うのでなければ意味がない、
大人になったら何もかも変わってしまうはずだから――と。
そこで、どうすればいいか工場のロボット(を制禦するコンピュータ)に訊ねると、
答えは「333ノテッペンカラトビウツレ」。
高さ333mの東京タワーの頂上からどこかへ飛ぶことだと解釈した二人は、
それを実行に移そうとする。 -
Posted by ブクログ
もう何度も読み返しているけど、まったくメモっていなかったので改めて。
工業用ロボットが好奇心旺盛な少年少女と接触して自我に目覚め、孤独な旅に出る物語。
その過程で様々な出会いと別れが生じ、世界に奇蹟と恐怖を撒き散らす。
一貫して当のロボットの一人称「わたし」が、
しかも「……だったといいます」といった伝聞形式を取るという奇妙なモノローグと、
暗示的で美しい扉絵が、読む者の不安を増大させる。
■1巻「無よりはじまる」
工業用ロボットが町工場に導入され、小学生男児=悟(さとる)と出会うまで。
さとるはロボット見学の折、別の学校の女生徒=真鈴(まりん)に一目惚れする。 -
Posted by ブクログ
今日はわが愛する楳図かずおの誕生日です。
今から75年前の1936年9月3日に和歌山県伊都郡高野町で生まれて奈良県五條市で育った、ということは27歳で上京するまで培われたのは、その自然観や生命観はもとより人との交流や感情表現などあらゆる面でずっとゆったりした関西人として生きて来たわけです。
ご多分に漏れず小5で手塚治虫の『新宝島』に感激してマンガ家になろうと決めて、高校生の時には美術と音楽の他は興味を持たず、授業中にはマンガを描いていたというから筋金入りの劣等生(!)です。
彼の名作・傑作数々あれど、私が幼いころから慣れ親しんだのは、彼が命名してその分野で一世を風靡した「恐怖マンガ」でし