望月衛のレビュー一覧

  • Adaptive Markets 適応的市場仮説―危機の時代の金融常識

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    効率的市場仮説の不完全性を補完する新しい考え方についての経済本。600ページの分厚さだけど、著者のポエムや昔話などもかなりのボリュームがあって、無味乾燥でお堅い学説といった雰囲気は無い。

    金融市場は経済法則だけで動くものではなく、人間が進化の過程で獲得してきた特質によって生物学的に説明されるとしている。

    どこまでの範囲を仮説と呼んでいるのか?事例紹介はあるけれど科学的根拠の裏付けがあるのか?など、不明点はいろいろあるけれど、考え方として面白いなと感じた。

    ■基本原理
    ・人間は常に合理的でも非合理的でもない。進化によって特徴づけられる気まぐれな存在である。
    ・人間の行動にはバイアスがある。

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    2025年01月01日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    ネタバレ

    風はろうそくの火を消すが、炎を燃え上がらせる。風は避けるのではなく利用する。
    耐久性や頑健性ではなく、反脆いものは、耐えるだけでなく利用する。
    リスクを計算するのではなく、利用する方法を学ぶ。
    危機を生み出しているのは身銭を切らない人たち。
    ブラックスワンは後で考えると、予測が可能だったかのように見える。まれなことは発生頻度は計算できない。
    「ソビエト=ハーバード流の錯覚」=科学的知識の適合範囲を非科学的に過大評価する現象。

    ホルミシス=少量の毒が効用を持つ=低容量の放射線が役に立つ場合がある。ホメオパシーとは違うもの。

    過剰補償のメカニズム=くたくたになったら休むよりも別の運動をした方が

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    2024年05月13日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    なかなか胸糞だし外見コンプをフル加速させる本ですが、夢中で読みました。正直読んでいて気分が悪くなる人もいるんじゃないかと思います。

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    2024年01月30日
  • 反脆弱性[下]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    「なんでも強くしすぎると想定より強い外力に対しては無力。ある程度の弾力が必要だ。」とのメッセージ。
    色々なエピソードを交えながら書かれているが長すぎると思う。

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    2022年08月27日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    「なんでも強くしすぎると想定より強い外力に対しては無力。ある程度の弾力が必要だ。」とのメッセージ。
    色々なエピソードを交えながら書かれているが長すぎると思う。

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    2022年08月27日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    映画を先に観ていたから内容が被っている部分には新鮮味は無かったけど、ヤクの売人のシステムの話や教師が行った不正の発見の仕方など、映画にはなかった話もワクワクする題材が多くて面白かった。

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    2022年06月02日
  • ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!

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    音楽の支出は世界全体で500億ドル (2017年)
     世界のGDPの0.06% 世界のエンタテインメントの2%

    配信サービス印税 100万回あたり2000~3000ドル
     スポティファイ売り上げの60%を印税として払う
    レディオヘッド In Rainbows
     最初の1か月 100万人のうち60%は支払いゼロ、40%が平均6ドル支払う
     それでも過去のデジタル配信合計より多い儲けに

    アメリカ人の80%が普段音楽を聴く 平均2~4時間 うち1/3がストリーミング

    ミュージシャン21万人 被雇用者の0.13%(2016年アメリカ) 半数が大卒
    バンドメンバー数 ビルボードTop100 197

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    2022年02月19日
  • Adaptive Markets 適応的市場仮説―危機の時代の金融常識

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    投資を行っている者なら誰も知っている効率的市場仮説に筆者は異を唱えて、代わる理論として適用市場仮説を提唱している。筆者によるとそもそも効率的市場仮説には従来から異論は唱えらていたが、反例であり、理論ではなかったとのこと。効率的市場仮説が「物理学」に立脚するのに対し、適用市場仮説は「生物学」に範を求めているという考えは興味深かった。しかし、効率的市場仮説に信を置き、パッシブ運用を行っている身からすると、適用市場仮説により新たな投資アイデアが得られると期待していたが、裏切られた。

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    2022年01月29日
  • ROCKONOMICS 経済はロックに学べ!

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    ロックが好きで好きで好きで好きすぎる著名な経済学者が、ライフワークでここぞとばかりに音楽業界を経済学の視点で解きほぐしたら、逆に余計ややこしくしてしまった一冊

    需要と供給における音楽のあるべき価値の姿を分かりやすく教えてくれます

    因みにアベノミクスが3本の矢なら、ロッコノミクスは7本の矢だそうです

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    2021年11月23日
  • 天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上)―――偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略

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    この本のジャンルを決めるのは難しい。個人の自伝なのか、投資の指南書なのか、生き様の啓蒙書なのか、それとも。

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    2021年02月15日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    2007年当時のベストセラー。世の中、身近な事象を、インセンティブの考え方と、統計を用いて解き明かす。
    力士が八百長をしているか?犯罪者が減った真の理由、効果的な子育てとは?などなど。でも、いまではもうビッグデータとかAIで、因果関係ではなく相関関係で物事を把握することが一般的になってきているので、もうさほどの驚きはない気がする。
    ブログなどの記事も追加した増補版ですが、よほどハマった人以外にはこれは不要かな。

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    2021年02月13日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    美男美女は得をする。これが本書の結論です。一見自明にも思えるこの結論について、経済学の枠組みを使って分析したたくさんの研究結果を紹介しています。

    みなさんの中には、経済学ってこんな分野も扱うの?株とか景気とか、そうゆうのを研究する学問なんじゃないの?と思った方もいるかもしれません。確かにそれらは主要な研究対象ですが、人の意思決定に関わる内容であれば、だいたいは経済学の対象になる。相撲の八百長についてまじめに研究した経済学の論文もあるんですよ。

    さて、美貌と収入の関係を経済学的に分析するにはどうすればいいか。やり方は簡単です。たくさんの人の容姿(例えば5点〜1点の5段階評価)と収入のデータを

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    2020年11月09日
  • ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる

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    2倍までのレバレッジ投資のパフォーマンスが良いと説明されています。
    従来の110-(年齢)=株式の比率、残りは債権の比率という投資方法よりも、
    若い時に、2倍のレバレッジをかけて投資をして、次第にレバレッジ の比率を下げて行った方が、パフォーマンスがよく、リスクが少ないというのが主な主張になります。

    本の大部分はこの内容の裏付けとなるような、資料の説明であったり、
    途中で挟まれるエピソードなど、2019年出版で今時の情報としては読みづらく、
    情報が希釈されて無駄が多いような感じになってしまっているようにも思えました。

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    2020年09月03日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    まず初めに、人間の行動原理であるインセンティブをわかりやすく説明している。行動経済学とも言うべきか。
    大きく社会的、道徳的、経済的インセンティブに分かれる。人を動かすためにはこれらのインセンティブをうまく使い分ける必要がある。

    次に物事の相関と因果について。
    一見相関があり因果がありそうな事象が実は無関係であり、思わぬ事象が直接因果関係となっていることが世の中では往々に存在する。
    これらを見極めるには安易な結論を出す前に、仮説を立て適切なデータを分析することが重要だ。

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    2020年02月08日
  • ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる

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    確かに金融資産が少ない時期にレバレッジする、というのは時間の最適化として有効なように思う。去年、このようなレバレッジを掛けた投資信託ができて紹介されてたような(確か訳者の所属する証券会社?)。
    ただこのフランクな語り口調の訳はホント読みにくかった。要点をポイントでさらうことにも適していない。タレブ本なでで有名な望月衛氏。あのタレブ本も読みにくかったが、どうも翻訳が自分には合わない。

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    2020年01月30日
  • ライフサイクル投資術 お金に困らない人生をおくる

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    2019年118冊目。満足度★★★☆☆ 一般的に年齢が若い時は運用できるお金が少ないが、その時はレバレッジを2倍まで利かせて運用し、歳を取ったらレバレッジ投資をやめることを提唱。提案そのものは必ずしも否定しないが、翻訳の元となった本の出版が2010年とデータ・内容が古いこと、仕方ないけどアメリカの制度に基づいた記述になっているので星3つの評価とする。

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    2019年12月23日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    容姿が収入をはじめとした様々な要素に影響があると同時に、容姿だけが決定づける要因になるわけではないという、当たり前っちゃ当たり前なことを統計等から分析した本。

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    2019年10月27日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    経済的・社会的・道徳的インセンティブを軸に、経済学を日常の事象(日本では日常でない)から考察・検証し、分かりやすく説明している。さすがベストセラー作品。最近話題の「識学」に通ずるものがある。普通に面白い。

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    2019年06月29日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    ネタバレ

    「経済学」なんて名前がついているけど、ひょっとして面白い本なんじゃないか? そう思って読み始めたら、こいつががまたすこぶる付きで面白かった。

    その本、「Freakonomics」。「ヤバい経済学」という日本語タイトルがついているけど、直訳するならさしずめ「怪済学」だろうか。

    内容は例えば…

    犯罪発生率が大幅に減少した原因は“中絶”にある。
    テストでインチキをするのは(生徒ではなく)先生である。
    銃のある家より、プールのある家のほうがよっぽどキケン。
    KKK(ク・クラックス・クラン:アメリカの人種差別団体)の本質は暇とハケグチである。

    日々のできごとの陰にひそむこのような真の姿を、「人は

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    2019年06月12日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    正直全部を理解できた自信がないのでもう一度腰を据えて読み直したい。所々極端な考え方と感じる場面もあったが、「反脆い」という考え方は自分の中になかったのでためになった。

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    2019年05月24日