望月衛のレビュー一覧
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⚫︎感想
タレブは、この著書自体で「反脆弱性」を体現している。意図してやっている。
この本は生きる勇気を与えてくれる。
頭の中に、常に反脆弱性を飼えば、
どんなときでも期待を持って生きられる。
脆弱の反対は頑強ではなく、「反脆弱」。
頑強(打たれ強い)とは全く異なる。
ランダム性や不確実性の打撃で
以前よりも強くなるのだ。
これは自然界にも、どこにでもみられる現象である、とタレブは語る。
⚫︎あらすじ(本概要より転載)
世界騒然の大ベストセラー!
『ブラック・スワン』のタレブ最高傑作!!
経済、金融から、人生、そして愛まで――。
この不確実な世界で私たちがいかに生きるべきか、
すべて -
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「何に投資するか」という資産配分の分散投資はメジャーになってきました。しかし、「いつ(何年に)株式エクスポージャーを持つか」という時間配分の分散投資については、未だ主流ではありません。それを踏まえて、40歳くらいまでは現在持っている資金以上に株式投資をするべきだ、という趣旨の本です。
著者の主張する「ライフサイクル投資術」とは、①{現在の保有資金+将来もらえる賃金+年金(+相続)の割引現在価値}×個人が投資するべき割合(60%程度)の金額を人生を通じてずっと株式に投資するべき、ただし②レバレッジ比率の上限は2倍、という2つから成るものです。例えば、割引現在価値が3億円であれば、1.8億円は人 -
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バフェットとソロス 勝利の投資学 最強の投資家に共通する23の習慣
投資で成功するには手法以上に習慣が大切だと気づかされる一冊。
バフェットの長期バリュー投資とソロスの短期的マクロ投資は真逆だが、二人に共通する23の知的習慣がある。元本保全を第一にし、自分の理解できる投資に集中し、感情に流されず冷静に行動すること。独自の投資哲学を確立し、継続して自己研鑽する姿勢は投資だけでなく日常生活にも通じる。忙しい中でも自分のペースで学び、家族との時間も大切にしたい人に響く内容。特に「損しないことを最優先する」という原則は、子育て世代の父親にも共感されやすい。投資の技術だけでなく、心の持ちようを教えてくれ -
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現代社会は要素が多いため予測不可能になり、程度はあれ崩壊は避けられない
その状況下で、各分岐に対して破滅しない選択肢をとることでいずれリターン勝ちする、みたいな本
確率分布とリターンの分布次第やろと思ったし、
システム崩壊側にかけた時に実際にとれるリターンはいうほど無限大でもないやろと思ったりしたが
システムの崩壊は避けられないとしたときのリスクの取り方は考えさせられた
(リスク選好しつつ退場しないよう最低の保証を合わせる、という自分がふわっと好きな戦略はバーベル戦略という名前らしい)
著者は金融トレーダーらしいしもっと金融での具体例あれば信頼性増したような
医療や社会崩壊をネガに捉えてな -
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実験のできない経済学から、実地実験の経済学へ。問題は何か?(何が困りごとか。)のブレイクダウン、要素分解から、解決方法を探るためには、実地実験こそが大事だということ。重要なことは、インセンティブが何かを知ること。また、インセンティブ、いつ、誰に、どのように与えるかによって、結果が全く異なるということ。これは、実地実験を行い、コストをかけず成功例を見出すことが大事。特に、大企業では、これまでのやり方が踏襲され、実地実験をやりたいにも、承認待ちとなり、なかなか変革が起こらないのではないか。重要なことは、実地実験をする風土を作ること、風土を作るにはどのようなインセンティブ制度が必要かも、実地実験で確
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#インセンティブ次第でヒトの行動は大きく変わる
名前こそ『ヤバい経済学』だが、カテゴライズするとすれば心理学や行動経済学だと思う。
ヒトは無意識のうちに何かしらの「報酬」を期待して行動していることを再確認できる一冊。 `インセンティブ` とは 「ヒトにいいことをさせ、もっと悪いことをさせないようにする方法」と定義してある。
保育園に遅れてくる親から罰金をもらう話や、相撲の八百長の話。
そして、クラック売りの密売人に迫った臨場感溢れる分析は痺れる。
組織の福利厚生や社会福祉制度にも、もちろんインセンティブが設計されている。
制度を利用させることで、設計者が利用者に望んでいることが垣間見 -
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ネタバレずるいよ
市場仮説と金融経済の感じでいながら最後の最後で一挙に煽るなんて
まー本書の内容を私のような素人が運用に使えるようになるには少なくともあと10年、理論が整備されて一般向けの解説書が出ないと駄目だろうけど
しかし欧米の専門家はどうしてこんなに惹きつけるような文章が書けるのだろう。ライターが別にいる?いてもいいや
最先端の研究の表面だけだけでもたかだか数千円で味わえるのだものな
私は医学者でもドクターでもないから、ハーヴェイ・ロディッシュにはなれないけれどネットで技術記事を書いたり技術書の紹介をしたり、少しでも道を誤って世の中を良くする人を増やそう
うん
増やそう -
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非常に面白い。
反脆弱性、反脆さは耐久力や頑健さを超越する。衝撃を糧にする。
土地の反脆弱性について。著者の故郷であるベイルートは8回破壊され、8回再建したらしい。今回の爆発で、9回目ということか。
人間の反脆弱性について。心的外傷後成長。心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなるという現象。
逆に、脆さについて。暇な人は時間を無駄にしてしまう、忙しい人はどんどん仕事をこなす。怠惰が人をダメにする。
システムが反脆ければ、事故やトラブルによってシステムは強くなる。飛行機事故によって、飛行機業界全体は同じ事故のリスクを減らすことができ -
Posted by ブクログ
タイトルの反脆弱性というのは、脆弱性の英語「fragility(もろさ)」の対義語がないことから、著者が作り出した造語“Antifragility”の日本語訳。
あらゆる物事は、脆弱、頑健、反脆弱の3つに分けることができ、この本で最も大切とされているのは、この反脆弱性です。
反脆弱性と言われ、ぱっと頭に浮かんだのは、心理学の「レジリエンス」でした。
また、先日読んだ「ネガティブケイパビリティ」も、「不確実性に耐え抜く力」と捉えれば、こちらに当てはまると思っていましたが、この本ではそれらは「頑健さ」というカテゴリーになります。
反脆弱性とは、簡単に言えば、「不確実性を糧にして成長すること」 -
Posted by ブクログ
コロナ危機を受けて再読した。本当に素晴らしい本だと思う。ブラックスワンの頃から読んでいないと分からない部分も多いと思うが、この本に書いてあることは類を見ないクォリティと革新性だ。タレブはかなり昔から物事のオプション性の危険性と対処の仕方を様々な形で話している。冗長である事や細かな間違いを全体に反映する事ができる事が非常に重要であること、合理的な手法や様々な仮定の上に成り立つエセ科学的な理論の危険性を繰り返し指摘し、脆弱ではない事とはどのような事かを説明する。その内容は圧倒的だと思う。パンデミック後の社会を考える上で非常に重要だと思う変わらないだろうと思いつつ、この本の偉大さに感じ入る。