望月衛のレビュー一覧

  • 超ヤバい経済学

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    ネタバレ

    まさに前作の続編らしい内容でした。

    前半部は医療業界の面白い話が色々あった
    ⚫お医者さんが仕事を止めると死亡率が大幅に下がる
    (命に関わらない症状なのにどんどん患者には
    薬が投与され体にとって有害になること多いため)
    ⚫治療の結果はかかる費用とほとんど相関していない
    ・良いお医者さんは無駄に治療コストをかけない等

    特に興味深い話は人の思いやりについての話。
    独裁者ゲームというテストで20ドルもらった人が、他人に好きな額あげられる場合、
    平均総額の20%を人に渡すことが実証されており
    人には思いやりで行動するものと考えられてた。
    前作に続きこの本でずっと人はインセンティブで動くと植え付けられ

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    2015年07月17日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    人がどのようにしてインセンティブにより動かされていくのか、どうすれば自分たちの思ったとおりに人々に動いてもらえるのか。様々な課題をランダム化比較試験で、実証しながら答えを出していく筆者達のアイデアや行動力に脱帽。
    これを読んだから、他人に対するインセンティブの与え方が劇的に向上するわけではないけれども、少なくとも子供には短期的なインセンティブの方が良いのである。更に面白いことにインセンティブが消失してからも良い行動が続く傾向があるというのも大変興味深い結果である。

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    2015年06月06日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    目の付け所はいいと思います。
    が、まだまだデータ不足な印象を受けました。
    その一方で、「見た目の美」という曖昧かつ主観的な価値(観)とも言えるものを基にした割には、かなり科学的なアプローチではあると思います。

    もし、この本の言う通り、見た目の美しさが、平均的には有利に働くものだとしても、何事にも個体差があるので、見た目で劣っているとしても、逆転の余地はあります。
    そういう逆転できる部分を探し、身に付けていくことこそ、本当は大切なのかもしれません。

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    2015年05月19日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    なんでも経済学になってしまうのね。
    でも、わかりやすくまとまっていると思う。

    何が驚いたって、男性の方が容姿で給料が変わってしまう確率が高いこと。女性の方が高そうだけど。

    ブサイクな人が取るべき道を、目下歩いている最中な私は、このまま信じてもいいんだな(笑)

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    2015年05月09日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    容姿に関する心理学的なあれこれではなく、とりあえずざっと5段階ぐらいで評定して、それが労働収入とかとどう統計的に関係しているかとかそういう話。うしろの方では結婚とかのマッチングの話をしてる。さらに容姿から生じる不平等を解消するにはどうしたらいいかっていう議論もやっているが、まああんまり効果的なのはなさげ。差別に関する面倒な議論をしているところは訳語の不統一とかあってちょっと読みにくい。

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    2020年06月15日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    行動経済学者により、保育園から大企業まで様々な分野で行った実験踏まえて人間がどういうことにモチベーションを感じるか、経済学でどのように問題を解決できるかについて、豊富なネタと合わせて紹介されている。実ビジネスでも間違えなく使えるのだ!という主張はごもっともだが、残念ながら自分の仕事でどう活かせるかはすぐに良い考えが浮かばない…

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    2015年04月30日
  • バフェットとソロス勝利の投資学―――最強の投資家に共通する23の習慣

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    投資の達人がどのような習慣を身につけているかを学ぶ本。
    丁寧に実践すれば、投資で成功するのは不可能ではないように思える。

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    2015年04月14日
  • 超ヤバい経済学

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    相対年齢効果はバカに出来ない

    すばらしいお医者さんはランキングの高い大学の医学部に通い、一流病院で研修医を務めている
    経験をたくさん積んでいるのも重要
    職歴10年分で、一流病院で研修医をしていたのと同じだけの効果がある

    ERのお医者さんは女の人の方がいい

    硝酸塩肥料のおかげで世界は食えている

    チャイルドシートとシートベルトに機能的な大差は無い

    インテレクチュアル・ヴェンチャーズ
    ・ネイサン・ミアヴォルド
    ・ローウェル・ウッド
    ・ケン・カルデイラ
    主な温室効果ガスは水蒸気だ
    二酸化炭素が地球の温暖化の引き金になってきたわけではない
    太陽電池は黒くて変換効率が12%で残りは熱として再放射

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    2018年11月25日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    教育、寄付、ビジネス、途上国支援など、人々を行動に駆り立てるインセンティブを数多くの実地実験によって解き明かします。分からないことは小さく試すがビジネスの鉄則、意外とえぐい方法が人を動かすことに思わず苦笑です。

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    2015年01月18日
  • その問題、経済学で解決できます。

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     この経済学の本は、なかなか面白い。「実地実験」を通して語られる様々な問題への解決策が。同様の本として「ヤバい経済学」という本が浮かんでくる。

     今はやりの「ビッグデータ」に関する話題が載っている。ビッグデータにも問題点があると指摘している。それは因果関係ではなく相関関係に依存していて、しかも、大きすぎてどうやって進んでいったらよいのか途方に暮れると言う点だ。数字やデータをこねくり回していて知らぬ間に難しい理論だけが独り歩きして実態とかけ離れることになりかねない。

     インセンティブに注目している。どうすれば人が良いことをするのだろうか、インセンティブが「どう働くかを理解しないといけない」と

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    2015年01月09日
  • バフェットとソロス勝利の投資学―――最強の投資家に共通する23の習慣

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    元本の確保、余計なコストを払わない、稼ぎ以上の生活をしない、複利運用で増やす。
    基本的なことだけど、当たり前にずっと継続するのは難しい。

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    2014年12月01日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    本書では、人の行動の背後にある動機まで解き明かします。

    机上の空論ではない実際に使える形で、解決策を示しています。

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    2014年10月02日
  • 超ヤバい経済学

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    ヤバい経済学の続編です。
    前作と変わらず取り上げるテーマが良いです。
    僕が好きなテーマは”サッカー選手になるには何月に生まれると有利?”です。サッカーに限らず、早生まれは若干損なのかもしれません。

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    2014年09月17日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    インセンティブは現代の日常の礎である

    通念はだいたい間違っている

    遠く離れたところで起きたほんのちょっとしたことが原因で劇的な事態が起こることは多い

    専門家は自分の情報優位性を自分の目的のために利用する

    何をどうやって測るべきかを知っていれば混み入った世界もずっとわかりやすくなる

    アメリカでは中絶が増えたことによって犯罪数が減っている(但し今も論争中)

    学校の成績と相関している八つ
    ・親の教育水準が高い
    ・親の社会・経済的地位が高い
    ・母親は最初の子供を生んだとき30歳以上だった
    ・生まれたとき未熟児だった(マイナス要因)
    ・親は家で英語を話す
    ・養子である(マイナス要因)
    ・親が

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    2018年11月25日
  • バフェットとソロス勝利の投資学―――最強の投資家に共通する23の習慣

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    タイトルこそいかがわしい感じがするが、実に真摯に書かれた本。例えば、「株で1億円儲けた!チャートの読み方」みたいな安直でくだらない本ではなく、マーケットは予測できないとの前提のもとで、いかにリスク回避的であることが美徳であるかを多数の参考文献を引用しながら示している。

    投資で最重要なのは儲けることではなく、損をしないこと。そのために、ソロスは政治、経済、産業、通貨、金利、その他の展開を調査する。一方、バフェットは大量の財務諸表を読む。投資の本ではあるが、ある意味、彼らの人間ドラマにもなっている。

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    2013年06月22日
  • 超ヤバい経済学

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    ネタバレ

    これが今の経済学なのかと気づかされた。統計学とか社会学、心理学との境目がなくなってきたように思う。
    なお、まじめな学術論文集に面白い邦題をつけるのは、売れるのだからしょうがないとはいえ、いい加減にしてほしい。

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    2013年05月03日
  • 超ヤバい経済学

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    ・ミクロ経済学の話で
    普通は取り上げない題材を取り上げていて面白かった。

    自分が熟読したのは売春婦の話と地球温暖化の話

    ・売春婦の話は大学の講義では
    絶対に出ないという意味で新鮮だったwww

    昔は売春婦の賃金は高かったけど
    無料の婚外セックスが増えてきたから
    需要が減り、安くなったというのは面白い

    個人的に思うのは
    日本の風俗産業も風俗嬢の賃金は昔に比べると減っただろうが、
    同じように出会い系などの影響があり、
    需要が減ったのかもしれない

    風俗系のアルバイト雑誌なども街に無料であったりして
    供給側の敷居も下がって供給過多になったのかもしれない

    それとポン引きがつくことのメリットが

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    2013年03月31日
  • 超ヤバい経済学

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    前作よりはもっと固い。エスコートサービス(要は援助交際、高級娼婦)のハナシは実にマジメなビジネスモデルのエピソード。
    後半のテーマは、重要な問題がとっても簡単な技術で解決できることがある、てこと。特に、地球温暖化対策についての議論はマジメな意味で興味深い。原書の刊行はクライメート事件の前だけど、その辺は訳者後書きでフォローされてる(念のため、地球温暖化が概ね人間の影響で進行してる、ということに反対する専門家はいない)。

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    2012年09月06日
  • 超ヤバい経済学

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    前作をしのぐ面白さ。今回も地球温暖化問題の通説に大胆にも勝負を挑んでいる。だいたいアル・ゴアなんて大金持ちで環境問題やってますっていうのがもう信じられない。本書にもある通りことさら大きなもんだいになっているが、実はもっと簡便+経済的な解決方法があるという鼻あかしがこの本のだいご味だろう。

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    2012年08月21日
  • 超ヤバい経済学

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     これを読むと「経済学ってなんだろ?」と思う。
     結局のところ、人が何に価値を感じて対価を支払うか、ということなんだろうか。欲望そのものというか……幅広いわー。

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    2012年07月20日