望月衛のレビュー一覧

  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    ●世に蔓延る通念というものは、通用しない。人が動く理由は、インセンティブにある。人が何かをしでかすとき、そこにはどのようなインセンティブが働いているのかをユニークな分析で明かしている。

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    2018年10月24日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    反脆いという概念って何だろ?と手にとってみた。冒頭、「衝撃を利益に変えるものがある。変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・繁栄する。そして、冒険、リスク、不確実性を愛する。」って、ドラゴンボールの孫悟空みたいなものかと。

    「第1部の反脆さとは」、「第2部 現代性と、反脆さの否定」、「第3部 予測無用の世界観」と、例えば進化、例えば歴史、例えば医療と、他にも様々なエピソードを用いて、反脆い状況の説明と素晴らしさが書かれている。本の半分くらいまでは、これは、良い本なんじゃないか?という期待のもと読み進めたが、後半から、自説に対する批判的な人への攻撃的な物言い(たぶん、デブのトニ

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    2018年09月11日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    「ヤバい」だけあって、
    ・相撲の力士は八百長なんてしない?
    ・学校の先生はインチキなんてしない?
    ・ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?
    …など、面白いテーマが続けて語られていくのだが、逆に整理された経済学の解説になっていなかったので、期待と違った。

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    2018年05月09日
  • 1分間で経済学―――経済に強い自分になる200のキーワード

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     一問一答形式で読みやすい。見開きの左ページに解説、右ページに関連する図や写真などが掲載されている。写真はやや恣意的な物を感じなくもないが、全く関連がないとはいえない微妙なところをついている。解説も政府批判的、小さな政府を指向しているところが見受けられるが、そのあたりを意識して読めば問題のないレベル。比較的新しい用語や新しい事象を扱った用語はこなれていない感じがした。これはまだその事象が過去のものとなっていないという事を表しているのだろう。

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    2018年01月20日
  • 反脆弱性[上]―――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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    やはり複雑系や一神教の人たちは結局のところ、確実性を最も求めているからこそ「不確実性」と自分に呪文のように唱えなきゃいけないような人たちな気がして、本当の意味で不確実性を受け入れられている人たちではないきがするのよね。

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    2017年12月08日
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する

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    発行されてからだいぶ時間が経ってしまっているので、もう「最新の!」という感じは薄くなってきましたが、
    ここ最近の経済学のトレンドである行動経済学など心理学×経済学的なものはどんな問題に解決策を見出せるのかを知るにはいい内容だと思います。
    こういうことができるって知っていたら、大学で経済学にももっと興味を持てたかもしれないなと思いました。

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    2017年11月24日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    男性の方が容姿に影響される、って説が面白かった。

    経営者側に美形は必要か?って章の、全員美形だとコストがかかるから対外的な役職には美形を置いて、見えない役職にはブサイクを置いておけって説が、そりゃそうだよなぁと思いつつもひどい。

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    2017年06月23日
  • 超ヤバい経済学

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    ミクロ経済学ってなんでも挑戦するんだんあ。どこまでが経済学なのか。心理学であり、社会学であり、動物学であり、環境学でもある。

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    2017年04月03日
  • 超ヤバい経済学

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    う〜ん、1冊目が売れ、ブログに書いていたことを1冊目と同じテイストで2冊目を出したが、読者が得られる情報と比べて冗長な部分が多過ぎた。
    更に著者達がアメリカ的な皮肉な言い方や言い回しを多用して、それを真面目に翻訳していることから慣れていない日本人に入って読みにくいことこの上ない。

    なお、この様な読みにくい翻訳本こそフォトリーディングでキーワードを拾い読みするのに適している。
    真面目に熟読してして失敗した。

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    2016年06月20日
  • 超ヤバい経済学

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    映画にもなった『ヤバい経済学』の続編。

    前作と同じテイストで、既存の常識にとらわれない分析をしている。

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    2016年04月20日
  • 経済は「予想外のつながり」で動く

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    経済学の前提となっている「人は合理的である」という定義自体が、じつは非合理であるということを論説している本。仮に合理的でありたいとは思っても、膨大な選択肢から「最適」を求めることは無理だし、それ故にいわゆる「口コミ」に影響を受ける方が多いのは、結果が示している。ということを、色々な角度から説明しているものの、最後は若干お腹いっぱいというか、冗長にも思えなくもない。でもマクロ経済をどうこうしようというのではない限り、実際のビジネス上はこの視点を前提とした方が合理的ではなかろうか。

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    2016年01月22日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    人はインセンティヴで動くが、単に与えるだけでなく、どれだけ与えるか、どのような形で与えるかによって、反応の仕方はまるっきり変わってくる。

    著者の研究グループでの事例を織り交ぜながら、インセンティヴの掘り下げを行っている。

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    2016年01月03日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    ネタバレ

    顔の良し悪しがどの程度収入に影響するか、をベテラン経済学者がまとめた本。
    以外とこの類の論文は書かれてはいるらしいが、本流とは認められてはいないと入っている。訳文的には「ブサイクが〜」というのが連発されるためあまり読んでいて心地よくはない。

    仕草や体つきまで入れてしまうと適正かつ安定的な評価は難しいためこの本では顔の良し悪しに絞っている。また見た目の評価はあまり母集団によってばらついたりはしない。

    顔が良いことのプレミアムよりも悪いことのペナルティの方が大きい。また男性の方が格差は大きくなる。女性は職に付かないというオプションが男性よりも現状は多く、「ブサイク」は職を持っていない可能性が高

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    2015年09月01日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    何か語っているようで、あんまり何も語ってないかなあ。
    美貌によって得/損があるのでは?というのは凡人の誰もが薄々、でも確信を持って思っていることで、それを立証しようとするのは面白いのだが。

    まずサンプルとして「美しい人」「普通の人」「醜い」を分ける時、一体何の基準で分けてるのかが曖昧だし疑問。美は顔の対称だけではないはず。

    そしてアンケートの対象の層や、何をもって「得」とするのかも、なんかバイアスがいろいろかかり過ぎて、ズレズレのような気がする。

    話の種としては面白いけど、としか言いようがない。

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    2015年07月16日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    こういう題材を経済学で真面目に追及した本は初めて読んだけど、アンケートの結果を細かく分析して仮説を立てたり、なかなか細かい内容。容姿の差で生じる不利益からの生涯収入差が23万ドルってなかなかインパクトあるけど、実際は見た目以外の要因も多々あるので、直接的に体感する差では無いのかも。

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    2015年06月26日
  • 超ヤバい経済学

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    コテコテの経済学ではなく、数字を使って物事を考えた事例を多く出している。
    飲酒運転の危険度が酔っぱらって歩いて帰る危険度のほうが高い。
    需要供給の価格の関係などは米国における風俗の実態にも
    あてはまるなど実社会に経済学の公式を当てはめて考えるヒントになると思う。

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    2015年06月06日
  • 美貌格差―生まれつき不平等の経済学

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    ネタバレ

    面白いテーマなのだろうけど、書籍にするほどのネタがないのだろう。大きめのフォントでページ数も少ないが、それでも同じような内容の繰り返しが目立つ。

    経済学が希少性に関する学問である以上、美貌について論ずるのはよいが、やはり定量的な話は難しそう。5段階で評価(文化や個人の好みなどによる差もあるし、これ以上細かくしても意味がないとは思うけれど)したところ、4−5の美貌であれば女性は8%、男性は4%収入が多い。逆に1−2だと女性は−4%、男性は−13%の収入減になる。たとえば教育期間の場合はこれが一年延びるごとに収入が10%増えるので、容姿は通学1.5年分ぐらいに相当するということになる。
    美貌効果

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    2015年04月18日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    まあ,お話しとして面白い,かな.本書は最初から最後まで,どの場面でどんなインセンティブが最も効くか,という実験の紹介なのであるが,言い換えると,如何に人をコントロールするか,というお話しなので,感覚的にちょっと合わない.アメリカの荒廃校を改善するインセンティブの実験は面白いのだが,人を教育する立場にある身からすると,やっぱりちょっと....

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    2015年03月21日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    対照付きの実地実験で人間の行動を解き明かす。男女の稼ぎの差は社会的なもの。損失回避の方が強力。幼少期からの学習支援が効果的。差別の理由は、悪意より経済的評価の方が大きい。

    結果やストーリーは既に別の本で読んだことがあるものが多いのだけれど、この本が最初だったのか?

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    2015年08月29日
  • その問題、経済学で解決できます。

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    実験を用いて経済学の理論やモデルを実証するという新しい研究手法について書かれた良書。しかし、帯の宣伝に比べて内容は冗長的で、ノーベル経済学賞候補に該当するのか疑問を感じた。印象的な章としては、人が寄付を行うことの分析の章が非常に面白く、現実のNPO経営でも応用できるのではないかと感じられた。インセンティブという概念も、これまで私が認識していたプラスのお金などの正のインセンティブだけでなく、人種差別、性差別などによる負のインセンティブがあるのだということが非常に印象深かった。

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    2014年09月24日