睦月ムンクのレビュー一覧
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薔薇十字叢書というのは京極夏彦公認の「百鬼夜行」公式シェアワールド、ということなのですね。本人が長く書かないために現れた世界、ということでしょうか。
主要な登場人物は、かなりよく捉えられていたと思います。話全体の展開は50ページほど読んだところで、思った通りに進んでいくのですが、よく勉強して書かれているので、その部分を楽しむ形になりました。
本当によく原典を読み込んで書かれているな、と思いました。
あの方の訃報のあとに読みましたので、なんだか、しんみりしました。「妖怪大戦争」をまた見たくなりました。
ホームズ物にも良作のパスティーシュが多々あるし、そうなっていくのかなあ。
そういえば、御手洗潔 -
Posted by ブクログ
聡明な貴族の娘は、亡くなった祖母の遺品を家族と共に
嫁ぎ先の『家』へと運んだのだ先で、驚きべき事に直面する。
いい人そうなのが案外…というよりも
周囲がほぼ敵というのもいかがなものか。
人畜無害そうなのはいますが、面倒そう。
というより、母親。
ものすごく『貴族』という感じがします。
家族という感じがしない、というのもありますが。
これに家族愛を求めるのはどうかと…。
どう考えても『大人』ではありませんし。
この時期の子供にしては、かなりの冒険。
よく成し遂げました、というのはありますが
この後…どうするのでしょう?w
非現実、の後は、確実なる現実、です。
これだけ外が騒がしければ、確実に -
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ネタバレ 購入済み
印象が薄い
さっき読み終わったばかりだけど、なんだっけって思うくらい印象が薄い。
いろんなエピソードがあるけど、そういう展開になる必然性が感じられなくて、作者がそういう展開にしたいのかなぁ、、、?みたいに感じちゃう。どうしてそう思った?どうしてそうなった?の連続でついていけませんでした。
主人公の足を治すエピソードも、そんなん主人公が望んでたことなんて一回もないのに、なんで攻めは命懸けてるんだろうと不思議でした。
一方で一番印象に残ってるのが主人公が最初に出会った隷属の子供。この物語が始まるきっかけと言えるキャラが、悪役になっちゃってて、、、不憫すぎる。 -
購入済み
消化不良。
ざまあモノじゃないから仕方がないのですが、泉に突き落としやがった大神官がその後なんの罰(刑罰・神罰問わず)も受けなかったのか気になり、モヤモヤしました。
主人公転移後の元の世界の様子が知りたかった。
あと、初めの方に出てきた攻めの元婚約者。
出番があれで終わりなら全く出さないほうが良かったです。完全に蛇足になってしまっている。
出すのであれば、その後もどこかで悪役として登場してくれないと、なんの為に出したのかが分からない。全く必要のない存在。地の文で婚約者がいた時期があると仄めかす程度で十分です。