あらすじ
北海道新幹線が開通する直前、奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身移り住むことになった女子高生・真緒。遠縁の大伯父が住む函館山の洋館「遠野邸」に向かうのだが、そこにいたのは不審すぎる若い男だった。謎を抱えたままその無口な男と同居生活を始めた真緒だったが、「遠野邸」がかつて伝説の珈琲を出す喫茶店で今はほとんど店をあけていないと知り…!?
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Posted by ブクログ
タイトル見て思わず購入。函館は第二の故郷です。
店主がイケメンそうな雰囲気が文体から伝わってきます。登場人物のイメージが挿絵通りでニヤリ。
レトロで西洋な函館感より、地元の函館感が伝わってきました。住人にとってはレトロで西洋な函館は昔から周囲にあるのが良いなあと思いました。主人公もあっさり函館に染まっちゃって、良い居場所が見つかってよかった。本当に。
登場人物たちのその後が読みたいなあと思いました。
Posted by ブクログ
母の再婚を期に単身、北海道は函館の
親戚の家に居候することになった真緒
洒落た喫茶店をもつ洋館での新しい生活は
不審な男の足蹴りから始まったーー
*****
星マニアのイケメンが…!というので手に取ってみたところ
とても面白かった
まず話のテンポや、登場人物の個性もよく、掛け合いが気持ちよくて
読んでいて疲れないし
ストンと入ってきて、
なんだか気持ちも軽くなるような作風
謎に満ちて無愛想で無口な壮一郎の、
しかししっかりとした面倒見と優しさに
これは惚れずにおれまい!とウキウキして読み進めた
話は、真緒を中心に
本当に日常によくあるようなささやかな謎と疑惑を解決していくスタイル
変に力むことなく、
壮一郎に関してはなんだか謎の安心感もあって
読後爽やかな作品だった
続編が待たれる!!