睦月ムンクのレビュー一覧
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感想
主人公の少女が今まで見てきたすぐに人を信じて感情を露わにする子たちに反して、年不相応に賢くけれど相応に感情豊かな子で、そんなきつい言葉ばかりはきがちな子がふとこぼした素直な好意や強い感情がより一層この子の魅力を増していた。
青い詩人の正体は、察しが良ければすぐにわかる。
しかしその正体が少女に露見する段階は実物だった。劇的と言えるかはわからないがこの出会いと別れが詩人が今まで辿ってきた歴史なのだとも感じた。
最後の二人の別れ際でキッスの少女の心象は確かにそうだと思うしそれはそれとして詩人の愛が人を愛おしく思う系だと思ってたので抱きしめるを越して「深く」キッスをしたことに彼の彼女に向ける愛が結構 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人は誰でも自分自身でしかいられないけれど、一切の誤魔化しのない自分自身のままでいることは勇気のいることなのかもしれない。
自分を押し込めて生きようとしていた刻雨と、顔を失ってしまった「あらたま」、巡り巡った出会いの中に彼らが偽りない自分自身に立ち返るための勇気の芽が潜んでいた。
東アジア風のファンタジックな世界の中で展開する、冒険と葛藤と育っていく友愛を楽しみました。 #NetGalleryjp
2023/6/20 追記
『あらたま』が自身の正体を思い出し現状を理解しながらなお彼自身を保ち続ける姿を目の当たりにし、また彼の心の抱える暗闇に触れ、「あなたは人など喰いません」自分の心のままに信じ -
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みんな良いキャラ
登場する人たちがみんないいキャラしている(悪役は除く)。みんな、優しくて真面目で真摯に生きている。さわやかな気持ちで読み終わることができました。
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やっぱり江本さんの作品は面白い
私はこの作者の作品がとても好きです。今回も読み終わった後に、よかったなぁとしみじみしました。ぜひ読んでみてください。他にもこの作者による異国の文化の違う結婚のストーリーがいくつかありますので、この本を読んで気に入られた方はそちらもチェックしてみてください。星5つのオススメです。
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心が澄みわたるような物語
20%offクーポンが来たから、とりあえず買ってみたこちらの本。1、2巻を通してとても美しい物語でした。風景が頭の中に思い浮かび、おいしそうな食事も丁寧に描写されていて、まるで一緒に旅をしているような気分になりました。なによりも主要人物がとても魅力的です。そのうち、Eテレ辺りでアニメになるんじゃ?
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とっても面白かったです
一気に全部読んでしまいました!
ヒロインの、儚げで弱そうに見えて
芯は強く、なんでも一生懸命に頑張る姿
とっても大好きです
できればもっともっと、先のお話も見てみたかったです
子供が生まれるところとか -
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夫婦がメチャかわいい。
ホントにこの夫婦、かわいいの。成り行きで夫婦になったんだけど、どんどんお互いがお互いを必要として、あのめぐり合わせは偶然ではないんだなぁって思うくらい。1巻は序章に過ぎず、張られた伏線がうまく回収されている。そして1巻とは違うハラハラドキドキのストーリーだったけれど、最後は本当に良かったねとリュザールに言いたい。
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試し読み
ネットの方で
連載を読んでましたが、好きな作品です。
文庫が出たら買います。
出てくるキャラクターそれぞれが
個性的でとても魅力的。
動物たちも愛嬌があって可愛いです。
印象の悪い人物たちも登場するので、
ストーリーとして読み応えがありますよ。
ぜひ試しに読んでみて欲しい作品です。 -
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地獄が舞台
初めての作家さん。
良い…すごく良い。
地獄が舞台で、地獄の門番疾風と黒星が主人公。
疾風は15歳で亡くなり目が覚めたら一本角の鬼となっており、相方黒星やら閻魔大王やら奪衣婆やら獄卒やらの地獄にいて。
元々疾風と黒星は地獄の門番なんだが、手違いで疾風の記憶は人間のまま。
黒星の疾風に対する執着がすごく疾風はツンデレと言うかデレほぼ無しでそのまま最後まで。
最後までエロは無いしこの二人の関係は恋愛かと言うとそうでもなくBL?なのかどうかも曖昧ではあるがそのやり取りは間違いなくBLだよなあ…。
作者買い決定いたしました。続編求む!