あらすじ
神子であるロベルトは貴族の令息であったが、自身が隷属させた隷魔エヴァリスに一族を殺されて爵位を失った。だが6年後、事件の夜に出奔したエヴァリスが突然、ロベルトの前に現れ!? エヴァリスは次期魔帝候補に上り詰めており、従僕の身に貶めたロベルトに復讐を果たすために現れたかに思われた。だが予想に反してエヴァリスは以前と同じようにロベルトを「ご主人様」と呼び、かいがいしく仕える。徐々にロベルトの中で、エヴァリスは犯人ではないのではと疑問が生じ…?
【電子特別版】壱師散子先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
貴族の子息で神子のロベルトは隷属した隷魔エヴァリスに一族を殺され爵位を失い平民として暮らしていて6年経った今突然エヴァリスに攫われ生き残った自分に復讐するのだと思いその前に何とか隷属の首輪を外し自分から解放させなくてはと考えて、エヴァリスはロベルトへの忠誠は変わらず一族を殺したのも自分ではないと伝えロベルトの足を自らの命を懸け治そうとする。
お互いに相手のためにと考えて行動する事がすれ違ってしまっていてもどかしくて仕方なかったです。
お互いの気持ちを伝え合えてホッとしたのにその矢先にロベルトを連れ去ったラハンの正体がかつてロベルトが助けたいと思い助けられなかったシアンであった事には驚きました。
ロベルトの苦悩は計り知れなく、でもそこで間違えることなくエヴァリスを信じ共に解決へと迎えたので良かったです。
エヴァリスがはじめから最後までロベルトを溺愛し、ロベルトもエヴァリスへの気持ちを自覚し伝えてからの甘える所はしっかりと甘えるのが最高でした。
意外な事が隠されていたりと読み応えのあるお話でした。
Posted by ブクログ
没落した元貴族の神子の受けと従魔(魔人?)の話。
最後の事件はちょっと悲しい展開で終わってしまったけど、敵がやったことを考えると仕方ないかな…という感じもする。
足も良くなってハッピーエンド!
印象が薄い
さっき読み終わったばかりだけど、なんだっけって思うくらい印象が薄い。
いろんなエピソードがあるけど、そういう展開になる必然性が感じられなくて、作者がそういう展開にしたいのかなぁ、、、?みたいに感じちゃう。どうしてそう思った?どうしてそうなった?の連続でついていけませんでした。
主人公の足を治すエピソードも、そんなん主人公が望んでたことなんて一回もないのに、なんで攻めは命懸けてるんだろうと不思議でした。
一方で一番印象に残ってるのが主人公が最初に出会った隷属の子供。この物語が始まるきっかけと言えるキャラが、悪役になっちゃってて、、、不憫すぎる。