あらすじ
遥かなる草原と精霊の祝福が、
新婚夫婦に幸せを運ぶ──。
江本マシメサが贈る
遊牧×グルメ
異国恋愛ファンタジー 堂々の完結!
調停者の一族の青年・リュザールと、不遇な羊飼いの少女アユ。
草原で出会いを果たした二人はそのまま結婚することになり、
思いがけない新婚生活が始まった。
働き者のアユは、ユルドゥスの温かい人々との遊牧暮らしのなかで
生きる希望を取り戻し、リュザールとの絆も深まっていく。
初夏のある日、二人は小さな隊商と行動を共にしていたところ、
侵略者一族の襲撃に遭う。
リュザールは自らの血によって精霊の力を揮い侵略者を撃退するものの、
その代償は大きく、倒れ伏してしまい……。
※電子版は書き下ろしショートストーリー『セナとケナンの遊牧暮らし』の特別付録つきです。
感情タグBEST3
やっぱり江本さんの作品は面白い
私はこの作者の作品がとても好きです。今回も読み終わった後に、よかったなぁとしみじみしました。ぜひ読んでみてください。他にもこの作者による異国の文化の違う結婚のストーリーがいくつかありますので、この本を読んで気に入られた方はそちらもチェックしてみてください。星5つのオススメです。
Posted by ブクログ
良かった...きちんとハルトスと決別できたのも最高だったし、夜間放牧などでリュザールのやさしさに胸を打たれたし何より独自の慣習が面白かった。その後の二人も見てみたいと思える内容で最高でした。
遊牧民族の生活を垣間見る
アユの家族、本当酷い。
非道すぎる。逃げてぇって思いながら読みました。
リュザールの一家との対比が酷すぎる。
アユが調停一族の一員として幸せになってよかったと思いました。
調理の過程など丁寧に描写があり、遊牧民族の文化が知れて面白かったです。
みんな良いキャラ
登場する人たちがみんないいキャラしている(悪役は除く)。みんな、優しくて真面目で真摯に生きている。さわやかな気持ちで読み終わることができました。
心が澄みわたるような物語
20%offクーポンが来たから、とりあえず買ってみたこちらの本。1、2巻を通してとても美しい物語でした。風景が頭の中に思い浮かび、おいしそうな食事も丁寧に描写されていて、まるで一緒に旅をしているような気分になりました。なによりも主要人物がとても魅力的です。そのうち、Eテレ辺りでアニメになるんじゃ?
夫婦がメチャかわいい。
ホントにこの夫婦、かわいいの。成り行きで夫婦になったんだけど、どんどんお互いがお互いを必要として、あのめぐり合わせは偶然ではないんだなぁって思うくらい。1巻は序章に過ぎず、張られた伏線がうまく回収されている。そして1巻とは違うハラハラドキドキのストーリーだったけれど、最後は本当に良かったねとリュザールに言いたい。